救助講習会

日程:2025年6月8日

【1/3引き上げ訓練】
 まずはシステムを確認する為に、プルージックコードと環付きカラビナでシンプルな1/1引き上げを構築した。次にカラビナをマイクロトラクションに変更して、引き上げたロープがプルージックコードのフリクションが効くまでに戻る距離を解消出来る事を比較した。次に1/2引き上げのシステムを経て、最後に1/3引き上げはプルージックコードと環付きカラビナで構築した後、タイブロックとプーリーに変更し、より摩擦を減らす方法を確認した。

 その後、実際に2か所の木に支点を取り、2チームに分かれて1/1、1/2、1/3引き上げを実践した。その際、木や石垣を傷つけないようにレジャーシートなどで覆う様に配慮した。近年のロープは径が細い傾向にある為、自身の持っているプルージックコードが何回巻けばフリクションとして機能するかなど、確認しながら取り組む事が出来たと思う。また、実際に人を引き上げる際には1/3引き上げシステムを活用しても大変な力が必要であり、どの様にすれば効率よく、かつ安全に対応出来るかを検討する機会になったと思う。また、要救助者側を経験する事で、ハーネスだけでなく簡易チェストハーネスを構築する事で上半身が安定する事、引き上げの途中で小さな岩にぶつかると体への衝撃が大きい事や、引き上げるロープの速さなども配慮が必要である事が分かった。

【搬送訓練】
 次に、要救助者を安全な場所に移動する方法として、一人で搬送する場合、二人で担ぐ方法を確認し、更にレジャーシートやツェルトをタンカーにして運ぶ練習を行った。その際には、神奈川山岳連盟遭難対策委員会の遭難救助講習会に参加した際の資料を参考に実施させて頂いた。実際にやってみる事で分からない事も多く、会の先輩方からノウハウを教わる事が出来た。今後も安全登山は大前提だが、もし救助が必要になった際には皆で協力しながら対応出来る様に、継続的に練習の機会を設けられると良い。


記録 AB


2025年度山行報告へ