北アルプス 北穂高岳〜南岳
日程:2024年8月9日〜11日
8月9日
朝3時にNAKAGさんの最寄り駅で集合し、沢渡の駐車場まで。バスターミナル向かいの駐車場は上の段は満車だったが、下の段はまだ余裕があった。
6時30分発のバスに乗車し、30分程で上高地へ。準備をして7時過ぎに歩きはじめる。小梨平方面の道が先月の大雨の影響で通行止めだったので、河童橋を渡り梓川右岸の遊歩道をたどる。朝の上高地は川霧がたっており幻想的だった。
明神橋からいつもの道に戻る。明神、徳沢で休憩をとって、10時前に横尾に到着。日差しがでて蒸し暑くなってきた。本谷橋からの登りは何度か休憩をはさんでゆっくり登る。涸沢の手前で小雨が降ってきたが本降りにならずすぐ上がった。13時前に涸沢に到着。
午後はヒュッテのテラスでおでんを食べながらゆっくりする。近くの雪渓で雪遊びをする学生とジャンボエスパースがまぶしかった。
8月10日
3時に起床し、4時30分に出発。出発時はヘッ電をつけていたが、すぐに明るくなった。北穂沢から南稜の取付きに向かう。南稜の取付きには猿が群れをなしていた。道標をかじっている子供はかわいいが、大人の猿が人をおそれずに近づいてくる姿は少し怖かった。
7時10分に北穂高岳の山頂に到着。低い雲がでているものの空は快晴で周囲の山が見渡せた。前穂高岳の北尾根が険しく美しい。15分ほど休憩してキレットへ向かう。北穂高小屋からの下りは結構な急角度で落ち込んでいる。岩場には鎖やはしご、鉄杭があるが、ざれた登山道は緊張する。早くも南岳方面からの登山者が登ってくるのですれ違いは気をつかった。
1時間と少しで長谷川ピーク。ここから南岳の直下までは急な岩場から解放されて夏尾根を歩く。天気がよく展望は素晴らしいが風がなく暑かった。南岳の登り口の日陰で休憩。
南岳の登りは遠くからみるとどこを登るのだろうと思うような壁だったが、長いはしごが何本もかけられていた。はしごを登り切り、少し傾斜がゆるくなってくると南岳小屋がみえてくる。南岳小屋には10時40分に到着。
ここまで暑さのためか思ったより時間がかかってしまったので、NAKAGさんと相談して槍はあきらめて南岳から天狗原方面に下りババ平をめざすことに計画変更する。おじさんに無理は禁物。
南岳小屋前で11時20分までゆっくり休憩して、再出発。南岳の登りはゆるやかで助かった。南岳を過ぎて少し歩くと天狗原への分岐。1ピッチは結構急な下りだった。
前日同様13時を過ぎると雲が上がってきて槍ヶ岳の姿を隠した。道はゴロゴロ転がる石の上をたどっていく。天狗池を過ぎて槍沢の道に合流すると登山者が多くなった。大曲をすぎるとようやくババ平のテントが見えてきた。15時にババ平に到着。河原を整地してテントを設営。砂地だったので快適な天場となった。
8月11日
4時起床で5時30分出発。今日は下山のみなので少し遅いスタートとした。下山途中の槍沢ロッジでテントの料金を払う。
朝の槍沢沿いの道は涼しくて快適だった。10時前に上高地着。山の日の河童橋周辺はカオスだった。
3日間天気にめぐまれて、夏山を満喫できました。槍ヶ岳には届きませんでしたが、大キレット、天狗原と歩いたことのない道をたどることができ充実しました。
記録 GEN