八甲田山スキー

日程 2019年4月22日〜25日

 <行動記録>
 4月22日 天気:曇り
 東京駅6時32分発の北海道新幹線はやて1号に乗車して、9時52分に新青森駅に着いた。9時59分発の各駅で青森駅に10時04分に着き、10時15分発の酸ヶ湯の送迎バスで酸ヶ湯に11時20分に着いた。昼食はおにぎりを食べ12時30分の酸ヶ湯の送迎バスでロープウエー駅に行き、13時のロープウエーで山頂駅に上がる。この日はロープウエイ周辺のモッコ沢からダイレクトコースへ抜けるなどを3本滑る。

   4月23日 天気:晴れ
 6時に起床して、6時45分に朝食を食べる。7時15分に八甲田ロープウエーの運行状況を確認すると気温2.2℃、南西の風8m、積雪200cm、降雪0cmで安心する。スキー靴を履こうとしていると津川ガイドから「今日は南八甲田に行こうと思うんですが」と言われ、是非行きたいと答えた。  ツアーは8時55分にツアーバスがスタートする。メンバーは3人であった。ガイドは津川氏と徳差氏の二人であった。9時20分に城ヶ倉大橋を渡った大川原の八甲田教会の先の除雪末端からシールを付け歩き出す。ガイドから今日のコースは横岳から横沼、逆川岳を越えて行くと説明があった。最初は緩やかな斜面をシール登行して樹林帯に入ると少し傾斜が増していく。樹林帯の途中で休憩を入れる。段々と傾斜が増すがジグザグに高度を上げていく。朝の内は曇りであったが2本目の休憩をする頃には晴れてきた。すると気温が上がり始めた。
 二回休憩して登っている時に熊の足跡を発見する。その後にカモシカの毛の一部を発見する。しかも肉片が付いているので、おそらく熊にやられたのであろうと推察される。横岳の頂上は細長くなっていて、ニセ頂上にだまされながら頂上を目指す。そして、12時15分に横岳の頂上に着く。櫛ヶ峰から下岳の南八甲田が良く見える。また、北八甲田の大岳や赤岳が良く見えて新鮮な感じがした。
 横岳の頂上でシールを外し滑走準備に入る。気温が14℃と暖かいのどやかな気分になる。12時35分に横岳の斜面を滑る。斜度が30度ほどあり、しかも滑るザラメの雪で快適に滑り降りる。振り返るとかなり良い斜面である。そこからアオモリトドマツの間を滑り、横沼に滑り込む。ここで昼食休憩に入る。西側の斜面を見るとかなりの雪庇があり、一部は崩れている。今年はかなりの積雪があったのだろう。また、北部に比べ南部八甲田は雪が白いので雪が残っている証拠だと思う。徳差氏がアオモリトドマツの枯れ枝の下に天然のキクラゲを探していた。小さいながら採れるようだ。
 シールを付けて登り返す。逆川岳まで登るのだが、雪庇が発達している斜面を回り込みながら高度を上げて、雪庇の上に上がる。

  14時10分にシールを外し14時30分に滑り始める。ブナ林の間の緩やかな斜面を滑って行き、城ヶ倉大橋の手前に15時10分に着いた。迎えのバスで酸ヶ湯温泉に戻り明日のツアーを申し込み、風呂に入りビールを飲む。  17時30分にKOG氏が合流する。風呂に入りビールを飲む。18時30分に夕食を食べる 21時に風呂に入り、22時に就寝する。
 4月24日
 6時に起床して6時45分に朝食を食べる。8時30分にロビーへ行くと徳差ガイドからロープウエーが止まってますと言われ驚く。南西の風25m/sとあった。
 ツアーバスは9時に出発して傘松峠に9時15分に着いてシールを付ける。9時25分に歩き出す。15分ほどで台地に上がる。硫黄岳から大岳、小岳の山脈が見える。台地からなだらかな斜面を登って行く。途中で休憩を入れて大岳へ向かって歩いて行く。沢に入る手前でもう一本休憩を入れて、急斜面を登ると左に仙人岱ヒュッテが間近に見える。小屋の手前で昼食休憩を取る。隊長がラーメンを作ってくれた。キクラゲ入りのラーメンで美味しく頂く。
 12時に小岳目指し登り12時30分に小岳の頂上に着く。高田大岳が目の前に見える。後ろには大岳・井戸岳の稜線が見える。空には笠雲が表れ、天候の悪化が伺える。
 小岳から尾根上を滑る。ザラメ雪でスキーが滑る。鞍部に滑り沢筋へ滑り込み、雪庇が発達しているので注意して沢を渡る。そこから右の斜面へ回り込んで行く。樹林帯から滑り小さい沢を渡り、本来の箒場ルートに合流して、樹林帯の緩斜面を歩くように滑り14時20分に箒場に着く。バスに乗ると小雨が降ってきた。

 明日(4月25日)は昼頃まで雨の予報なのでツアー参加をあきらめて、弘前の桜を見に行こうと思う。

<行動記録>
4/23 ツアースタート9:00-9:15登山口9:25-12:15横岳山頂12:35-12:45横沼萢13:30-    14:10逆川岳14:25-15:10道路-15:25酸ヶ湯

4/24 ツアースタート9:00-9:15傘松峠9:25-11:05仙人岱ヒュッテ付近12:00-12:35小岳    13:00-14:10箒場14:45酸ヶ湯

<山行雑感>
 4月の八甲田の山スキーは初めて参加する。今年は例年より雪が豊富らしい。3月から4月にかなり降った影響らしい。ガイドの記録を見ると4月2日でパウダーの新雪の滑りだったらしい。
小岳からの斜面もびっちり良い雪が付いていたし、滑りやすかった。下部は傾斜を利用して樹林帯を横滑りで行き、ラストの平坦は歩くようにして滑って行った。
この時期は除雪が進み、南八甲田へ初めて入ったことは新鮮で、横岳山頂から見る北八甲田の姿が特に印象深い。また天気が良くてのどかなスキーハイキングができた。南八甲田は滑る部分は少ないようだが、雪は豊富なようだ。

記録:KOS


2019年度山行報告へ