八甲田山スキー

日程 2020年2月8日〜11日

 <行動記録>
 出発前の6日に50cm、7日に40cmの降雪があり、RWの積雪量がやっと230cmになり、気温も-10℃を下回って八甲田らしい天候となったので、今回は深雪の山スキーには絶好のコンディションだと喜んだ。後はRWが運休しないことを祈った。

 2月8日 天候:雪&霧

 東京駅6時32分発の東北新幹線に乗り、7時半頃に八甲田RWの運行予定を確認すると、北西の風15m/s、気温-11.2℃とあったのでひと安心である。

 9時50分に新青森駅に着いて、ジャンボタクシーで八甲田RWに向かった。10時45分に着くと早くもKOK氏は来ていた。直ぐに着替えをしてスキーの準備にあたった。

 山頂駅に上がって、まずはダイレクトコースを足慣らしに滑った。山頂付近では視界が20mといつもの状況で、雪面が良く見えないので慎重に滑ったが、前日からの軽い雪の降雪も20cmあって滑りやすかった。山麓に滑り降りて昼食を取った。

 食後にRWに乗ろうとするが混んでいて2本待って山頂駅に上がったのが14時30分なので、この一本で今日はラストであると、変則モッコ沢へ行くことにした。フォレストコースから左に入って行くと、視界が悪いせいか人が入らず雪面が荒らされていなく、ノートラックの斜面を滑ることができ、しかも膝下のパウダーだったので感激した。沢へ降りてからはトレースが無いために、KOK氏が先頭になりトレースを作って、他のメンバーはそれに沿って滑った。

RW山麓駅に15時30分に着いて、16時発の酸ヶ湯の送迎バスで宿に向かった。
 宿に着いて受付を済ませ、明日のツアーの申し込みを行ったら、先週から来ていた方がいて、今日は午前にモッコ沢、午後に銅像コースへ行ったが、前岳の山頂から滑ってとても良かったと言っていた。今夜も冬型の天候で雪が降るので明日は良いでしょうと言っていた。また、積雪が増えたが、まだまだ本来の八甲田の積雪ではないので、雪面に隠れている木に気負付けた方が良いとも言っていた。

 2月9日 天気:雪&霧

 6時45分の朝食を食べ、7時過ぎにRWの運行予定を確認すると、気温-13.4℃、北西の風9m、積雪250cm、降雪40cmとあり、気温が低いことと降雪が40cmあったことで、コンディションとしては最高だと思った。

 9時のツアーバスに乗車してRWへ行くと、乗客の列がすでに外まで並んでた。1時間待ちの10時15分発に乗車して山頂駅に上がる。ツアーは10時45分に出発して、午前は近場に行くとのことで、変則モッコ沢へ行く。連休ともありRWが混むので、ツアーの参加者の様子を見ることもあり、最初は近場に行くことが多いようだ。

 早いチームは山頂へ向かった。ゆっくりチームは直ぐにスキーを履いて、フォレストコースから入って行く。雪のため視界は利かないが、中斜面のところが膝くらいの雪がたまり、場所によっては腰まで潜るという、とても良いコンディションと言える。転ぶと一人では起き上がれない。初参加のHYM氏も軽快にボードで滑っている。続いて左へトラバースして行く。人数が26名と多いので渋滞となる。その後は樹林帯を滑って行き、かなり下の方で沢を渡りフォレストコースへ出る。気温が低いため山麓でもスキーが良く滑った。RW駅に12時15分に着いた。

 RWが混雑して3本待って13時07分発に乗車しようとすると、強風のためこの便が最終とアナウンスがあった。KOK氏などは乗車できたのだが、あとの3名は乗車できず、ツアー中止となった。仕方なく、リフトに乗車して2〜3本滑ってビールを飲む。やけ酒かな?。16時のバスで酸ヶ湯に戻って明日のツアーの申し込みを行うが、KOK氏らはまだ戻っていない。装備の片づけをしているとKOK氏らが戻ってきた。すると、胸まで潜ったらしく、かえって雪が多すぎて急斜面でもスキーが走らなかったと言っていた。

