東北・八甲田山スキー

日程:2025年1月3日〜6日

<行動記録>
 アプローチ
 正月でもあるのでJRの大人の休日割引が使用できないので、JALのマイルを利用して計画した。

 1月3日 天気:雪後曇り
酸ヶ湯の積雪が話題となっているが、八甲田RWの運行状況は積雪410cm,降雪100cmと降っていた。RWは除雪のため10時15分から運行で、ツアー客は山頂駅に上がるのに2時間かかったっそうである。

 12:30発の酸ヶ湯の送迎バスでRWに向かう。すると3回待ちで山頂駅に上がった。まずはダイレクトコースを滑って行くと、意外にも視界があった。しかし、コースは滑り尽くされていた。途中で横に逸れようとすると、深みにはまりスキーが滑らない。

後で聞いた話では、酸ヶ湯のツアーは12時40分にスタートをして、ヘモへ行ったそうである。最初の斜面はそこそこ滑ったが、転ぶと起き上がるのに苦労したそうで、その後トラバースして樹林帯に入ると、先行者のトレースを使わないと滑らなかったそうだ。また、Y沢を渡るところでは、上がれずにシールを付けて越え、フォレストコースまで出たそうである。そして、RW山麓駅に着いたのが14時45分でその日のツアーは終了したとの事。

1月4日 天気:雪
八甲田RWの運行状況は雪&霧で気温?10.6℃(山麓-4℃)北西の風10m/s、積雪400cm、降雪30cmとあった。この三日間で2m近い降雪となっている。
ツアーバスは観光バスが雪に突っ込んだと言うことで15分ほど遅れた。RW山麓駅に着いたのが9時30分であったが、空いていて1本待って山頂駅に上がれた。ツアーは10時15分に出発し、銅像ルートへ向かった。いつものように田茂萢岳山頂に上がる時のトレースの深さが積雪量の多さを物語っていた。ガイドから深みにはまると動けなくなるから先行者のトレースを使うようにと注意があった。山頂から少し滑り一段降りた所からは、深雪が溜まっていた。3番に滑り込む所では一段降りてから斜面に入った。いつもなら快適にスキーが走る所も、スキーが潜り走らないところか横に曲がると止まりそうになる。何とか底に降りて、シールを付けるのだが、スキーの片足を外すと腿まで潜るので、片足ずつシールを付ける。
シール登行を30分ほどして前岳の肩までやって来た。他のパーティーが来ていた。シールを外して、沢目の手前の尾根筋を滑る。下部はガイドさんの注意通りトレースを利用して滑った。そいて、左にトラバースして樹林帯を滑る。ノートラックに入るとスキーが止まり、出るのに苦労する。沢を慎重に越えてからは樹林帯の下部はしっかりトレースが出来ていて快適に滑ることができた。
銅像茶屋に12時20分に着いた。2時間を要した。
午後のツアーは14時10分スタートで変則モッコ沢で、フォレストコースから入るが、ギャップで転んだ時、起き上がるのに一人では無理でガイドさんに助けてもらう。また、深みにはまると動けなくなり、ガイドさんが足元の雪を払ってくれて動けるようになる。ボードでは動けなくなるとスコップで雪を掻いて助けていた。
Y沢を越えて、フォレストコースに出て山麓駅に15時40分に着いた。
1月5日 天気:雪時々曇り
北西の風26m/sでツアーは中止となった。

1月6日 天気:曇
低気圧の影響で南風が入り気温が上昇した。平地では雨の予報で、RWは南の風26m/sで運休となりツアーは中止となった。前日に予約しておいた12時30分発の酸ヶ湯の送迎バスで青森駅に出て、路線バスで青森空港から羽田空港に向かった。

<山行雑感>
正月明けで積雪が4mを越えるのは初めてのように思う。そして、一日の降雪が100cmになるのも、5〜6年前の2月に90cmになった時以来で、いくらパウダーだと言ってもそれだけ降ると重くなり、転んだら最後起き上がれない(もがけばもがくほど体が沈む)。特に今年の雪は重めのようだ。 


記録:KOS



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