奥多摩・蕎麦粒山〜棒ノ折山

日程:2024年11月25日〜26日

<行動記録>
11月25日 天気:快晴
 当初は26日〜27日で山行を計画していたが、26日〜27日の天気が良くないので、一日前倒しして25日から山行に臨んだ。また、北ア・立山の山行を計画していたAB氏も、立山の天候が良くないとのことで、急遽参加となった。

 奥多摩駅10時15分発のバスで東日原に10時35分に着いて、準備をして10時40分に歩き始めた。天気は快晴である。バス停の裏から登山口に入り、民家の裏を通り杉林に入る。

 すると急登となり、1時間ほどで尾根に出ると尾根の道と巻き道の分岐にでる。ここで休憩を入れる。寒いのでさほど汗はかかない。さほど傾斜はきつくない巻き道を行く。冬枯れして葉が落ちて周囲の景色がよく見える。石尾根を背にして高度を上げる。1本休憩を入れ13時20分に一杯水避難小屋に着いた。小屋内は綺麗に管理されている。トイレも清掃が行き届いている。小屋に荷物を置き、裏手の登山道を登り20分ほどで天目山(三つドッケ)に着いた。すると、富士山をはじめ展望の良さに感激する。北は谷川連峰方面の白い尾根が見える。丹沢方面もよく見える。新宿副都心のビルも見える。
小屋に戻る時に水場を確認すると出ていた。小屋に戻り酒盛りをして寛いだ。小屋内の温度は10℃で小屋の外は7℃であった。  周囲は木々に覆われているが夜に木々の間から星が輝いているのが分かった。

11月26日
 5時に起床する。小屋内の温度は+2℃であった。小屋の外は−1℃と寒い。5時半頃から東の空が赤くなり始めた。朝食を食べ6時15分に小屋を出発する。周囲は明るくなりヘッドランプは必要無かった。

 風があり寒くフリース、ウインドブレーカーを着用して行動した。歩き始め太陽の日差しが樹林帯に差し込むと幻想的で綺麗であった。アップダウンをして7時20分に蕎麦粒山の山頂に立つと曇り空であるが、新宿副都心のビル街とその左にスカイマークの塔が見え、東京湾が赤く輝いていた。その右にランドマークが見えていた。
  蕎麦粒山からの稜線歩きはなだらかで歩き安く、奥多摩を象徴するような奮起気の良いルートであった。日向沢の頭の手前の分岐から棒ノ折山に向かい登山道を下っていくと、中々の下りで注意して行動した。8時25分に鞍部に着いて休憩をする。
 その後も小さなアップダウンを繰り返し、長尾丸山をトラバースして歩いて行く。2度目の急坂を下り登り返すと945mのピークに出ると、棒ノ折山が見えた。そして、20分ほど登りを頑張ると棒ノ折山の山頂に着いた。急に登山者と遭遇することが多くなった。  山頂でお湯を沸かし珈琲を入れた。かなり雲が広がり雨を感じることもあったが、その後は雨に遭わずに済んだ。山頂から良く踏まれた登山道の稜線を歩き権次入峠からさわらびの湯に向け降りて行く。岩茸石から尾根沿いの登山道を下り、14時10分にさわらびの湯に着いた。

<行動時間>
 11/25 東日原10:45-13:20一杯水避難小屋13:40-13:55天目山(三ッドッケ)-14:40一杯水避難小屋
 11/26 一杯水避難小屋6:15-7:20蕎麦粒山7:45-日向沢の頭-8:45鞍部8:55-9:50休憩10:00-11:30棒ノ折山12:13-12:40岩茸石-14:10さわらびの湯

<山行雑感>
 平日の山行に2名の同行者を得て楽しい山行となった。一杯水避難小屋では3人なので暖かく過ごすことができたようだ。蕎麦粒山から川苔山の稜線の雰囲気は奥多摩らしく素晴らしかった。日向沢の頭からの登山道はかなり急で慎重に行動した。日向沢の頭から棒ノ折山の登山道は稜線にも踏み跡があったが、脇道を利用して歩いた。

記録:KOS

避難小屋に泊まるのは4回目で、なかなか一人だと利用するのを躊躇うが、仲間と一緒なら楽しい宴も出来ると楽しみだ。平日の為人も少なく晩秋を満喫した。一杯水避難小屋の手前ですれ違った方は一杯水避難小屋の管理などを行ってくださっている方の様だった。避難小屋に着くと、銀マットが複数枚あり、トイレも清掃されており有難い限りだった。当日は当パーティーのみの利用者だった為、早めの夕食を摂り、のんびり気兼ねなく過ごす事が出来た。山中から暮れ行く山並みを眺めながら過ごせる事が嬉しかった。夜の寒さに備えて就寝した。翌日も秋山を楽しめたが、途中道が狭い箇所が数か所あり注意しながら下山した。
下山後はさわらびの湯にて一息ついた。秩父限定みそポテトチップスがとても美味しかった為、職場の土産に購入した。帰宅路である池袋の和食屋で反省会をして帰宅した。

雑感:AB



2024年度山行報告へ