黒斑山
日程:平成28年10月27日(木)〜10月28日(金)
10月27日(木)晴れ
バスタ新宿より10時35分発の高速バスに乗る。新宿バスターミナルが新しくなってから初めて利用した為、
乗り場を見つけるのに時間を要した。出発後は寄居サービスエリアで10分の休憩があるのみで14時半には
高峰高原ホテル前に到着した。直行バスは1日2本のみの為、明日のハイキングに向けて本日は高峰高原ホテルに前泊する。
チェックイン後、高峰岳に続く粒ヶ平まで散策した。夕食後部屋から見える小諸の夜景は空気が澄んで
光の粒がちらちらと燃えるよう揺らいでいる。今日はとても良く晴れたのに明日は曇り後雨の予報だ。
天気と睨めっこしながらどこまで足を進めるべきか葛藤する山行になりそうだ。
10月28日(金)曇り
5時に起床すると一面曇りで昨日の予報より更に崩れている。
昨日のうち宿にお願いしておいた朝食の弁当をフロントで受け取り部屋で食べてから6時半に出発する。
外輪山から賽ノ河原を経て草すべりから登り返す予定だったが、昼前には土砂降りの予報の為黒斑山のピストンに短縮する。
避難小屋がある槍ヶ鞘につくと初めて黒斑山の一部が姿を見せ、その漆黒で滑らかな稜線を目の当たりにした時
巨大な活火山の生命力に圧倒される。天気が崩れる前に早くその全貌を見たい一心で先を急ぐ。
7時45分にトーミの頭に着く。浅間山側に沿ってえぐれるように連なる外輪山に乗ると、かつての火山の凄まじさを
感じさせる。8時に黒斑山に到着する。蛇骨岳まで行きたい気持ちを抑え中コースで下山する。
途中登山道ののり面から視線を感じ振り向くとカモシカがキョトンとこちらを眺めていた。
天候の崩れのせいか山中で出会ったのは3組4名の登山者とそのカモシカ1頭のみだった。
9時15分に下山し9時52分のバスで高峰高原を降りて佐久平で一風呂浴びてから再び高速バスで帰宅した。
次回は残雪期にまた黒斑山を訪れることを密かに期待してこの山行記録を結ぶ。
(AB記)
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