北ア・裏剱
日程:2025年9月26日〜28日
<行動記録>
9月26日(金)天気:晴れ
東京駅を6月17分発の北陸新幹線で長野駅に7時38分に着いて、長野駅発の扇沢行きのバスがメトロポリタン長野から8時に乗車した。このバスは長野駅東口に着き8時10分発となるので、メトロポリタン長野から乗車すると確実に座れる。後続の栂池行きのバスも同様にメトロポリタンホテルを8時05分に出発して、長野駅東口8時15分となる。
この日の乗客は20名程度であった。扇沢駅に10時に着いて、10時30分発のバスで黒部ダム経由、ケーブル、ロープウエイ、バスを乗り継ぎ室堂に12時に着いた。
登山届けを提出して剱沢の注意点を聞き過ぎに歩き始める。すると、室堂の紅葉は色づき始め鮮やかであった。雷鳥沢に降りると雷鳥坂の下部が鮮やかな紅葉だった。雷鳥沢野営場を過ぎて橋を渡り登山道に入ると、他の登山者から「雷鳥坂の登山道は熊出没のため30分以上足止めを喰らっていますよ」と言われ、新室堂乗越から回って行った方がよいかもしれないと思い、奥大日岳の方に足を運んだ。30分位で稜線に出て、そこから室堂乗越へ登った。登山道から眺める立山の景色が美しかった。
室堂乗越に着くと剱岳にガスがかかり良く見えなかった。休憩後に剱沢を下ると、角度の関係か剱岳がよく見えた。剱沢野営場に着きテント泊の受付を行い、テントを設営した。缶ビールを買いに剱沢小屋まで一端下り登り返すのが大変だった。この日は良く剱岳が見えていた。夕焼けはあまり赤くならなかった。
9月27日(土)天気:快晴
3時30分に起床してテントを撤収して5時30分に歩き始める。剱沢の夏道(左岸)を行くのだが、石がゴロゴロで歩き難い。1時間ほどで平蔵谷の末端の雪渓が見える所で休憩を入れ、その後、雪渓に降りて少し迂回して再び左岸の夏道に取り付く。すると、スラブ状の水の流れる岩が出てきて、安全の為のザイルや鉄杭を頼りに慎重に下る。そして、雪渓を渡り下って行くと真砂沢ロッジに着いた。
真砂沢ロッジからは傾斜が少ないが、登山道に湧き水が流れ込み、沢沿いの道であることが実感した。そして、へつりの所に来て鉄の杭に足を乗せ、体は鎖で保ちながら慎重に行動する。一部ハングしているところもあり、力を要してクリアーした。一度河原に降りて行くと近藤岩のある二俣に着いた。
二俣から稜線の雰囲気は変わるのだが、登山道は樹林に包まれているのでかなり登ることだけは見て分かった。最初の1時間ほどはかなりの傾斜がありキツかった。45分ほどで休憩を入れさらに登り傾斜が緩くなってくると周囲(裏剱)の様子が分かるようになり、鹿島槍ケ岳も見えてきた。そして、ベンチがあり休憩する。なかなか景色が良いので、景色を楽しみながら水分補給をした。
休憩した所から登って行くと、仙人ヒュッテと北アルプスの北部(白馬岳)方面が見えて仙人峠が間近であることが分かった。
仙人峠に着いて階段を下って行き少し登り返すと仙人ヒュッテに着いた。そして、仙人池の縁に立つと池越しの裏剱の景色が素晴らしかった。来て良かったと思った。仙人ヒュッテの外壁はかなり年期が入って居る感じがしたが、ここに泊まるのも良いかと思った。
仙人峠まで戻り、池の平小屋まで30分位の歩きである。小屋に着いてテント泊の受付を行いテントを設営する。思ったほどテントは少なかった(この日は10張り程度)。
その後、平の池に行って逆さ剱を見ようかと思ったが、沢の水が増水して池の淵まで行けず、池に映る逆さ剱を見ることが出来なかった。
小屋にはWi-Fiがあるので明日以降の天気の情報を得たところ、29日は雨の予報で、頭書、明日は真砂沢にテント泊して、29日はハシゴ段乗越から黒部ダムへ向かう予定だったが、雨だとこのコースはキツいと思い、明日は剱沢まで戻ろうと決めた。この日の小屋の宿泊は満室だったそうだ。
9月28日
3時に起床した。薄暗い中テントを撤収した5時に歩き始める。仙人峠まで戻り、昨日登ってきた道を下っていく。昨日休憩したベンチの手前辺りで裏剱に朝日が当たり始めた。ベンチで休憩して、さらに下り二俣に着いた。そして、へつりを通りハシゴ段乗越の分岐に着いた。このとき、ダムに下れば今日の内に帰れると思ったが、剱沢に行って明日の雨の様子を判断しようと思った。剱沢なら少しの雨なら行動できると思ったからである。
真砂沢ロッジに着いて休憩して、剱沢の夏道を登っていく。登りは疲れるが下りと違い歩く時の神経の使い方がずうっと楽でアル。長治郎谷出会で雪渓を渡り休憩する。その後のスラブ状の岩も登りなので難なく通過した。平蔵谷末端の雪渓は雪渓の融けた所を歩いてクリアーした。
その後の剱沢の夏道はやはり疲れもありペースが上がらなくなってきた。2回ほど休憩して剱沢小屋に12時前に着いた。小屋の前で明日の天気を確認すると、かなりの豪雨で一日中降る予報なので、これでは1日停滞が必要になると思い。剱沢ではなく雷鳥沢に行くことした。また、室堂15時のバスに乗れば、最終の長野行きのバスに間に合うので、取りあえず雷鳥沢を目指すことにした。
剱沢小屋から1時間ほどで室堂乗越に着いた。以前、剱岳は素晴らしい顔を見せてくれている。これで明日は大雨なのかと疑問に思った。
室堂乗越から雷鳥坂に入ると、中腹の登山道は歩きやすい。そして、尾根の登山道を歩き、下部に差し掛かった所、雷鳥沢のキャンプ場近くで熊が出没したそうで、10分程度足止めを喰らった。熊は大走り方面に移動したらしい。
雷鳥沢野営場に13時45分に着いたので、室堂に行くことにした。階段を登りみくりが池を経由して室堂に14時45分に着いた。15時の臨時便のバスに乗車して、ロープウエイ、ケーブルを乗り継ぎ、黒部ダム発16時05分のバスで扇沢に16時20分に着いた。17時00分発の長野駅行きのバスに乗車して、帰宅の途に着いた。
<行動時間>
9/26 室堂12:00-14:00新室堂乗越14:20-14:40剱御前小屋14:45-15:20剱沢
9/27 剱沢5:30-7:55真砂沢ロッジ8:05-9:10二俣9:25-10:15ベンチ10:25-10:55標高2008m付近11:05-11:55仙人池12:15-13:05池の平小屋
9/28 池の平小屋4:30-6:40二俣6:50-8:10真砂沢ロッジ8:20-11:45剱沢小屋11:50-14:45室堂
<山行雑感>
26日から3日間はとても良い天気で、室堂の紅葉が始まった感があり、気分良く行動することができた。剱沢の夏道(左岸)は足下が不安定な所もあるので慎重に行動したため、下りの方が時間がかかった。しかし、仙人池からの裏剱の景色のすばらしさは来て良かったと思った。昨年は10月に計画していたが、天候が安定せず9月末に計画して良かったと思った。裏剱に入るならやはり予備日が必要だと再認識した。次回は仙人ヒュッテに2泊するくらいの余裕の日程で、阿曽原温泉経由で計画したい。
記録:KOS