丹沢・寄沢 水棚沢
日程 2005年10月29日


<行動記録>
10月29日
 6時に東戸塚駅に集合する。車で1時間少し走り寄バス停前の駐車場に到着、ここで車を置いて歩き出す。天気予報では昼過ぎから雨だが、この時点では空はまだ明るかった。30分ほどでみんなの森キャンプ場の入り口に到着。キャンプ場の遊歩道から雨山峠に向かう登山道に入り、最初に寄沢を渡る地点から少し下流に戻ると、水棚沢の出合いがある。出合いはかなり広いのでわかりやすかった。ここで、遡行準備をして8時35分に遡行開始。出合から堰堤が連続している。大小あわせて7つか8つくらいはあったか?堰堤帯を過ぎると沢幅が狭まり滝場となる。小滝を簡単に越えると、F1 2段滝があらわれる。高さがあるので、ロープを出して取り付くことにする。一段目は左側が簡単そう、2段目は右側を登るのかなと思いながら行くと、下部がつるつるで登れそうにない。左側は思いっきり水を浴びそうなので躊躇するが、ほかにルートは無さそうである。左壁に残置ハーケンがあったので中間支点をとり、覚悟を決めて体を持ち上げる。カンテを回り込むように頭から流心に突っ込むと一気に体が冷えてしまった。丹沢といっても10月末の水は冷たい。いっきに気合をそがれるが、考え込んでいるといるとどんどん体が冷えてくるので、先を急ぐ。幸い一段上がるとホールドはしっかりしていたので、左上ぎみに出来るだけぬれないように滝上まで登る。後続の2人もびしょ濡れになりながら登ってきた。続く滝は左側から登る。最後のF4は平井さんリードで右壁を登る。ところどころ浮いているホールドがあるが要所に残置ハーケンがあるので問題ない。ここでロープを出す滝は終了、上部は水量が少なくなり、次第に涸れてくる。小滝で合流する二俣でどちらか迷ったが、本流らしい左俣を選ぶと、記録にあるように開けた川原に到着する。稜線はもうすぐなので、ゆっくり休憩する。川原から右側の急なガレ沢をつめて、適当なところから右側の尾根に移る。尾根をしばらく登るとると、雨山峠からの登山道に出合い遡行終了とする。下山は雨山峠を経て寄のバス停まで約2時間でたどり着いた。雨山付近の稜線はところどころ色づいた木々があり、静かでなかなかよい雰囲気だった。


<行動時間>
寄バス停7:20発ー8:15水棚沢出合8:35ー11:40稜線ー14:30寄バス停

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