東北・八甲田山スキー
日程:2025年1月21日〜30日
<行動記録>
1月21日 天気:曇り
東京駅6時32分発はやぶさ1号に乗車して、7時過ぎに八甲田RWの運行状況を確認すると、HP更新のためインスタグラムで情報の配信をしていた。
気温-5℃、北の風1m/s、積雪390cm、降雪0cmで暖かいのが気になる。
青森駅10時15分発の酸ヶ湯の送迎バスに乗車して、酸ヶ湯に11時15分に着いて、チェックインをして、12時30分発のRW行きのバスに乗車して、山麓駅に着いて直ぐの12時50分発のRWに乗車できた。
ダイレクトコースを滑って、左の樹林帯を滑って山麓に降りた。するとRWが混雑していて、2本ほど待って山頂に上がる。二本目もダイレクトコースを滑った。平日での「混雑の原因は東南アジア系外国人であった。
16時のバスで酸ヶ湯に戻ると午後ツアーが丁度、宮様ルートから戻ってきたときに出くわす。鍋こわしの辺りはアイスバーンであったそうだが、上部は良い雪であったそうだ。
1月22日(水)天気:晴れ後曇り、雪
8時40分にツアーバスが出発した。RW山麓駅に着いて1本待って山頂駅に上がれた。
ツアーは山頂駅でシールを付け9時50分にスタートする。天気は思いのほか良く晴れている。山越えルートで、宮様分岐までシールで移動する。青空が広がり青森市内が良く見えている。宮様分岐でシールを剥がして寒水沢に入って沢床に降りて沢を越えて、いつものシール着け場に移動する。途中はギャップがあり慎重に移動する。
シールを付けハイクアップする。尾根の手前で休憩をする。その後、尾根に上がり寒水沢をつめて大岳避難小屋に着くと、風が出始めガスも出てくる。ガイドの隊長から「小岳に行こうと思ったが、天候がよろしくないので、降りましょう」とあり、シールを剥がして滑るが、大岳避難小屋の先に雪庇が張り出して、隊長が何とか降り口を見つけて降りた。一滑りしてランチタイムとなった。
ランチ後は沢目に入ると柔らかい雪で楽しい。その後、左の台地に上がってもメローな雪が薄く乗って快適に滑った。沢を越えて樹林帯に入って行くととても良い雪で、ツリーランを楽しむ。下部はトレースに沿って滑り、最後はボブスレー状態で箒場に14時に着いた。
1月23日 天気:晴れ後曇り雪
9時にRW山麓駅に着くと比較的空いていて9時25分に山頂駅に上がる。青空が広がっていた。ガイドから山越えに行くと指示があった。山頂駅でシールを付け、9時50分にツアーはスタートした。昨日同様に宮様分岐まで移動して、シールを剥いで沢に滑り込むと、ノートラックのクリーミーな雪が待っていた。樹林帯のトラバースはギャップがあり、ボーダーは苦労していたようす。その後、シールを付けて大岳避難小屋までハイクアップする。この頃より雲が広がってきたが視界はあるので、シールを剥がして雪庇を越えて小岳の鞍部でランチをする。
シールを付け小岳の肩までハイクアップして滑走準備に入ると雪が降り始めた。高田大岳の鞍部へ滑り、沢筋に入るとクリーミーな雪があり、小岳に入っているパーティーは酸ヶ湯チームと浜ちゃんチームしかなくノートラック三昧であった。
沢越えをして樹林帯に入ってもクリーミーな雪を快適に滑り、最後はトレースに沿って箒場に到着した。
1月24日(金)天気:曇り時々雪
昨日の雪はさほど降らなかったようだ。しかし、RWは強風のため運休。ガイドに確認すると銅像茶屋からハイクアップするとのことでツアーに参加した。
ツアーバスは9時に出発して、銅像茶屋に9時半過ぎに着いた。準備を整えスタートすると太陽の日差しがあった。箒場へ行けたのではないと思うくらい。2本休憩して123台地の下の標高1050m付近までやって来た。シールを剥がして滑走準備にはいる。ドロップインすると何といい雪かと感激する。右に左にノートラックを拾いながら斜面を滑る。
下部はいささか木からの落雪が固っているので注意して滑った。そして、12時に元湯温泉に着いて迎えのバスで酸ヶ湯に戻った。
1月25日(土)天気:晴れ後曇り時々雪
8時40分にツアーバスが出発して、RW山麓駅に9時前に着くと外まで並んでいた。しかし、いつもより早く出発したので2本ほど早く乗れて、山頂駅に9時45分に上がる。
ツアーは10時15分にシールを付け箒場へ向けて出発する。天気は良く晴れている。しかも風が無い。
宮様分岐まで移動して、シールを剥がし滑り込む。沢を越えていつものシール付け場でシールを貼ってハイクアップする。尾根で一本休憩して寒水沢を詰めて12時35分に大岳避難小屋に着いた。風が無いので外でランチをする。
