滝子山 滝子沢中間尾根

日程:2025年3月30日

計画では29日か30日のいずれか天気の良い日で入山する予定だった。29日の天気予報は雪時々雨。30日は晴れ。メンバーと相談のうえ緊急連絡先に連絡し30日決行とした。

朝5時にNAKAG宅で合流。調布インターから大月インター経由で桜森林公園へ向かう。6:40ごろ桜森林公園に到着。桜森林公園は害獣フェンスに囲まれている。そのフェンス外の駐車場に車を止めてみたが、道路にはみ出してしまう。迷惑になると考え、フェンスの内側に駐車した。

身支度をしようと車の外に出ると思ったより寒い。念の為用意していた厚めのインナーに着替える。7:00出発。国道20号を目指してアスファルトの道を下る。振り返りながら白くなった山を見る。樹木に雪が沢山着いていた。5年前の3月に滝子山の寂しょう尾根を登ったが、その時も前日が雪だった。その時の方が雪が多い印象だが、それでも滝子山の南面は雪が少なかった経験もあり、問題なく行けると判断していた。ただ、一応バリエーションなので、雪で踏み跡が見えない可能性が少し心配だった。

7:20白野下宿バス停を通過。桜森林公園から最短で大鹿林道に出て、林道沿いに歩いて中間尾根の下部に出る方法もある。しかし、折角なので参考にしたガイドと同じルートを取ることにした。白野下宿バス停付近にある国道20号と滝子川との合流地点を左に曲がる。曲がると直ぐに二股に別れて道があり、右のルートに進む。張ってあったロープを跨いで中央本線のガードを潜った。少し登って中央本線と同じ高さに来ると、白野の双体道祖神があって写真を撮る。さらに中央道を潜って滝子川沿いに進むと、渡渉地点、大きな堰堤があり、二股に分かれる地点に至る。

どちらに行っても中間尾根の下部に行けるが、今回は少し右に進んでショートカットのコースを選択する。ショートカットの入口が分からず、少し行き過ぎてしまった。大きく右に曲がるところで気が付き、注意して戻ってみるとショートカットの入口にピンクのテープが張ってある。ショートカットは入口と出口付近にテープが貼ってあった。出口は中間尾根の取り付きに出る。
8:10大鹿林道から滝子沢中間尾根に取り付く。前日の雪で地面は斑模様になっていた。なんとなく踏み跡っぽいところをトラバース気味に登って行く。登山道では無いので足元が斜めになっていて、濡れた枯れ葉も堆積しているので、滑りやすくて歩きづらい。トラバースが長く、少し心配になってくる。やがてつづら折りの踏み跡になり、尾根に飛び出した。

尾根に飛び出してからは一転、歩きやすくなる。2~3箇所トラロープが張ってある岩場があったが、霧も濃くなってきて幻想的な尾根歩きになった。一応バリエーションなので、尾根の上部で桧平にトラバースするポイントを間違えないか心配だったが、踏み跡がしっかりしていて迷わず進むことができた。
9:40桧平で一休み。男坂経由で滝子山へ向かう。女坂と合流して緩やかな登山道に入ると、少し太陽が出てきた。と同時に樹木についていた氷がバラバラ落ちてくる。落ちてきた氷が頭や背中に当たり「痛い痛い」と笑いながら歩き続けた。10:20滝子山山頂。雲海の上から少し富士山が見えた。写真を撮る。NAKAGさんとコーヒーで乾杯し休憩する。

10:40ごろ滝子山を出発。下りは女坂を選択。枯れ葉で分かり難く途中でルートを見失ったが、なんとか桧平に11:20着。午前中と比べて明らかに雪が消えていた。小休止後に出発。下りはバリエーションの北方川西岸尾根を下る予定だった。尾根の分岐点を注意しながら歩いていったが、分岐を間違え、一般道の穴沢山コースを下ってしまった。まだまだ精進が足りなかった(苦笑)。

13:20立河原バス停。14:00桜森林公園着。笹子餅を買って、やまと天目山温泉で汗を流し、帰路についた。笹子餅は餅が柔らかくて美味しかった。滝子山には、いくつかバリエーションルートがある。まだ歩いたことのない東尾根(東稜)、浜立尾根、北方川西岸尾根も、いずれ行ってみたい。


記録:YAMA



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