折立から雲ノ平・水晶岳

2004年8月11日(夜)〜8月16日


 
11日9時30分に新横浜駅を出発。途中、中央高速の双葉で宮内Pと合流。源水号は途中、ガソリンが心もとなくなり、神岡の町はずれの空き地で駐車し仮眠することになってしまった。

 12日7時、神岡のガソリンスタンドでガソリンを入れて、折立に向かう。道の選択を間違えたのか、長いダートを走ることになる。ダートが終わると場違いな料金所が突然目の前に現れる。言われるままにお金をはらい有峰湖の湖岸道路へ。さっきまでと違い快適なドライブだった。8時に登山口の駐車場に到着。すでに満車だったので少し引き返したところにある空き地に駐車する。8時45分出発。夏らしい青空が広がっている。登山道に入るとしばらくは樹林帯となる。1時間30分ほどで樹林帯を抜け、ここで休憩。たくさんの人でにぎわっていた。ここからは、視界が開け気持ちがいい、登山道の左右は草地が広がっている。左手には三角の剣岳が見える、この方角から見るのは初めてだったが、いい形をしている。ゆっくり休憩をとりながら13時ころに太郎平小屋着。目指す雲ノ平や、水晶岳が一望だ。しばらくして、テントサイトに向かう、薬師岳方面に15分ほど行ったところだ。すでに、たくさんのテントが張ってある。午後は、三人三様、小説を読んだり、昼寝をしたりと、のんびりすごした。

 13日、6時に出発、太郎平小屋まで戻って、薬師沢出合に下る。
薬師沢に下りしばらく行った木道は、日本離れした雰囲気があった。自分が持っている荒々しい北アルプスのイメージとは違って、豊かな感じがした。8時ころ薬師沢小屋に到着。つり橋を渡り、雲ノ平への登りにとりかかる。急登だが、樹林の中なので、それほど大変ではない。ゆっくり登っていくと、樹林が途切れ、雲ノ平に到着する。振り返ると薬師岳が大きい。いろいろ庭園の名前が書いてあるが、いまいちよくわからない。途中槍の穂先が見えるところがあった。花には時期が遅かったが、ところどころに残っていて、楽しませてくれる。12時に雲ノ平のテントサイトに到着。天気は快晴。黒部五郎が目前だ。午後は、またまた、ゆっくり過ごす。

 14日、あいにく朝から今にも振り出しそうな天気。テントを置いて、水晶岳を往復する。6時前に出発。祖父岳を越えてワリモ岳の分岐を分けて、2時間強で水晶小屋。寒くなってきたので服装を整え水晶岳に向かう。しばらく広い尾根をたどり、頂稜の基部でルンゼ状をのぼり稜線を辿ると水晶岳の頂上にたどり着く。視界はほとんどなかったが、写真だけとって、往路を戻る。頂上から下りはじめるときに雨が降り出し、この日は、結局ずっと雨だった。11時30分ころテントに帰還。

 15日、昨日からの雨が降り続いている。結構しっかり振っているが、6時に出発。薬師沢に下る。黒部川の水位はほとんど増えていない。薬師小屋を過ぎた辺りから、小降りになり、しだいに晴れ間も出てきた。10時ころ。太郎平小屋着。このころには快晴となる。雲ノ平と水晶岳に別れを告げて、下山開始。正面には富山湾が見下ろせる。13時に折立に到着。先に下山していた宮内Pと合流、一緒に福地温泉にむかった。

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