丹沢 谷太郎川不動沢

日程:2012年5月27日


  

5月27日(日) 

 朝、7時50分発の本厚木駅〜宮が瀬行のバスで煤ケ谷まで乗車。バス停のすぐ先の谷太郎川沿いの車道から歩き出す。メンバーは3名。しばらく歩くと清川リバーランド前に到着。右側から合流する沢が不動沢だ。沢の右岸に道がつづいているので、しばらく道なりに歩いていく。最初の堰堤のところから踏み跡が左の尾根の方に進み、どんどん沢から離れていくので、結局、堰堤まで引き返し、左岸に渡って沢沿いを進むことにした。日陰の湿った落ち葉の上を歩くと必ずといっていいほど、靴にヒルがくっついてくるので、頻繁に足元をチエックしながら歩いた。靴についてからの彼(彼女?)らの動きは驚くほど速く、2匹が一度に靴に取りついたときは、ちょっとしたB級パニック映画の様子だった。
 不動の滝が見えてきた辺りで沢に降りて、遡行の準備をする。F1不動の滝はSさんリードで滝の左側を登る。ホールドはしっかりしているが高さがあるので慎重に上った。F1の上はゆったりした流れになっていて、ちょっとした淵に魚影が走ったり、カエルが流されてきたりと楽しいところだった。しばらく行くと水量が少なくなり、一部伏流している部分もあった。さらに行くとスラブ状の大滝が現れる。ここは滝手前の右手にある窪から巻いた。スラブ状の大滝の上にも滝があり、一見簡単に登れそうだったので、取りつくと、上部は逆層になっていてちょっと緊張した。詰めの手前のルンゼ状滝でロープを出して、最後は支尾根に詰めあがる。尾根の手前は結構な急傾斜で、また露出している岩はボロボロ崩れるので、3人バラバラにルートをとって尾根に上がった。尾根の上は風が通りさわやかで、新緑もきれいだった。しばらく、休憩・食事をとり12時20分ころ再出発。大山三峰の登山道に向かって尾根を上がっていく。支尾根の踏み跡はしっかりしているが、トラバース部分では踏み跡が崩れているところもあったので、途中からは踏み跡を外れてどんどん上に向かって歩いて行った。13時過ぎに登山道に到着、登山道を通って煤ケ谷まで下山した。14時過ぎにバス停に着くとちょうどタイミングよくバスが到着し、帰路についた。


G 記

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