 2月10日 天気:曇り

 出発前の6日に50cm、7日に40cmの降雪があり、RWの積雪量がやっと230cmになり、気温も-10℃を下回って八甲田らしい天候となったので、今回は深雪の山スキーには絶好のコンディションだと喜んだ。後はRWが運休しないことを祈った。  2月8日 天候:雪&霧  朝食を食べた後にRWの運行予定を確認すると、気温-13℃、北西の風5m、積雪270cm、降雪40cmと今日もコンディションは良さそうだ。  9時のツアーバスでRW駅に行くと、乗客の列が駐車場の中ほどまで並んでいる。こんなことは初めてだ。JRバスや観光バスは9時過ぎに着いたのが原因か?  9時50分に新青森駅に着いて、ジャンボタクシーで八甲田RWに向かった。10時45分に着くと早くもKOK氏は来ていた。直ぐに着替えをしてスキーの準備にあたった。  山頂駅に上がって、まずはダイレクトコースを足慣らしに滑った。山頂付近では視界が20mといつもの状況で、雪面が良く見えないので慎重に滑ったが、前日からの軽い雪の降雪も20cmあって滑りやすかった。山麓に滑り降りて昼食を取った。  食後にRWに乗ろうとするが混んでいて2本待って山頂駅に上がったのが14時30分なので、この一本で今日はラストであると、変則モッコ沢へ行くことにした。フォレストコースから左に入って行くと、視界が悪いせいか人が入らず雪面が荒らされていなく、ノートラックの斜面を滑ることができ、しかも膝下のパウダーだったので感激した。沢へ降りてからはトレースが無いために、KOK氏が先頭になりトレースを作って、他のメンバーはそれに沿って滑った。 RW山麓駅に15時30分に着いて、16時発の酸ヶ湯の送迎バスで宿に向かった。  宿に着いて受付を済ませ、明日のツアーの申し込みを行ったら、先週から来ていた方がいて、今日は午前にモッコ沢、午後に銅像コースへ行ったが、前岳の山頂から滑ってとても良かったと言っていた。今夜も冬型の天候で雪が降るので明日は良いでしょうと言っていた。また、積雪が増えたが、まだまだ本来の八甲田の積雪ではないので、雪面に隠れている木に気負付けた方が良いとも言っていた。  2月9日 天気:雪&霧  6時45分の朝食を食べ、7時過ぎにRWの運行予定を確認すると、気温-13.4℃、北西の風9m、積雪250cm、降雪40cmとあり、気温が低いことと降雪が40cmあったことで、コンディションとしては最高だと思った。  9時のツアーバスに乗車してRWへ行くと、乗客の列がすでに外まで並んでた。1時間待ちの10時15分発に乗車して山頂駅に上がる。ツアーは10時45分に出発して、午前は近場に行くとのことで、変則モッコ沢へ行く。連休ともありRWが混むので、ツアーの参加者の様子を見ることもあり、最初は近場に行くことが多いようだ。  早いチームは山頂へ向かった。ゆっくりチームは直ぐにスキーを履いて、フォレストコースから入って行く。雪のため視界は利かないが、中斜面のところが膝くらいの雪がたまり、場所によっては腰まで潜るという、とても良いコンディションと言える。転ぶと一人では起き上がれない。初参加のHYM氏も軽快にボードで滑っている。続いて左へトラバースして行く。人数が26名と多いので渋滞となる。その後は樹林帯を滑って行き、かなり下の方で沢を渡りフォレストコースへ出る。気温が低いため山麓でもスキーが良く滑った。RW駅に12時15分に着いた。  RWが混雑して3本待って13時07分発に乗車しようとすると、強風のためこの便が最終とアナウンスがあった。KOK氏などは乗車できたのだが、あとの3名は乗車できず、ツアー中止となった。仕方なく、リフトに乗車して2〜3本滑ってビールを飲む。やけ酒かな?。16時のバスで酸ヶ湯に戻って明日のツアーの申し込みを行うが、KOK氏らはまだ戻っていない。装備の片づけをしているとKOK氏らが戻ってきた。すると、胸まで潜ったらしく、かえって雪が多すぎて急斜面でもスキーが走らなかったと言っていた。  2月10日 天気:曇り
 朝食を食べた後にRWの運行予定を確認すると、気温-13℃、北西の風5m、積雪270cm、降雪40cmと今日もコンディションは良さそうだ。
 9時のツアーバスでRW駅に行くと、乗客の列が駐車場の中ほどまで並んでいる。こんなことは初めてだ。JRバスや観光バスは9時過ぎに着いたのが原因か?。

