乾徳山フォーカストビバークの記録



日程:2011年10月1日(土)〜10月2日(日)




10月1日(土)

八王子7:47(あずさ51号臨時列車)→8:48塩山→タクシー(4220円)→徳和林道ゲート9:30→乾徳山登山口9:52→駒止10:42→錦晶水11:25→国師ヶ原分岐11:40→(国師ヶ原ヒュッテ)→月見岩12:15→髭剃岩13:00→13:30乾徳山山頂13:40→水ノタル13:50→笠盛山14:45→15:45黒金山15:57→牛首ノタル16:20

 臨時列車に乗り塩山駅に到着。自由席は空席があり座ることが出来た。塩山駅からタクシーを利用し林道の入れるところまで行ってもらう。(4220円)
 曇り空の下9:30に歩き始める。夜から寒くなるとの予報を受けて防寒装備を持ちすぎた、ザックが思い。登り始めてしばらくして後から来たバス組みと思われる日帰り装備の3、4パーティーにばたばたと抜かれる。スローペースかと思ったがほぼ昭文社地図のコースタイム(100分)で国師ヶ原分岐に着く。避難場所下見で国師ヶ原ヒュッテに寄り道する。月見岩で先行したパーティーがランチタイムでくつろいでいた。
 扇平を過ぎて樹林帯に入りしばらくすると鎖場が出てくる。錦晶水で汲んだ水が加わったザックは肩に食い込み、鎖に助けられつつ山頂に到着。誰も居ない山頂はガスに囲まれて展望ななし。人が登ってきたのと入れ替わりで出発する。それ以降翌日の黒金山登山口入口まで人に会うことはなかった。

 水ノタルの分岐を黒金山方面に入ると心細い道でこのまま続くのか?と不安になる。でもしばらくすると明瞭な樹林帯の道になり、落ち葉が体積してふかふかする道となる。黙々と歩き笠盛山に着く。そこからさらに1時間登り黒金山に到着。天気が良ければ国師ヶ岳がすばらしそうだが今日は山頂が微妙に見えない。
 山頂から牛首ノタルまでは20分少々で到着。ビバークによさそうな場所を探して早々にツエルトを張ることにする。
 木にスリングをかけ補助ロープでツエルトを吊るす。周囲に石が無かったのでペグが役に立った。
寝袋で寝ようと準備したが、訓練のためレスキューシートで寝ることにする。
各々食事を取り19時過ぎに就寝。寝足りた頃に結露と寒さと尿意がやってきて日が昇るのを待つようにごそごそと時間を過ごすことになった。足に履いたオーバー手袋が脱げてしまい、靴下を結露で濡らしてしまった。レスキューシートは蒸れるので明け方には内側はビショビショになっていた。

10月2日(日)
5:30起床7:40→黒金山登山道入口(軌道跡)10:05→西沢渓谷入口11:35→12:10西沢渓谷入口バス停12:40→13:40塩山14:44(かいじ114号)→15:33八王子

 ガスに包まれた朝を迎える。おのおの朝食をとり、ツエルトを撤収し、体操をして7:40に出発する。山梨100名山の黒金山は西沢渓谷から歩く人が多いのだろうか、道は明瞭だ。
 樹林の中をひたすら進む。紅葉台を通過すると下り勾配が増し、沢音が増し始めると黒金山登山口入口の標識がある軌道跡に到着する。綺麗な休憩用のウッドデッキやベンチが整備されており4,5人がくつろいでいた。ここからは西沢渓谷散策コースとなる。七つ釜五段の滝の絶景を堪能して散策気分で林道へ出る。西沢渓谷入口バス停に12:10に到着し、バスの時間までビールで乾杯。塩山駅でも昼食兼ビールで喉を潤し14:44の列車に乗り込み帰宅した。

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