東北・森吉山

日程:2023年7月13日

<行動記録>
 7月13日 天気:曇り
 数日前の天気予報では雨マークが付いていたが、それが消えたが晴れとはならなかったが、雨は降らなさそうである。
 角館駅前のホテルを7時35分に出発して森吉山登山口のこめつが山荘へ向かった。登山口までかなりの距離があり、2時間ほどかかって9時35分に着いた。駐車場には2台ほど駐車があった。
 こめつが山荘の裏手から登山開始した。最初はこめつがの森を歩いて行く。途中には旧スキー場のルートを歩いて行く。ガスが出ていて視界は得られない。森林帯ではアジサイが咲いていた。また、トンボが多く舞っていた。

 一ノ越の手前が急で、風が通らないところでは蒸し暑かった。一ノ越のピークは岩稜帯らしく、展望の良さそうなところであるが、ガスの中で展望は得られない。その先の登山道は下っている。鞍部にさしかかると湿原になっているところもありぬかるんでいる。T氏は長靴で登山に臨んでいるので、装備として正解であると思った。下った先に巻き道との合流点の雲嶺峠があったが、巻き道(勘助道)は雑草に覆われているようだ。この辺りからニッコウキスゲが目立つようになり、丁度満開と言って良い。
20分弱、ぬかるんだ登山道を行くと、森吉神社が現れた。立派な社で裏手に奇岩があり、神として祭られている。また、隣には避難小屋があり、立派で綺麗である。
その後もガスで展望の得られなく、ぬかるんだ登山道を数分行くと、阿仁コースからの合流点になる。すると、登山者を見かけるようになる。さらい15分ほどで避難小屋になり、そこから登山道の傾斜が増してきて、30分強で山頂に着いた。山頂では風もあり寒いので避難小屋までもどり休憩した。小屋の前には地図には無いが、水場まで120mという表示があった。また、山頂と避難小屋の中間地点に稚児平というところがあり、高山植物の多いところで、盛りは過ぎたチングルマの綿毛の群落を見かけた。
 休憩後には天気が回復傾向となり、山頂は雲に包まれていたが、山頂から一ノ越までの周辺の山容が分かるようになった。高低差はさほどなく、沼も多く木道の周辺には高山植物が多く、正しく花の名山といえる。一ノ越までもどり休憩して、こめつが山荘へ戻った。
<行動時間>
 こめつが山荘9:45-11:00一ノ越11:10-12:25森吉山山頂12:30-12:55阿仁避難小屋13:05-13:50一ノ越14:00-14:50こめつが山荘

<山行雑感>
 今回は角館に宿を取ったが、登山口のこめつが山荘まで2時間を要したので、阿仁前田駅(秋田内陸縦貫鉄道)あたりに宿泊すると楽だと思った。また、阿仁前田駅から乗合タクシーが阿仁スキー場まで運行されているので、車が無くても森吉山には登れるし、途中の避難小屋は綺麗であるので有効利用できると思う。ゴンドラも運行されているので、そちらから登ってくる登山者がほとんどであるようだ。

 何と言っても一ノ越から森吉山山頂までは高低差も無く、沼あり小湿原あり、高山植物が多いので人気の山であることが分かる。特に山頂直下の稚児平あたりのチングルマをはじめとする高山植物は良さそうである。今回はチングルマの時期を逸していたが、他の山行報告を見てみると、6月末あたりが良いようである。

記録 KOS


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