蔵王・熊野岳〜刈田岳

日程:2019年7月2日

 <行動記録>
 前日の宿泊地の田沢湖水沢温泉から9時11分発のバスで田沢湖駅に出てから、秋田新幹線で仙台駅で昼食を食べて、山形駅に14時30分に着いて、予約していたホテルにチェックインした。

 7月2日 天気:霧・曇り後晴れ
 ホテルを6時30分に出て山形駅6時50分発のバスで蔵王温泉に7時30分に着いた。すぐに歩き出し5分ほどで蔵王センタープラザに着いて、そこからゲレンデを脇を登って行くと祓川の登山口に着く。硫黄の香りがする中、登山道に入りしっかりした登山道に沿って登って行く。30分ほどして衣類調整の休憩を取る。登山道はトラバース気味に右へと続いて行く。途中には下りがあり、快適に登って行く。登山道の足元にはマイズルソウが見られるようになり、堰堤の沢を越えると姥沢の道標があり、そこを過ぎると林道を横切る。一部は滑る石で慎重に歩いて行く。途中で休憩を入れて歩いてくとユートピアコースと合流して、直ぐに御田神様になる。すると登山道は開け尾根の右斜面に付けられたところを登っていく。生憎のガスで視界が利かないのが残念である。ワサ小屋跡の手前から特に高山植物が多くなり、イワカガミが沢山咲いていた。ワサ小屋跡からの登山道は立派な棒が目印で立てられ、それに沿って歩くので道に迷うことはない。濃いガスの中、10時35分に熊野岳の山頂に着く。神社があり避難小屋もあった。
避難小屋で少し休憩をしてから、刈田岳へ目指し、目印の棒を頼りに歩いて行く。鞍部(馬の背)に着くと蔵王のお釜が見えた。そして、11時30分に刈田岳に着いた。神社があり近くに駐車場もあり観光地と言ったところで直ぐに登山道を戻る。途中熊野岳避難小屋へ向かうところでコマクサを見た。熊野十字路からワサ小屋へ下るところが高山植物が見事に咲いていて綺麗であった。これほど蔵王が高山植物が見事とは思わなかったので感動した。特にイワカガミ、イワウメが見事であった。
 ワサ小屋跡に12時30分に着いて、風が強いので稜線を少し降りたところで休憩をする。この頃より少し視界が良くなりつつあるようだ。その後は登って来た道を下り、14時30分に登山口に着いて、蔵王温泉プラザで汗を流し、15時20分のバスで山形駅に戻り、ホテルで預けた荷物を受け取り山形駅17時05分発のつばさで東京駅に向かった。車内でコンニャクを摘まみに缶ビールを飲んだ。

<行動時間>
 蔵王BT7:30-10:35熊野岳10:50-11:30刈田岳-12:30ワサ小屋跡-14:30蔵王温泉
<山行雑感>
 全国的に梅雨空の中、山形は曇り後晴れの予報であったのでロープウエイを使わずに下から熊野岳・刈田岳の往復登山をしたが、稜線からの展望は得られず、ガスの中の登山となったのは残念だが、熊野岳の頂上直下の高山植物群落は見事であった。また馬の背からお釜が見えたのは嬉しかった。


記録:KOS


2019年度山行報告へ