南佐久 男山ダイレクト
2025年10月25日(土)
(行程)
0740男山登山口−0940取付き−1132男山−1240男山登山口
GENさんが日の出前にメンバーを車でピックアップしてくれて、7時40分に登山口に着いた。昨日から続いていた雨は止み、ひんやり肌寒い中歩き始める。何気ない山の話をしつつ高度を稼ぎながらも、脳裏では「3P目のリード誰がやるかなぁ?私は無理だよなぁ?」との問答が続いている。途中霧が濃くなり雨の気配を感じるとジワジワと不安が増しつつも、目指す岩に一歩一歩近づく事の喜びがそれを優に勝っている。まだ見ぬ挑戦する岩を想像しながら歩むこの時間が私はたまらなく好きだ。踏み跡を追いながら1時間半程で木の杖が複数立てかけられた岩峰に着く。
岩峰を右に回り込み、岩と木々を潜り抜けて9時30分頃取付きに到着する。岩の弱点を目で追いながらルートをトレースする。GENさんから「リードやる?」と聞かれて、「3P目は岩を見てから決めたい」事を返答した。つまり岩を見て「私には登れない」と怖気づけば、代わりに登ってくれる先輩がいるからこの曖昧な返答が出来る事に、私は本当に感謝しなければならない。クライミングシューズに履き替えて、9時40分登攀を開始する。
1P目:リードAB
ヤマレコの他者の記録では残置ハーケンがあるとの事だったが見つけられず、浅いピナクルにランナーを取る。その後立木に数か所ランナーが取れた。40mほどで1Pの岩稜は終了するが、45m程伸ばした所の立木で支点を構築した。
2P目:リードAB
下段の左上する岩の残置ハーケンにランナーを取り、右上気味に切り返して登った。その際に2〜3歩程スメアリングを効かせる箇所があるが、右上部のホールドが豊富な為、思い切って登った。中段の右側の立木でランナーを取ろうかと思ったが、ロープの流れが悪くなる事と、上部の登攀リスクが少ない事からランナーは省いた。むしろそこから上部は、浮石や砂利で足場がグズグズになる為、落石を起こさない様に注意を払った。40m伸ばしたあたりで古いスリングが巻かれた立木で支点を構築した。ヤマレコに2P目でカムを使用した他者の記録があった為カムを持参したが、適する箇所が見つけられず使用しなかった。

3P目:リードAB
前半に比べ斜度のある岩だが、登り出しのすぐ上に残置ハーケンでランナーが取れる事が分かった為、3P目もリードする事にした。
残置ハーケンにランナーを取った後、右の浅いピナクルに60スリングでランナーを取ってから右上したが、右上後はロープが上に引かれた時に、スリングは外れていたとの事だった。岩稜は15m程で抜けるが稜線を進み20m程伸ばした先の岩で支点を構築した。

ここから先は、ロープをリュックにしまい、登山靴に履き替えて、山頂まで馬の背の様な箇所を3点支持で慎重に進んだ。11時32分山頂に着き、雨に降られない様に早々に下山した。
記録:AB