東北・八甲田山スキー

日程:2025年2月5日〜12日

<行動記録>
 2月5日(水)天気:吹雪
 今季最大で最長の寒波が到来してる。八甲田RWは前日から運休してるので、5日から8日まではまず難しいと考えている。7時過ぎに八甲田RWの運行状況を確認すると気温-13℃で冷え込むが、西の風27m/sで運休であった。

 2月6日(木)天気:吹雪
 7時のRW運行状況は西の風25?/Sで運休であった。思った以上に雪は降っていないようすです。

 8時にガイドに確認すると下は風が弱いので、火箱沢に行くと言うことで参加を表明した。
ツアーバスは8時45分に出発して、八甲田RW山麓駅に9時に着いて、9時20分にフォレストコースをシール登行する。途中2度休憩してフォレストコースを越えて標高1000m付近でシールを剥がし滑り始める。雪は20cmほど新雪がありスキーは走った。中間部は傾斜が緩くトレースを利用して滑り、下部はガイドがラッセルしてトレースを付け、少し待ってから滑って、林道に12時20分に着いた。
2月7日(金)天気:吹雪
7時のRW運行状況を確認すると予想通り運休で、ツアーは銅像茶屋からハイクアップするとガイドから連絡があった。
ツアーバスは8時40分に出発して、銅像茶屋に9時10分に着いた。この頃は晴れ間も見えていた。9時20分にシール登行をする。1本目の沢を越えた辺りから傾斜が急になる。標高900mを越えた辺りで2回目の休憩をする。この頃より青空は消え雪が降り始めた。
2本目の沢を越えトラバースして木の陰で風雪を避けて休憩する。そして、標高1000m付近でシールを剥がし滑る準備をする。

 ガイドから最初は傾斜が緩いがその後急になり、下部は緩くなる。左の沢に入らないようにと注意があった。滑り始めるとパウダーが乗っていてスキーが走った。その後の急な所も樹林帯のノートラックを滑り放題で最高な滑りであった。下部樹林帯は傾斜が緩いのでトレースに沿って滑るとあっと言うも間に林道にでる。

2月8日(土)天気:快晴
 7時の八甲田RWの運行状況を確認すると気温-11.6℃、南西の風10?/s、積雪415p、降雪15cmとあって運行することは分かったが、連休の土曜日ともあり、RWの混雑を避けて酸ヶ湯ガイドツアーは酸ヶ湯からハイクアップして箒場に行くとのことで、もろ手を挙げて参加した。

 ツアーは9時にスタートして、裏手の地獄沼の脇からシール登行をして、地獄湯の沢を越えて行く。3回休憩して仙人岱ヒュッテに11時40分に着いて小屋の中でランチした。
すこぶる天気が良く快晴で八甲田ブルーの展望を楽しんだ。

30分ほどして更に小岳の肩までハイクアップして、シールを剥がしてドロップインすると何と柔らかい雪に感動して滑る。鞍部の手前から左に落としていきノートラックを頂いた。そしてトラバースしながらパウダーランを楽しみ、下部樹林帯もノートラックを頂き楽しく滑って、最後はトレースに沿って箒場に14時30分に着いた。
2月9日(日)天気:吹雪
 7時のRWの運行状況は吹雪で運休であった。8時の酸ヶ湯ガイドに確認すると、銅像からハイクアップするとの事で、依瑞実と共に参加を表明した。  8時40分にバスは出発して、RW山麓駅でスキー場を滑る人を降ろして、銅像茶屋に9時20分に着いた。準備を整え9時30分にツアーはスタートして銅像コースをシール登行する。沢を渡り高度を上げ、標高1000m越えた所でシールを剥がしてドロップインする。

 すると極上のパウダーが待っていた。しかも、ツリーランはノートラック三昧であっと言う間に林間下部に着き、傾斜が無い所はトレースに沿って滑った。八甲田発参加のIZUは深雪に戸惑いながらガイドから指導を受け滑っていた。
2月10日(月)、天気:吹雪
 7時でのRW運行状況は、風が強くRWは運休で、朝から雪が降っているのでツアーは中止かと思ったが、8時にガイドの津川さんがやってきて、ダイレクトコースを登りモッコ沢へ行くと言うので参加を表明した。

 ツアーバスは8時40分に出発して、RW山麓駅に着いて待合室で準備をする。9時30分にリフト乗り場からシール登行する。ダイレクトコースに入り、ダイレクトコースの8番から傾斜が増して、膝上の雪のラッセルになり、屈強の3人のガイドが先頭を行く。

 標高1000mを越えた辺りで、左にトラバースしてシールを剥がし滑走準備に入る。  斜面に滑り込むと膝上の極上のパウダーが待っていた。IZUはガイドの徳差さんから指導を受けながら滑っていた。ツアーの一人が怪我をしたり、スキーを失くしたりするトラブルがあり、ガイドさんがその処理に追われていた。
下部の樹林帯は深雪すぎて滑らず、ガイドの津川さんらが先行してトレースを付けてくれるのを待ってツアー客は移動していく。沢を渡りフォレストコースに出ても、スキーが滑らないのでガイドがトレースを付けるのを待って滑った。13時40分にRW山麓駅に着いて、迎えのバスで酸ヶ湯に戻った。

2月11日(火)天気:吹雪
 今日も強風のためRWは運休で、昨日より雪の降り方が激しい。ツアーも中止となった。モヤヒルズスキー場へ行く案もあったが、参加をしなかった。  IZUは8時50分発の送迎バス(1便は8時40分発)で青森駅に向かって、弘前観光に行った。

 明日は西高東低の冬型が崩れ南風が入るようになるので、風も残りそうなので8時50分発の酸ヶ湯の送迎バスを利用して帰宅することを決めた。

2月12日(水)天気:曇り
 7時のRWの運行状況は予想通り運休であった。酸ヶ湯ツアーの1日コースはダイレクトコースを登り、銅像コースへ行くと言っていた。誰も入っていない前岳の斜面は良さそうだと思ったが、今日は帰宅するので、後ろ髪を引かれる思いで8時50分発のバスに乗車した。


<山行雑感>
 2月に入りRWは3日(月)〜7日まで運休で、8日は運行したものの渋滞を避けて、酸ヶ湯からハイクアップし、9日〜11日まで運休なので、今回の山行中は一回もRWに乗らなかった。しかし、気温が-10℃を下回り雪の状態は1月より良かっただけに残念であった。

 冬型の天気が続いたにも関わらず8日は一日ピーカンとなり、山越えのツアーに参加して絶景を楽しめたこと、今季最高の雪質を滑れたことはこの上ない八甲田の山スキーを味わえたことは嬉しいが、今季は一度もオーバーヘッドの深雪を味わえないとなると寂しい。

 初参加のIZUは荒天でRWに乗れず、前岳東斜面や八甲田温泉コースの赤倉岳の本斜面の滑りを味わえなかったのは残念です。
記録:KOS

〈IZU感想〉
 今回は初めて八甲田に行くこともあり、1月からスキー場に毎週オフピステのスキー場に通い準備をしたつもりでしたが、ツアーで行って滑るのはなかなか難しかったです。
唯一晴れた初日にロープウエイに乗りダイレクトコースを1本滑ることができてよかった。ただもう少し天気の良い日は欲張って滑ればよかったなと思いました。




2024年度山行報告へ