北アルプス 西穂高岳(主峰まで)

日程:2025年5月18〜19日

行程:
5/18
新宿0715発〈高速バス〉中の湯1148着〈路線バス〉平湯温泉1225着〈路線バス〉新穂高ロープウェイ1316着−西穂高口1400着−西穂山荘1535着

5/19
西穂山荘0605発−独標0722着−本峰0857着−独標1020着−西穂山荘1105着−西穂高口1211着−新穂高ロープウェイ1305着〈路線バス〉平湯温泉1605発〈高速バス〉新宿2115着

はじめに:
 先週の5/11−12に西穂高岳を上高地から中尾根で登った所、天候不良と時間不足でピラミッドピークまでとなった。今回は、飛騨側から新穂高ロープウェイを使って西穂山荘をBCに再チャレンジする事にした。時間と体力に余裕があるのでテント泊とした。また先週登った際に過剰装備だと思った為、アイゼンは12本から10本爪、冬靴から夏靴と変更した。

5/18日天気:晴/曇
 新宿を朝に出発し、中の湯、平湯温泉で乗り換えて新穂高ロープウェイに昼過ぎに到着する。ロープウェイに乗る登山者は私一人だ。西穂高口からアイゼンを装着して、くさった雪にスパイクを効かせて歩く。西穂山荘は配水工事が完了しており500t100円で購入出来るのでありがたい。テントを設営し、明日の天気を確認した後に日没前に就寝した。この日のテント泊は私一人だ。

5/19月天気:霧/晴
 4時に起床し、テントを撤収してから霧の中出発する。独標手前から霧が晴れて、これから登る西穂高岳の岩峰群を仰ぎ見る。先週ピラミッドピークまでトレースしているので、見渡す岩峰群が選別出来てより立体的にルートが見える。
登山者は見渡す限り私一人で、穂高の今朝を満喫する。9峰の下降点はやや足場が悪い。ピラミッドピークからの下降点は雪渓が残っており、アイゼンとピッケルで慎重に進む。ここから先は先週も歩いていないので、足場を確認しながらゆっくり進む為ペースが遅れる。主峰の下部まで来て、気を引き締めて登り出す。

8時57分に西穂高岳山頂に乗り出ると視界が開けて、静寂の中に思い思いの雪形を残した山々が迎える。奥穂高岳に繋がるルートは、ハイマツさえ生えておらず無機質で細かな砂礫が積み木の様に歪に積み重なって見える。前穂高岳の冬季ルートである奥明神沢、西穂高岳の西穂沢のルートを確認してから下山を開始する。私にとって一番の難所だ。足場を案内してくれる仲間も、他登山者もいない今、Nさんから教わった岩壁の割りばし訓練※通りに、一歩と一手を正確に処理する。下部に着くと一安心して、あとは来た道の課題の復習をしながらルートをなぞっていく。11時5分に西穂山荘に着き、デポしたテント装備をパッキングし12時11時に西穂高口からロープウェイで下山した。
おわりに:
2週続けて西穂高岳に登る事で、6年前の「え、ここ登るの?ここ降るの?」という困惑は解消され、どうしたら安定して、かつ疲れずに登り降りが出来るか、工夫しながら歩く事が出来た。本来の目的である残雪は岩稜帯から消え去っていたが、来冬のお楽しみにしておこう。

※割りばし訓練:手の力で強引に登ったり降りたりするのではなく、一本足に体軸を乗せて登ったり、降りる練習の為に、手に割りばしをもって、強制的に岩を掴まないで登ったり、降りたりする練習方法。尚、握るのではなく摘まむ様に持った割りばしの先は、壁に付けてバランスをとる事のみ可能で、体重を乗せる事はしない。


記録 AB


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