栗駒山

日程:2023年7月1日

<行動記録>
 東京駅6時04分発の東北新幹線に乗車して、一ノ関駅に8時35分に到着した。レンタカーで8時45分に出発して、須川高原温泉に向かう。数日前までの天気予報では1日〜2日とも雨マークであったが、今日は何とか曇りで山行は実施できそうである。
 須川高原温泉に9時55分に着いて、ビジターセンターに登山届けを提出して、10時10分に温泉が湧き出ている沢筋を歩き始める。天気予報通り曇りであるが、雨は降らなさそうで良かったが、湿度は高くムシムシする。そして、湿原に出るが、生憎栗駒山の山頂は雲に覆われていた。そして、須川ルートの分岐点になる。須川ルートは有毒ガスの発生で通行止めの表示があった。
 産沼経由で山頂を目指す。登山道は雪解けか、雨の影響かぬかるんでいる。東北の山の特徴でもある。産沼で休憩して、尾根を登っていくと40分ほど急登であるが、その後は傾斜が緩やかになると、山頂に着いた。ここまで2時間で登ってくれた。山頂には多くの登山者が休んでいた。おそらくイワカガミ平から登ってきたのだろうと思われる。
山頂から西へ30分くらい歩いた所に展望台があるのだが、今日は西風で秋田県側の視界が良くないので、行っても展望は得られないと思い、山頂で15分くらい休んでから、東栗駒分岐経由で須川高原に戻ることにした。岩手県側の視界は良く、イワカガミ平の駐車場など見渡せた。そして、登山道の脇にはイワカガミ、ハクサンチドリ、ヒナザクラなどの高山植物が多く咲いていた。
東栗駒分岐から登山者が少なく、登山道も歩き難くなり、残雪も残っていた。登りの時に休憩した産沼で休憩して、登ってきたルートを戻り14時35分に須川高原温泉に着いた。
 すると、現地の方からクマに合わなかったかと聞かれた。後になって分かったことだが、我々の数分後ろを歩いていた方が湿原で小熊に襲われたらしく、ズボンを破られた事を聞いた。その湿原では11時、14時にもクマの目撃情報があったらしい。我々は遭遇しなくて良かったと思った。
須川高原の温泉に入り汗を流して、つぶ沼へ向かった。
<行動時間>
 須川高原温泉10:10-11:20産沼分岐11:30-12:10栗駒山山頂12:30-13:30産沼分岐13:40-14:35須川高原温泉

<山行雑感>
 天気はイマイチの曇りであったが、山頂直下の高山植物は花の名山であることが分かる。とりわけ山頂からイワカガミ平へ下る斜面にはイワカガミをはじめとして、ハクサンチドリ、ヒナザクラが多かった。
 湿原のクマの目撃状況は11時、14時とあり、好奇心の強い若いクマのようである。クマ除けのスプレーは必要なのかもしれない。クマ鈴は意味が無いようである。

記録 KOS


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