8月会山行 北ア・白馬岳

日程:日程 2019年8月12日〜14日

<行動記録>
8月12日 天気:晴れ
 行動食などを購入して10時20分発の糸魚川駅発、蓮華温泉行きのバスに乗車して、11時55分に蓮華温泉に到着すると、駐車場はすでに満杯状態でテント場も混雑が予想された。テントの受付を済ませ600mほど離れたテント場に行き、テントを張る。陽が当たるとテントの中は蒸し風呂状態。しかし、台風の影響だろうかその後は雲が多くなった。
 タオルを持ちロッジへ向かう。14時45分頃にIWS氏がやって来た。直ぐにロッジの内風呂へ入り生ビールを飲む。その後、露天風呂へ行くというので分かれテントへ向かう。16時頃より前が降り始める。この日の天幕は40張り近くになった。
この日はIWS氏用意のそば粉のガレットとラタツーユを頂く。明日は3時起床、5時出発の予定で19時半頃に就寝する。

8月13日 天気:晴れ  3時に起床する。トイレに行くと星が出ていたが、出発する頃には朝靄に包まれた。朝食を食べ身支度を調え4時35分に歩き始める。ロッジまで行きロッジ裏の神社脇の登山道を行く。1時間ほど歩き、尾根状の栂の森の所で休憩する。そこから40分ほどで天狗の庭に着く。この頃には朝靄は消え晴天が広がって、朝日岳、雪倉岳が良く見えた。
天狗の庭から樹林帯をトラバース気味に登って行き、段々と木々が低くなって視界が良くなると白馬大池は近くなる。途中で一回休憩を入れ、8時08分に白馬大池に到着すると登山者の人数が圧倒的に多くなった。さすが白馬岳は人気の山だと思った。白馬大池にも沢山のテントの花が咲いていた。
 1時間ほど歩くと船窪の頭に着く。白馬岳から鹿島槍ヶ岳の方にかけて雲がかかりイマイチの展望である。しかも風が強い。
 小蓮華岳までは一端下ってから登り返す。風が強いので横に振られないように注意しながらゆっくり登って祠と鉄剣のある山頂に10時05分に着いた。時折白馬岳の山頂が雲の合間から望むことができた。東の空は眼下に雲海が広がり、南の方は天気が悪そうである。
ここから30分ほど歩くと三国境で、目の前の急登を登った所が馬の背になる。その上で休憩を入れて、足元を見るとコマクサが咲いていたがすでに盛りは終わっていた。12時05分に白馬岳山頂に着いて休憩する。剱岳の方は雲が広がっていた。
 山頂からゆっくり下って白馬岳頂上山荘のテント場に12時45分に着いた。すでに50張り程度張られていたが、余裕でテントを張ることができた。テントを張り終え生ビールを飲みに頂上宿舎へ行く。小屋前の雪渓から冷たい融雪水が出ていた。冷たくで美味しい。その後、15時頃には120張りを越えるテントが張られていた。
その後はテントでお茶や珈琲を入れまったりする。周囲は以前と風は強いがこのテント場は窪地になっているため影響は少ないようだ。 17時頃に夕食を頂き、18時半頃にシュラフに入るが風の音が気になって寝付けなかった。

8月14日
3時起床する。天気予報では15日は台風が接近すると天気が悪くなるかもしれないので、この日に猿倉まで下山することにした。
昨日残ったサフランライスをラーメンに入れて朝食とする。風の強い中テントを飛ばされないように注意しながら撤収して4時45分にテント場の裏手から歩き始める。展望台で剱岳に朝日が当たるのを待ったがガスが湧いて来て見えなくなったので歩き始めると、しばらくして剱岳に朝日があたり綺麗であった。6時03分に杓子岳山頂に到着して休憩をする。白馬岳の展望の良い所だ。それに剱岳、白馬鑓ヶ岳の展望も良い。休憩しているときに不意にガスが発生してブロッケン現象が目の前に現れた。
杓子岳からガレ場を下って登り返し途中で一呼吸入れえから白馬鑓ヶ岳に7時15分に着いた。剱岳の先に白山も見える。しかし、東側はガスに包まれているで展望は無い。
 白馬鑓ヶ岳からガレ場を25分ほど下ると鑓温泉への分岐に着く。ここから急な登山道を下っていき高山植物帯の所で休憩する。かなり良いペースで歩き、温泉への半分は下った様子。ここは7月下旬だったら高山植物が綺麗に咲いているだろう。
そこから、ハイマツ帯に入って沢筋に入る。岩稜も出てきて鎖場を抜けた、沢水が得られる所で一呼吸入れて、白馬鑓温泉に9時35分に着いた。入浴料500円を払い直ぐに温泉に入る。石鹸は使えないが風呂に入るとやはり気持ち良い。汗臭いのが流される。
入浴後にビールと行きたい所だが、この後4時間ほど歩くのでビールをあきらめ、アクエリアスで喉を潤す。  10時35分に鑓温泉を後にして、猿倉に向かう。途中大きな岩の上で休憩して、小日向のコルの少し先の展望が開ける所で休憩する。この時点で12時12分なのでもしかして13時50分の猿倉発のバスに間に合うかもと頭を過ぎる。12時22分に歩き出してペースを確認すると、休まないで行けばバスに間にあうかもしれないと急ぐことにした。  最後の樹林帯まで来た時に後ろから数人が我々を追い抜いていった。バスに間に合わせる為だろう。しかし、我々はあきらめゆっくり歩き猿倉に13時57分に着いた。  直ぐにフリーのタクシーがあがってきて、声を掛け他の登山者と乗り合いで八方BTへ向かった。直ぐにタクシーに乗れてラッキーである。
八方の湯に入り汗を流し生ビールで山行の無事を感謝して祝杯を挙げた。15時50分の長野駅行きのバスに乗り、長野駅で反省会をして東京駅経由で帰った。

<行動時間>
 8/13 蓮華温泉4:35-6:40天狗の庭6:50-8:08白馬大池8:15-9:05船窪の頭9:15-10:05小蓮華岳10:25-12:05白馬岳1:20-12:45白馬頂上宿舎
 8/14 白馬頂上宿舎4:45-6:03杓子岳6:15-7:15白馬鑓ヶ岳7:25-9:35白馬鑓温泉10:25-13:57猿倉

<山行雑感>
 白馬岳は何度か来ているのが天気の良い日の白馬三山縦走は気分的に楽で楽しい。また、登山者が多く人気の山であることが伺えた。鑓温泉は二度目だが良い温泉でまた来たいと思った。もう少し早い時期の7月の中旬あたりに高山植物と鑓温泉目当てで来て見たい。IWA氏は念願の蓮華温泉と鑓温泉の2つを来ることができて喜んでいた。台風が心配であったが天候に恵まれ良い山行ができました。

記録:KOS


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