北アルプス 蝶ヶ岳

日程:2024年5月4日(土)〜5月6日(月)

5月4日、天気:快晴
 上高地BTでIIJ氏と合流する。とても寒い。軽く朝食を食べ行動開始する。今日の予定は横尾までなので、河童橋から岳湿原を通り、明神池を見学してから、横尾に向かった。途中は新村橋の工事のため、一部登山道が変わっていた。10時15分に横尾山荘に着いて、テントを設営する。その後は持参した酒を飲む。

5月5日、天気:快晴
 4時に起床する。昨夜ほど冷えなかった。5時45分に横尾を出発して、登山道に入る。雪は無く直ぐに急登となり、40分ほどで槍見台に着く。ベンチがあり休みながら槍ケ岳を見る。青空に映えて奇麗であった。その後も急登を登る。7時05分にベンチ(標高2080m)があり休憩する。樹林帯の登りで展望は得られない。標高2200m付近から雪が現れ傾斜もあることからアイゼンを装着する。

標高2400m辺りで休憩を入れる。樹林帯が切れてひと踏ん張りすると雪が途切れて、アイゼンのまま岩稜帯を登り稜線の標識のところで休憩する。振り返ると槍穂高の稜線が素晴らしいの一言である。そこから15分ほどで蝶槍に着いた。小さな三角のピークで槍穂高を眺めながら大休憩した。
 雪の無い稜線を歩いて蝶ケ岳ヒュッテに着いて、テントを設営した。そして、その少し上の蝶ケ岳のピークに上がる。申し分ない好天で展望を楽しんだ。乗鞍岳、御嶽山、南アルプスと八ケ岳、その間に富士山が見える。雪の無い浅間山、白い雪の被る妙高山と雲一つない山々を堪能する。

 そして、蝶ケ岳ヒュッテに行き、MAT氏が働いているとのことで訪れたが外出中とのことで、テント内で酒盛りをして、しばしウツラウツラする。
 夕方にMAT氏が酒を持って現れテント内で談笑した。山で知人に会うのは楽しいものだ。
 夕食を食べ、風が強いのだが明日は4時起床と決めて、シュラフに入ったが、夜中十風が強く寝付けなかった。

 5月6日、天気:曇り&強風
 明け方の3時近くになり、風がさらに強まったので、予定を変更して朝食を直ぐに食べ、撤収の準備を行なった。テント内でパッキングを終えて、テントをツブシテ丸め、小屋の脇へ持って行って撤収を完了させた。その際にポールは曲がっていた。
 蝶ケ岳ヒュッテから山頂をトラバースして歩くときは風の影響を受けたが、一旦稜線を降りると風の影響は感じられなかった。樹林帯に入るところでアイゼンを付け、下っていき、登りかえたところが長官山で休憩した。
 その後の樹林帯は適度な斜度の雪道で歩きやすくペースアップした。標高2,200m付近でアイゼンを取り、樹林帯を下って7時35分に徳沢に着いた。その後、明神で休憩して上高地BTに9時50分に着いて、11時25分発の新島々駅行きバスの予約をしてから、上高地アルペンホテルへ汗を流しに風呂へ行った。さっぱりして、上高地BTで山賊揚げを摘みに缶ビールを飲んだが実に美味しかった。松本駅に出て、特急あずさは予約で満席のため、14時15分発の塩山行きで甲府駅に出て、八王子駅まで各停で帰路に着いた。

<山行雑感>
 横尾にテント泊をして、蝶ケ岳山頂でテントしてのゆっくりペースの山行で、飯島氏には物足りなかったようで、上高地から一気に蝶ケ岳に登り、夜行1泊2日の山行で充分なようだったので少し反省している。  5月3日〜5日の天気は最高で特に蝶ケ岳山頂から望む槍穂高の稜線の景色はめったに無い好天で思いで深い山行となった。(KOS)

蝶ケ岳山頂で泊まりたい希望を聞いてもらったが、最高の天気で山頂の絶景をゆっくりできよかった。槍穂高の景色をみてぜひ登りたいという気持ちが強くなった。また風の強い中のテント経験ができ,特に撤収方法は勉強になった。  個人的には雪上でのテント泊を経験したかったが雪が少なくかなわなかったのが少し残念であった。(IIJ)



記録 KOS


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