魚野川万太郎谷大ベタテ沢右俣

日程:2024年6月29日(夜)〜30日

6月29日
 IZU号でメンバーを拾い。土樽駅まで。MATSUBさんは別行動で先に到着していたようで、到着したときにはすでに車の中で就寝中だった。
我々は土樽駅泊。まだ虫は少なかった。

6月30日
5時に起床しMATSUBさんと合流後、万太郎谷沿いの林道の最奥まで車で入ることができた。駐車スペースで遡行準備をし、6時20分にスタート。最初の堰堤はスリット型で隙間を歩いて通ることができる。堰堤の手前は少し深くなっており、朝一からふとももまでまだ冷たい水につかることになった。堰堤を過ぎるとすぐに万太郎本谷の石畳部分が始まる。写真を撮りながら進む。時折、魚影が走るのも見えた。

 入渓から30分ほどで左岸から大ベタテ沢が合流する。出合いは木々で覆われているが、比較的新しいテープがぶら下がっていた。もう少し本谷の美しい部分を楽しみたいなと思いつつ、オオベタテ沢へ。
オオベタテ沢に入ってからしばらくは細い流れで、所々藪が覆いかぶさっており少々歩きにくい。二俣手前からようやくひらけてきた。

二俣で休憩をとった後、右俣に入る。小さな滝を快適に越えていくと、5段の滝となる。下から見ると全容は見えない。

 最初の滝と次の滝は右から巻き、3段目へ。3段目は、GENが右の細い枝に支点をとって登ってみるが、途中持っていた枝が「ポキッ」と音を立てたのには肝を冷やした。何とか登り切り、後続にも登ってきてもらうが、結構時間がかかってしまった。巻きを選択したほうが良かったかもしれない。

 次の滝は右側の水の枯れた支沢を登り、適当なところからで左へトラバスして沢にもどった。戻った場所は急な滝場の途中だったが、そこから上は問題なく登ることができた。

10時前にスラブ滝の下に到着。下から見るとそれほど傾斜がなさそうに見えるが、登っていくと傾斜を感じる。ホールドも細かく緊張感があった。左側にちょうどいい間隔で小さな木が生えているのでそこに中間支点を取りながら40Mほどロープをのばし、沢がトイ状になったところにある大岩2つでビレイ点を作成した。
 後続はアッセンダーで最後のIZUさんはフォローで登ってきた。MATSUBさんはところどころ怖い部分で奇声をあげながらのぼっていた。IZUさんはラバーソールなので意外に登りやすかったとのこと。
 その上の滝も左足に乗り込む1歩が難しかったため、ロープを出して沢の左側の草付きスラブを登る。ここでロープを出す滝は終了。

 天気予報通り、12時過ぎから雨が降り始めたが、すぐに雨は止んでよかった。奥の二俣は左に入り、すぐに出合う5M程度の滝は左から巻いた。ここの草付きの泥壁がいやらしく、先頭のIZUさんにお助けスリングを出してもらった。

沢型が藪に消えるところはIZUさんが左の泥壁に登ってみるが、あまりよくないようだったので、正面から右上して藪に入るルートを行ってみる。ここも急で10M位はほぼ木の枝や草をつかみながら登る感じだった。一旦傾斜がゆるんでかすかな踏み跡らしいものも見つかったが、最後のところで濃い藪に阻まれ正面に行けず、右に追いやられたときは少し焦った。

 その後、小尾根のような地形になり、上に向かって登れるようになった。がんばって藪を漕ぎ、最後は大岩の左を抜けて、地形図の1450辺りの登山道に到着。
 2番手のIIJさんは転がりながら藪から飛び出してきた。「ベリーロールです!」とのこと。
 稜線上は風が抜けて気持ち良かった。吾策新道はところどころ滑りやすいところがあったものの、よく整備されており歩きやすかった。いつか万太郎山まで登ってみたいものだ。下山は1時間30分弱で吾策新道入り口まで到着した。

 『上信越の谷105ルート』では「ヤブこぎはほとんどなしで・・・」との記載だったが、最後の30分くらいは結構な激ヤブだったと思います。我々がとったルートが誤っていたのか、ルート図の発刊から四半世紀でヤブが成長したのか、それとも詰めの途中で登山道が横切っているような沢に行くことが多くなった我々が軟弱化したのか、どなたか検証をお願いします。私は同行しないと思いますが。

【行動時間】
6:20入渓点〜6:50大ベタテ沢出合い〜7:25二俣〜8:10五段滝下〜10:40スラブ滝上〜13:00登山道〜14:30吾策新道入口

記録 GEN


2024年度山行報告へ