屋久島 宮之浦岳

日程:2023年5月16日(火)〜20日(土)

5月16日(火)東京羽田空港8:05発の飛行機で、鹿児島に向かう。9:55着。乗り継ぎで11:25発、屋久島空港に12:05到着する。不要な手荷物をコインロッカーに預け、観光案内所で登山届を提出、入山協力金の2,000円を支払う。空港の売店にガスカートリッジが無かったので、安房の山岳太郎(山道具屋)にタクシーで向かう。ガスカートリッジを購入し、紀元杉行きのバス乗り場の、合庁前まで5分ほど歩く。13:30に出発し、紀元杉に14:37到着する。バスはガラガラで、登山者は5人ほど。紀元杉を見学し、15:00出発する。今日は東京からここまで晴れで、結構暑い。15:25淀川登山口に到着。トイレを済ませ、15:35出発。淀川小屋に16:20到着する。今日の淀川小屋の宿泊者は、8人ほど、テントが単独の2張りだけでした。水場は、小屋のすぐ裏にある沢で、豊富にある。小屋は、火気厳禁で、外で夕食を取る。19時頃、就寝する。
5月17日(水)4時起床、5:40出発する。淀川を渡り、登りが始まる。今日も晴れだが、朝なので、まだ涼しい。6:45高盤岳展望台に着く。屋久島一番の奇岩、豆腐岩が山頂に見える。小花之江河を通り、7:25花之江河に到着する。7:50黒味岳分岐に着き、ザックを置いて、黒味岳に向かう。途中、ヤクシマミツバツツジが、結構咲いていた。8:25黒味岳に到着する。岩の山頂で、360度の展望が素晴らしい。5分ほど景色を堪能し出発する。9:05分岐に戻り、9:10出発。9:55投石平に到着する。10:05出発し、この辺から稜線歩きとなる。途中、ヤクシマシャクナゲが咲き出していた。また、所々で水場が有り、補給する。栗生岳を通過し、12:20宮之浦岳に到着する。かなり雲が湧いて来ているが、360度の展望が素晴らしい。特に、草原の様なヤクザサとゴツゴツした花崗岩の永田岳は、見ていて飽きない。充分景色を堪能し、12:40出発する。展望の稜線を歩き、平石岩屋を過ぎると、ヤクシマシャクナゲの森に入る。結構咲き出していて、ピンクの蕾と白くなった花がとても綺麗だ。何回か休憩し、15:45新高塚小屋に到着する。今日の新高塚小屋の宿泊者は、20人ほど、テントが3張りでした。結果論だが、保険でテントを持参したが、必要なかった。水場は、テント場の裏に有るが、チョロチョロで、汲むのに時間がかかる。小屋は、何故だか火気使用可で、寝床スペースで炊事し、夕食を取る。19時頃、就寝する。
5月18日(木)4時起床、霧雨が降ったり止んだりで、カッパを着て5:25出発する。6:30高塚小屋に到着。6:45縄文杉に到着する。10分程休んで記念撮影。6:55出発し、夫婦杉、大王杉を見て、8:10ウィルソン株に到着する。ここで休んでいると、下から縄文杉の日帰りガイドツアーが登って来た。8:20出発すると、次々と団体客とすれ違う。9:00トロッコ道の有る大株歩道入口に到着する。ここにも、団体客が大勢いる。ベンチも占領されているので、休まず進む。途中、一回休憩し、10:30小杉谷山荘跡で、トイレ休憩する。出発し、すぐに楠川別れに着く。予定では、白谷雲水峡方面だが、雨が強くなると、沢が増水し、通過出来ない場合が有ると言う事で、荒川登山口に向かう。11:10小杉谷集落跡にある休憩所で昼休み。この頃より、雨が強くなる。11:25出発し、12:10荒川登山口に到着する。休憩所の掲示板に張ってあるタクシーの連絡先に電話をして、タクシーを呼ぶ。雨具を片付けて、タクシーを待つ。12:50荒川登山口を出発する。途中、安房の観光協会で宿を紹介して貰い、屋久島空港へ向かう。空港のコインロッカーに預けた荷物を回収し、安房の旅館に14時頃、到着する。ここは素泊まりで、夕食は近くに有るレストランで、屋久島の海の幸満載の刺身定食を頂く。
5月19日(金)宮之浦までバスで移動し、レンタカーを借りる。天気は、晴れ、曇り、雨、晴れ、曇りで、これが屋久島の天気か、と言う感じ。反時計回りに、屋久島を一周する。志戸子ガジュマル公園、永田いなか浜、屋久島灯台、西部林道、大川の滝、モッチョム岳、千尋の滝、トローキの滝、屋久杉自然館を見学し、空港でレンタカーを返却する。「縄文の宿まんてん」の温泉で汗を流し、バスで安房の旅館に戻る。夕食は、昨日とは別の居酒屋で、郷土料理を頂く。
5月20日(土)安房発7:00の高速船が満席で、宮之浦港までバスで移動する。今日の天気は晴れ。10:00発の種子島経由で、種子島、佐多岬、開聞岳、桜島等を窓から眺め、12:45鹿児島港に到着する。
今回の鹿児島山行、前半の屋久島山行は、8日間の予定で、天気が悪ければ、後半の開聞岳・韓国岳は中止しても、屋久島優先で計画した。初日、二日目と好天で、予定通り稜線歩きが出来た。三日目は曇りのち雨だったが、縄文杉からトロッコ道。白谷雲水峡は中止になったが、雨に降られたのは、トロッコ道からで、雨の屋久島も堪能する事が出来た。午後は大雨だったが、三日間の山行の後で、宿でゆっくり体を休める事が出来た。四日目の屋久島観光は、レンタカーの予約に7件目で取ることが出来た。天気は、大川の滝で雨に降られたが、おおむね晴れた。5日目は、朝一番の高速船が乗れなくて、予定外の移動があったが、無事に、鹿児島に渡ることが出来た。山優先だったので、飛行機以外、何も予約していなかったが、おおむね予定通りの山行が出来た。天気の幸運に恵まれた山行だった。


記録 IZA


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