北ア・奥穂高岳・北穂高岳
日程:2024年9月26日〜30日
<行動記録>
9月26日 天気:晴れ
八王子駅7時30分発特急あずさ1号に乗車して、松本駅から新島々駅経由で上高地に12時00分に着いた。昼食を食べ歩き始める。今日は日本列島が移動性高気圧に覆われ、天気が良く青空が広がっていた。河童橋から工事ということで右岸沿いに歩き岳沢湿原を通って明神池入り口から明神に抜けた。あとはいつも通り徳沢を経由して横尾に16時に着いた。テントは7〜8張りと少ない。
9月27日 天気:曇
夜中にトイレに行くと星空が広がっていたが、起床する4時頃にはパラパラ小雨が降っていた。しかし、それは直ぐに止んだ。
横尾を6時に出発して、本谷橋で休憩を入れ、急登を40分ほど頑張ると登山道は傾斜が緩くなる。この辺は本来なら景色の良い所だが、生憎ガスに包まれ展望は無かった。
一本休憩を入れて涸沢に9時10分に着いた。テントの受付は15時からとあったので、IIJ氏のテントを探して、その横にテントを設営した。幸いに凹凸が無くボード(1日500円)を使用することなくテントを設営した。稜線は雲に包まれているが、涸沢の紅葉の様子を見ることができた。紅葉は始まったばかりと思われる。
涸沢ヒュッテのテラスで缶ビールを飲んでいると、IIJ氏が北穂高岳から戻ってきた。その後一緒に酒盛りと山談義をして、13時頃にテントに戻り昼寝をした。その後、涸沢小屋ではWi-Fiが入るとのことで、小屋のテラスへ行き明日の天気予報の情報を得た。しかし、今日と変わらず曇とあった。
夕方にテントの前で酒盛りを行い、17時過ぎに各々分かれ夕食と摂り就寝した。
この日も夜半に星空が広がっていたので、明日は思った以上に天気は良いかも。
9月28日 天気:曇
4時20分に起床すると星が出ていて、晴天が予想された。6時に涸沢を出発する頃には、青空も幾分か見える。期待された朝焼けもなかったが、周囲のようすは分かるので、思ったより天気は良いかも?
パノラマコースから、涸沢の様子を眺めながら歩き、涸沢小屋分岐まで比較的大きな石が引き詰められ歩き易かった。分岐から石ころゴロゴロの道で歩きにくくなる。穂高小屋からの登山者とすれ違うのが多くなった。
1時間強でザイテングラードの取り付きに着いて休憩する。
ザイテングラードとは「支尾根」を意味するドイツ語で、急峻な尾根ですが、梯子や鎖場があるので、三点支持をしっかりして行動した。岩に付けられて印を頼りに高度を上げていく。40分ほど登ったところに広いテラスがあり休憩に適しているが、穂高小屋まで20分の白ペンキの表示があり、そこまで頑張ることにした。最後の方は尾根の右をトラバースして登って行き、左へ行くと穂高山荘に8時10分に着いた。
休憩していると穂高に初めて来る方から、「一緒に付いていっていいですか」と言われ、了承して奥穂高岳目指して、最初の50mほどの梯子や岩場を慎重に抜ける。そこから尾根の右側の登山道を登って行き、ジャンダルムが間近に見えるようになると奥穂高岳山頂で9時00分に着いた。山頂は狭いのだが、前穂高岳よりに広場があり休憩する。槍ヶ岳も見えてまずまずの天気に感謝する。
山頂から登ってきた登山道を下り、梯子・鎖場を慎重に下り穂高山荘で休憩して、涸沢岳に登り返した。山荘から20分ほどで着いて、休憩して穂高山荘にもどり、ザイテングラードを下って、涸沢小屋に寄って明日の天気予報などの情報を得て、テントに戻った。
直ぐに、涸沢ヒュッテ売店のテラスでKOSは生ビールを飲み、IIJ氏はヒュッテ名物のおでんに缶ビールに舌鼓を打っていた。今日も元気で山に来られてビールを飲み幸せな一日を味わった。
9月29日 天気:曇
4時30分に起床する。IIJ氏はテントを撤収して6時過ぎに上高地へパノラマ新道経由で出発して行った。KOSは6時15分に北穂高岳へ目指して行動する。沢筋の登山道を登って行き、草むらを抜け大きな石ころの途中で休憩を入れる。
休憩ポイントから直ぐに登山道は左へトラバースして登って行くと、鎖場にでる。ここを越えると南稜テラスになる。そこから岩稜帯を登って行き梯子を越えて行くと登山道の傾斜は緩くなり休憩する。そこから昨日登った涸沢岳と北穂高岳の登山道がよく見えた。
その上は北穂高のテント場になっている。そこを越えると縦走路との分岐となり、ひと頑張りすると松濤岩、北穂高岳となる。山頂に9時10分に着いて、北穂高小屋のテラスで珈琲を入れて南岳方面の景色を楽しんだ。生憎のガスで槍ヶ岳は薄らとしか見えなかった。
30分ほどのんびりと休憩した後、登ってきた登山道をもどり、12時15分に涸沢に着いた。缶ビールを飲み昼寝をした。
9月30日 天気:雨のち曇
夜半より雨が降り出した。トイレに行くときには合羽を着用した。4時に起床する。
テント撤収の頃には雨は止んだ。5時45分に涸沢を後にして、横尾に向かった。S沢あたりで休憩して、本谷橋に7時10分に着いた。横尾からだろうか多くの登山者とすれ違った。横尾に8時20分に着いて長めの休憩を取る。徳沢、明神でそれぞれ休憩して、上高地の河童橋に12時10分に着いた。
上高地温泉ホテルの入浴時間が12時30分からなので、河童橋からウエストン碑の先の上高地温泉ホテルに12時40分に着いて、風呂に入り汗を流した。入浴料は1000円。
<行動時間>
9/26 上高地12:25-15:40横尾
9/27 横尾6:05-7:10本谷橋7:20-8:10標高2028m付近8:20-9:10涸沢
9:28 涸沢6:00-7:05ザイテン取り付き7:15-8:10穂高山荘8:25-9:00奥穂高岳9:35-10:10穂高山荘10:25-10:45涸沢岳11:00-12:00ザイテン取り付き12:10-13:00涸沢
9/29 涸沢6:15-7:20石ころの上7:30-8:35標高3021m付近8:45-9:10北穂高岳-9:15北穂高小屋9:45-10:50南稜梯子場10:55-12:15涸沢
9/30 涸沢5:45-8:20横尾8:35-12:10上高地河童橋12:15-12:40上高地温泉ホテル
<山行雑感>
涸沢の紅葉は始まったばかりと言える。涸沢小屋での朝の気温は+9℃程度と暖かいので冷え込みがイマイチなのが原因と思われる。涸沢で3泊して日一日と紅葉は進んでるように思われます。また、最終日は雨が降り冷え込めば紅葉は一段と鮮やかになったと思われるが、あいにくのガスで展望は得られず残念でした。もう一日居れば良かったかもと思います。
記録 KOS