 1時間半ほど待って10時35分発に乗車して山頂駅に上がる。ツアーは11時に出発した。昨日同様に最初は近場の変則モッコ沢へ行く。
幸いに視界があるので気分は上がる。フォレストコースから入るのだが、最初はノートラックの斜面が待っていた。ここは前に出てノートラックの斜面の美味しいところを頂き、膝上の新雪で浮いたスキーの感覚がすこぶる良い。次は左へ移動してからも雪が溜まりノートラックで腿まで潜るほどの軽い雪で良かった。その後は樹林帯を滑って行き、昨日と同じところで沢を渡り、フォレストコースへ出る。RW駅に12時15分に着いて、1時間ほど待って山頂駅に上がる。

午後のツアーは14時に銅像へ向けスタートをする。田茂萢岳の山頂へ上がり滑り始める。最初の急斜面は右よりの斜面を滑ったのだが、雪は良いものの他のツアーが滑った跡だったので少し残念。下へ滑り降りてシールを付け、前岳へ向け歩いて行く。すると途中でKOSのビンディングの調子が悪く、直ぐに外れてしまう。何とかごまかしながら前岳鞍部まで来た。滑走準備に入るも、やはり滑ろうとすると直ぐに外れる。仕方なく思案に暮れていると、他のガイドから無線が入り「テルモスのお湯をかけてみて!」と連絡が入り、実践するとビンディングが復活した。低温のため凍り付いていたのだと認識する。前岳の斜面を慎重に滑り、その後は樹林帯を滑って行き、2回沢越えをして、銅像茶屋に16時に着いた。マイクロバスで酸ヶ湯に戻った。後日、早いチームの方から話を聞くと、前岳の山頂から滑ったとき胸まで潜ったことを聞く。羨ましいかぎり!。

2月11日 天気:曇り時々雪  朝食を食べRWの運行予定を確認すると気温-12.4℃、北西の風10m、積雪250cm、降雪10cmとあり、雪が降ったことで昨日の滑った跡がリセットされそうなので、期待が膨らんだ。  9時のツアーバスでRW駅に行くとやはり外まで並んでいたが、昨日ほどではなく10時のRWに乗れた。10時35分にツアーは出発して田茂萢岳山頂に登る。銅像コースに向け動き出し、最初の急斜面は左側の斜面に入ると、新雪のノートラックが残っていた。膝上の新雪であったが、雪が降り霧もあり視界が30mほどなので、雪も昨日よりやや重なので慎重に滑る。今日はブラストラックのスキーに変えたこともあり、浮力が少し落ちる感じがしたことも原因かと思った。下へ降りてからシールを付けて歩き出す。40分ほど歩いて前岳の鞍部に着いてから滑走準備に入る。銅像の下部をトラバースして奥の斜面に行くとリセットされノートラックの斜面が待っていた。
やや重の雪で昨日ほどの軽い滑りではなかったが充分に楽しめた。その後は北尾根の方に回り込み、ガイドがノートラックを探しながら滑った。また、雪の下に隠れているブッシュに注意しながら滑って行く。樹林帯へ入ってからはノートラックを選びながら滑って行った。沢を超えた後の斜度の無い樹林帯は20〜30cmの新雪では返って滑らないので、トレースに添って滑って行く。そして、あっという間に銅像茶屋に着いた。早いチーム、ボードチームは前岳の山頂まで行ったことを聞く。迎えのバスで酸ヶ湯に13時頃に戻り、荷造りを行い風呂に入って、青森駅に出ていつも行っている寿司屋の「三国」行くも14時で店じまいをしてしまったらしく、駅に近い「大黒寿司」へ行き、田酒を飲みランチの寿司を食べた。
 新青森駅17時22分発の新幹線で帰った。

<山行雑感>
 今年の天候は全国的に雪不足であったが、八甲田もその例にもれず、雪が少なかったが、行く前々日に50cm、前日に40cmと降り、尚且つ山行中も降り続けて、積雪が270cmまで回復して、気温も-10℃以下に下がって今季最高で最後の良い条件になったことは幸せであった。だが、連休で雪の条件が良かったためかRWがメチャ混みで10日などは1時間半待ちで乗車するなど、ツアーも銅像コースを1日2本行くことは無く、結局3日間で、銅像コース2本、モッコ沢2本と条件が良かっただけに残念な感じがする。  今回初めて参加したHYM氏はボードが上手でガイドにも褒められるほど軽快に滑っていたので、バックカントリーに慣れている様子であった。久々に参加してIZA氏はこれまで深雪の滑りの経験が少なかったため、深雪の急斜面には苦労していたようだ。八甲田の深雪は他ではなかなか経験ができないので、早く慣れるように八甲田に足を運んでください。
 また、今回はビンディングが凍り付くという経験をして、テルモスの湯の大切さを痛感した。

記録:KOS


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