上州武尊・川場谷

2004年7月23日(夜発)〜25日

 23日22時に新川崎駅を出発し、25時30分ころ川場谷の入渓地にある桐ノ木平キャンプ場に到着。駐車場で仮眠する。

 24日7時出発。キャンプ場はキャンパー以外駐車禁止ということだったが、なんとか許可をもらうことができた。キャンプ場の脇からすぐに沢に下ることができる。下部は木々の下にナメが点在したり、ウナギの寝床や獅子の牢といった名前のついた小ゴルジュがあったりするものの、どちらかといえば地味なイメージだった。しかし、左岸から川場剣ガ峰沢が出合う所からは、雰囲気が変わった。川幅いっぱいのナメに続き、胸までつかって通過する釜があり、流れの中を登れる小滝が連続して水にぬれながら、楽しんで進むことができた。家ノ串下ノ沢を過ぎたあたりから、沢の幅も狭まってくる。あまり上にいくと天場がないということだったので、13時前と時間的にはかなり早かったが、適当なところで薮を整地しテントを張る。午後はゆっくり昼寝。平井さんは気持ちよさそうに水浴びを楽しんでいた。

 25日5時20分出発。ナメや小滝が続き、少しずつ高度を上げていく。思ったほど薮っぽくはない。何本か支沢が合流するので本流を選んで進む。一本悩ましいところがあったが、左、左と進んでいく。つめは背丈を越える笹薮だが人気の沢だけあって、それなりに踏み跡はある。しかし、踏み跡をはずすと結構大変。7時45分に武尊山と剣が峰山との間の稜線にでる。ここで装備を解き、休憩の後武尊山頂を目指す。30分ほど登山道をたどると頂上。あいにくガスがかかって展望はなかった。下山は前武尊を経て、川場尾根を下る。中ノ岳付近で、沢のなかであったパーティーが休憩していた。ツメの手前で右沢にルートをとるとこのあたりに出るのだろう。前武尊を過ぎてしばらく下ったところにある不動岩あたりは、鎖がなければロープを出したくなるような岩場があった。修験者の道ということだけあって雨が降っていたりしたら結構厳しそうだ。頂上から約4時間、13時過ぎに旭小屋の前の車道に到着。ここから、空身でジョギング&ウォーキング35分で入渓したキャンプ場着、車を回収し帰路についた。

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