13時に井戸岳へトラバース気味に20分ほど登って行くと、天気予報通り雪がちらつき始めた。シールを剥がし滑り始める。意外と雪は積もっておらず、風の影響でパック気味で注意して滑る。良いところもあり気の抜けないところもある中、柔らかい雪の沢目を狙って滑って行く。台地に上がる時にはギャップに振られたり、台地ではスキーが引っ掛かったりとあったが楽しく滑った。樹林帯に入ると柔らかい雪が残っておりノートラックを拾った。下部樹林帯は斜度が無いのでトレースに沿って滑り箒場に14時30分に着いた。この頃には再び晴れてきたので、少しは新雪が欲しいところだ。
1月26日
本日、RW運休で酸ヶ湯BCツアーは山麓駅からフォレストコースを登り、火箱沢を滑る。標高980mまでハイクアップ。シールを剥がしドロップインするが、斜度が少なく重たい雪のため、先行者のトレースを使わないと走らない。
12時30分に林道に出て、迎えのバスで酸ヶ湯に戻る。
1月27日(月)天気:晴れ後曇り
8時40分にバスは出発する。ツアー客と一般客でバスは2台出た。9時前にRW山麓駅に着くと月曜日だと言うのに外まで並んでいた。1時間ほどかかり山頂駅に上がる。
10時15分にツアーは出発する。コースは銅像で、先頭ガイドは南山氏が務めるので新鮮な感じがした。田茂萢岳山頂に上がると八甲田の山々が白く青空に映えていた。1月にしては雪面がガタガタで、厳冬期の八甲田とは思えない。
田茂萢沢に滑り込むと、柔らかい雪だが、幾分荒れ気味で気分良くとは行かなかった。底でシールを付けてハイクアップする。鳴沢台地の西側にやってきて、チョロ沢にドロップインして右の樹林帯に進むと、その先にノートラックが広がっていた。良い雪だがパウダーとは言えないが楽しく滑った。いつもの所で沢を渡らずに右に流れて行き、下の方で沢越えして銅像茶屋に12時15分に着いた。迎えのバスでRW山麓駅に向かう。
RW山麓駅に着いて1本待って山頂駅に上がった。午後ツアーは13時40分にスタートする。田茂萢岳に上がるとガスが出ていた。しかし滑って行くと視界が得らるようになった。田茂萢沢は午前より左の斜面を滑る。ギャップに注意して滑った。底でシールを付けて前岳の肩までハイクアップする。シールを剥がして沢目の手前の尾根を滑ると、中々軽い雪が残っていて気持ち良く滑る。そして、樹林帯を左へトラバースして行くと、ノートラックが広がるも、重めで太腿が疲れる。沢を越えてからの樹林帯はトレースに沿って滑り、15時25分に銅像茶屋に着いた。
1月28日(火)天気:晴れ後曇り
8時40分にバスが出発する。天気は晴れているが、予報では昼から雪マークが付いていた。8時50分に山麓駅に着くと、RWの列はさほど並んでいなく2本待ちで山頂に上がる。
ツアーは9時50分にスタートするとRWは10時15分で運休とアナウンスがあった。田茂萢岳に上がると晴れているが怪しい雲が広がりつつある。田茂萢沢に0番から入った。昨日より重めである。底でシールを付けて前岳に向かってシール登行する。この時には雲が広がっていた。
前岳の肩までやって来た。昨日より高い位置でシールを剥がした。3人ずつ沢目を越えて東斜面に入った。奥より手前の沢目の方が柔らかい雪が残っていた。その後、左にトラバースして樹林帯に入るとノートラックがあって入ってみたがやや重めであった。
沢を越えて下部樹林帯はトレースを利用して滑って銅像茶屋に11時40分に着いた。迎えのバスで酸ヶ湯に戻った。
1月29日(水)天気:晴れのち曇り、雪
強風のためRWは運休で、ツアーは銅像茶屋から登り田代元湯に行く。8時40分にバスは出発して9時に銅像茶屋に着いて、シールを付け9時11分に出発する。40分ほど歩き沢を渡り、さらに標高920m付近でもう一本沢を越え、1000mまで高度を上げてからトラバースする。一二三台地の下の標高1050m付近でシールを剥がし滑る準備をする。
先行パーティーは浜ちゃんチームの4人のみで、ノートラックを頂く。降雪25cm程の雪で、やや重ながらスキーが走り楽しかった。その後、傾斜が落ちたところではトレースを使いながら滑った。雪がかなり降ってきた。12時20分に林道に出て、迎えのバスで酸ヶ湯に戻った。
1月30日(木)天気:雪
数日前から荒天が予想されたため、8時50分発の酸ヶ湯の青森駅行きの送迎バスを予約した。青森駅に出て市場で魚を購入して、長尾の中華ぞばを食べ、新青森駅11時52分発のはやぶさ22号で帰宅した。
<山行雑感>
八甲田のパウダーの山スキーを望んだが、18日に115cm降ってからほとんど雪が降らず、気温も‐5℃と暖かいので拍子抜けした。しかし、22日、23日、25日に山越えのツアーに行けたことは良かった。23日の小岳から箒場はクリーミーな雪が5cmほど積もりとても良かった。30日から雪が降り出したので1日〜2日はパウダーが楽しめそうだと思った。
記録:KOS