谷川連峰 白毛門〜赤沢山

日程:2024年3月15日(夜)〜17日

 3月15日
 22時に横浜に集合し、25時ころに水上に到着。現地は雨が降っていた。湯檜曽で仮眠。

3月16日
 朝5時過ぎに起床し、車を土合駅横の谷川岳ドライブインに移動させる。雨はあがっていたが、天気予報の通り平地でも体があおられるほど風が強い。昼前には風がおさまる予報だったので、車のなかで少し待機して、7時過ぎに歩きだす。白毛門登山口の駐車場はまだ雪の下、橋を渡った先も雪がしっかりついていた。トレースもバッチリ。

 1時間ほど登ったところでアイゼンをつける。その後も雪はそれほどゆるまず、歩きやすかった。
 朝は谷川岳頂上付近には雲がかかっていたが、松ノ木沢ノ頭にでる頃には雲がとれ、谷川岳東面の絶景を眺めることができた。
白毛門直下の大斜面も安定しており、最初はビビり気味だったKOYAさんも問題なくクリアしていた。11時45分に白毛門に到着。 奥利根の山から尾瀬の山、日光の山まで見渡すことができた。
 白毛門からは東にのびる広い尾根を下る。右手に雪庇がでていたので、左の樹林帯を縫うように下っていく。
13時に1526の付近で行動を終了し、天場を建設する。到着時点ではまだ風があったので、竪穴を深めにほって快適な一晩の宿ができた。正面に朝日岳の稜線がながめられるいい場所だった。
 午後の時間はお酒をのんだり、おやつを食べたりしながら山談義、山道具談義に花をさかせた。そのまま夕食に入り、早めに就寝。

 3月17日
 6時50分に天場を出発。天気は薄曇り。出発時は雪が締まっており、ワカンつけるとほとんど沈まず快調に下っていく。30分ほどで東黒沢のコル。ここで2人パーティとすれ違う。コルから1495までが本日最大の登りだったが、まだ雪が締まっていたのでそれほど苦労せず登り返すことができた。1495のピークで小休止。いつか行ってみたいと思っている宝川温泉から布引山、大烏帽子山のなだらかな稜線が呼んでいる。

 1495から稜線は南に折れる。細かいアップダウンが続き、雪もゆるみすれ違ったパーティのトレースがあるものの、雪に足を取られたりブッシュをよける場面が多くなり、予想より時間がかかってしまった。11時にようやく赤沢山に到着。
赤沢山からは北西の尾根を下り117の小ピーク辺りから西の尾根に移る。ここからは雪が少なくなって、ところどころ滑りやすい土斜面がでており少々てこずった。以前同じルートを歩いたNAKAGさんによると早めに右手の沢状に下りたとのことだったが、ところどころデブリがあったのでできるだけ尾根上を下っていった。最後は尾根がやぶの崖で行き詰ってしまったので、少しもどった右手の斜面から沢に下る。沢に降りてから白毛門の登山口ますぐそこだった。13時50分に登山口着。

 駐車場で荷物を片付け、湯テルメで山旅の汗を流して、帰路につく。水上の飲食店は15時を過ぎるとお昼の営業が終わっているようで、上毛高原駅前の天丸でそばを食べて、帰路についた。


記録 GEN


2023年度山行報告へ