焼石岳

日程:2023年7月2日

<行動記録>
 7月2日 天気:快晴
 前日の夕方は夕焼け空が広がっていたので、2日は晴れそうだと確信した。2日の朝、4時に起床して、朝食を食べテントを撤収した。朝の雲がまったく消えて青空が広がっていた。つぶ沼野営場を5時33分に出発して、中沼登山口に移動した。林道は砂利道でスピードは出せないが、5時55分に中沼登山口に着いた。するとかなりの台数の車が止まっていた。
 準備を整えて6時05分に出発した。中沼のところでベンチがあり休憩した。樹林帯で湿度は高かった。
 中沼から沼の淵を歩いて行くと樹林が切れて展望の良いところに差し掛かった。地図上ではここが中沼となっているようだが、休めるところは無い。景色が良いので写真を撮った。そこから少し行くと、沼の反対側になり、湿原になっているところを歩く。そしてだんだんと登山道の斜度が増していく。中沼から45分ほどでつぶ沼ルートと合流して、しばらく行くと銀明水になる。ここの水は冷たくて実に美味しい。ベンチがあり休憩した。この裏手には避難小屋がある。
銀明水からは残雪が残っていたり、木道があったり、石ころの道であったりと、日差しがあり、気温も上がってきて風通しの悪いところでは蒸し暑かった。でもOKU氏は快調に歩いて行く。何とか頑張り1時間強で姥石平に着いた。ここから焼石岳が良く見えた。また、東焼石岳の方が高山植物が多いと言って、そちらに向かう人が結構いた。
姥石平から少し歩くと泉水沼があり、沼越しの焼石岳のロケーションが良い。そして、焼石岳の肩まで来ると、北西方向の展望が開け、雪の残った鳥海山が雲海の彼方に浮かんで見えた。
 焼石岳の山頂に9時45分に着く頃には雲が湧きだして、鳥海山は見えなくなった。山頂から東焼石岳の方面が見えたが、なだらかな山容で登って面白そうな山では無いが、この山の売りはやはり高山植物であると思われる。だが、時期的には今回は遅いようであった。チングルマは6月中旬が良いようだ。
 10時00分に山頂を後にして、登ってきた道を戻って行く。木道ではスリップに注意して、残雪では踏み抜きに注意して下って、銀明水に11時20分に着いた。気温が上がってきたのでここの冷たい水が喉の渇きを癒やすのに最高であった。
その後は小さな橋が流失しているところは徒渉に注意して行動して、中沼のベンチに12時30分に着いて休憩して、中沼駐車場に13時00分に着いた。朝あった車はかなり少なくなっていた。

 一ノ関に戻る途中で温泉に入って汗を流した。一ノ関でレンタカーを返却して、駅前の居酒屋で反省会を行い、一ノ関駅でOKU氏と別れた。

<行動時間>
 中沼駐車場6:05-6:40中沼ベンチ6:45-7:30つぶ沼分岐7:35-7:55銀明水8:00-9:10姥石平9:20-9:45焼石岳山頂10:00-11:20銀明水11:30-12:30中沼ベンチ12:35-13:00 中沼駐車場

<山行雑感>
出発の数日前の天気予報では曇りで雨が降らない程度のようだったが、1日の夕方の夕焼けから、2日は快晴となったのには驚いた。しかし、山は晴れた方が気分は相当良くなる。
快晴の影響だろうか登山口の中沼駐車場には多くの車があった。その殆どが我々と同じ日帰り登山のようだ。
登山口から歩き、中沼の淵を歩いていると、池越しに稜線の緑と青い空が美しかった。銀明水から姥石平までは、以外と単調な木道歩きで、景色も単調で面白みに欠ける。しかし、姥石平から先は焼石岳山頂までそれ程遠くなく、池あり高山植物ありと人気の山であることが伺える。この付近のチングルマの最盛期に来たいものだと思った。

記録 KOS


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