2016年11月会山行 巻機山

日程:2016年11月25日夜〜27日

<行動記録>
 25日 天気:弱い霧雨
 22時に横浜駅西口県民サポートセンター前に集合した。22時05分にKN車とNAKA氏ご尽力により手配してくれたレンタカーのハイエース(10人乗り)に分乗して出発した。
 東名から外環経由で高坂SAに寄り、六日町のコンビニで寝酒と行動食を調達して、六日町の道の駅「雪あかり」にて仮眠する。

 26日 天気:晴れ後風雪
 5時半に起床する。周囲は明るくなり始め、周囲の山々は雲に覆われていたが、朝靄が立ちこめていたので、晴れるだろうと思った。そして、朝食を食べ、テントを撤収して、巻機山登山口へ向け車を走らせる。登山口に6時50分に到着した。

 身支度を調え、KN氏指導の準備体操をして、7時30分に歩き出す。この頃にはすでに周囲は雲が消え、青空となっていた。天気予報では明日の27日は雨の予報なので、今日中に巻機山に登頂を目指し、意気揚々と歩き出す。駐車場から200mくらい歩いた所に登山口の標識があり、先頭はリーダーのKN氏、最後尾はNさんが閉め、自然とオーダーは決まった。そこから24日に降った雪の影響によって登山道はぬかるんでいた。しかし、木々には白い綿毛のように新雪がまとわりつき気分は雪山の様相である。30分くらい歩いて登山道は少し傾斜をまして、朝日の影響もあり額に汗をかき始める。8時20分に最初の休憩を入れる。暑くなり一枚脱ぐ。
休憩した地点から樹林帯の登山道を30分歩くと、樹林帯が途切れているところに出る。そこが5合目で景色も良いので休憩を入れる。バックには太源太山の雄姿がマッターホルンのように天に突き出ていた。IZU氏が以前行った山で、感激をしていたのが印象に残る。この頃より気温が上がり、暑くなり休憩するに従い衣服を脱いでいくようであった。
 5合目から足元にも新雪が現れてきて、気分が雪山の様相で良い。緩やかな樹林帯の登山道を行き、50分ほど歩いて6合目の標識のある地点で着く。今度は、ニセ巻機山から割引岳の展望がすこぶる良かった。まだまだニセ巻機山までは歩きでがありそうだと思った。

 6合目(展望台)から尾根らしくなり、傾斜も増してきた。右側から回り込むように尾根は曲がりつつ高度を上げていく。ニセ巻機山の裾野に出て視界が開けると、7号目の道標が現れる。ここで休憩をする。谷川連峰の山々が見渡せ、谷川岳に繋がる尾根がはっきりと見える。谷川岳の方面は雲にかくれ見えないが、そこから伸びる仙丈岳からピークのはっきりしない平票山は見える。この先は樹木が少なく吹きさらしになりそうだと一枚着ての行動をする。
7合目から右の尾根に向かい登山道は延びている。意外と低い樹林帯で風は当たらなかった。途中から樹林が切れて、雪に覆われた階段状の登山道になると風を受けるようになった。そして稜線に出ると8合目の道標があった。そこから西に目をやると、ピークに人影がある。我々の先行者のもので、そこまで300mほど歩いて行くとそこは9合目であった。展望が良く巻機山から谷川岳、平標山の山々が見渡せた。北部には巻機山が手の届くところにあった。写真撮影を楽しみ、眼下の避難小屋に向かった。
小屋の先の空き地があり、そこに天幕を3張り設営した。端は池らしくそれを避けてて天幕を張った。小屋の裏にトイレがあり、雪避けの木の棒を外し利用した。天幕を設営し終えて、明日の天気が雨の予報なので、今日のうちに巻機山の頂上を踏もうとリーダーのKN氏の判断のもと歩き出すが、天候が悪くなり吹雪となった。巻機山の山頂の道標の所で雪の中、記念撮影をする。FUJI氏が巻機山の最高地点はここでなく、500mくらい行くとあるとのことで、最高地点に向かったが、風雪が強くなり途中で諦め引き返した。天幕に戻り酒飲みタイムとなった。ZUKA氏がボジョレーヌーボーを1本持ってきたり、ウイスキーを持ってきたりと酒にはこと欠かなかった。
 17時過ぎに夕食を食べ、その後も山談義に弾み、19時になり就寝した。この頃には心配していた風も弱まり、夜は寝やすかった。

11月27日 曇のち雨
 6時に起床した。夜中は風が弱くぐっすりと眠れ11時間寝たことになる。KATA氏用意のそばを朝食として食べ、天幕を撤収して8時に出発した。トイレが一つなので時間を要してしまった。しかし、雨の中の撤収ではなく幸いした。高曇ながら視界が利いて、昨日行動した地点が見え、あと少しで巻機山の最高地点であったと残念な気持ちが沸いてきた。9号目では昨日同様に展望を楽しみ、写真撮影を楽しんだ。

 夜中の雨の為か、雪はかなり少なくなっていた。雪も緩んでいたのでアイゼンは履かずに行動した。8合目から降りるときに暑くなり、上着を一枚脱いで歩き、7合目を過ぎて雪は少なくなり、登山道はどろんこ状態となった。6号目で休憩して、割引岳の方面を見ると、山肌が黒くなり、昨日より雪がかなり少なくなったことを実感した。休憩したときに、IZU氏がミカンを出してくれて、美味しく頂いた。

 6合目からもどろんこ状態の登山道を下り、5合目に到着し5分ほど休憩した。その後、登山道を下ると直ぐに下の赤い屋根の家が見えて、駐車場まで近いと感じた。3合目を越えた当たりで、TSU氏がペースダウンして休憩を入れ、先行パーティーにKOSが追いつき、登山口で後続を待つことにした。TSU氏を待って歩いて、駐車場に11時30分に到着した。どろんこまみれになった登山靴を、たまった雨水で洗うなどして装備を整理し、下山後の風呂をネットで探し、「金城の里」に行って汗を流し、道の駅の食堂で昼食を食べ、横浜に向かった。
<山行雑感>  11月の山は私としては久々の参加で新鮮な気持ちとなった。一週間前まではスリーシ−ズンシュラフで行くつもりであったが、23日からの寒波で雪も降ったことなので、冬シュラで行くことに急遽、装備を入れ替えた。
 26日の朝の8時での気温が+2℃と暖かったので、冬シュラでなくても良かったかもしれないと思った(しかし結果論です)。巻機山は米子沢の沢登り以来なので、新鮮な気持ちで行動できたし、前々日の寒波で新雪が降り、景色がすこぶる良かった。それが無かったら日帰りハイキングに変貌していたかもしれないと思った。

<行動時間>
 11月25日
  22:00横浜駅西口22:05-23:45高坂SA0:00-1:55道の駅
 11月26日
  5:30起床6:15発-6:50登山口7:30-9:00五合目9:10-10:00六合目10:10-11:05 七号目20-11:30九号目11:35-11:45避難小屋前12:30-13:00巻機山頂上-13:20 引き返し地点-13:50BC着
 11月27日
  6:00起床8:00-8:10九号目-9:23六号目9:35-10:05五号目10:15-11:30駐車場
記録:KOS

  
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