南魚沼 金城山

日程:2024年2月2日(夜)〜4日

2月2日22時過ぎにHIRAさんに最寄りの駅まで迎えに来てもらい、道の駅南魚沼まで。

2月3日6時ころに道の駅を出発し、金城山観音山登山口の近くにある広い路肩に駐車。準備をして7時10分登山開始。登山口は思っていたより雪が少なく、所々土がでている場所もあった。

2合目の標識のあたりから足が潜り始めたので、ワカンを装着。HIRAさんが前のときは後ろのGENはほとんど沈まずらくちんであったが、GENが前だと後ろのHIRAさんはボコボコ沈み大変そうだった。ラッセルはおおむねブーツから脛、深いところでひざ下くらい。夏道があるのでルートは明瞭だが、雪が少ないためかところどころ枝がうるさい部分があった。
標高900Mくらいまでは、目印となる小ピークがいくつかあるので、そこを目標に歩を進める。標高900Mがこの日の最初の目標だったが時間が12時30分くらいだったので先に進む。ここからは急登になり尾根も細くなるので、1,150Mまではテントを張れる場所がない。ペースが上がらないが15時位にはたどりつけるだろうと考えた。

1,050M付近の鎖場はトラバース部分の鎖を掘り出すことができたが、そこから尾根に戻るところの傾斜が急で足が抜けると怖いので、一旦鎖場の手前まで戻り、アイゼンに履き替えロープを出す。不安定な部分は雪の下の細い枝を押さえつけ乗り込むことができた。その上は木登りで尾根上まで這い上がる。尾根上の立木で支点をとり、HIRAさんをビレイ。その先はHIRAさんに40Mほどロープをひっぱってもらい尾根の細い部分を抜ける。

ロープを出して時間がかかってしまったが、1,150Mに近づいてきたので、幕営地を探しながら進む。ロープを出したところから少し進むと尾根の一段下に広い台地状の平坦地を見つけここを本日の宿に決めた。行動終了は15時30分。

夕方はガスが晴れ、六日町の夕景を眺めることができた。暗くなってからはスキー場の花火の音も聞こえた。

2月4日は6時30分に出発。荷物が減ったがいまいちスピードは上がらない。一段上がると高棚ルートの分岐付近の開けた雪尾根になる。
そこを抜けると頂上稜線までの最後の急登となる。右手はピッケルのシャフト、左手は雪に手刀を差し込み足元を固めながら急登りをクリアし、8時10分頃頂上稜線に到着した。金城山の頂上はここから北西に直線距離で300Mほどだがここまで想定より時間がかかってしまったことや、登りでロープを出した場所の下りで時間がかかりそうだったので、ここで下山することに決めた。
8時30分に下山開始。下りはワカンをアイゼンに換え慎重に下る。テント場の手前で単独行者に出合った。地元の方で今朝から登ってきたとのこと。ここまで2時間強、相当の強者だ。

9時5分にテント場に到着し、テントを片付ける。9時40分に再出発。前日ロープを出した場所は、ステップが固まっており問題なく下ることができた。
900Mまで下ると急な場所もなくほっとした。後はのんびり下り、13時ころ登山口に到着した。
 下山後は金城の里でお風呂に入り、HIRAさんおすすめの麺処 清水でラーメンをたべて、帰浜した。

南魚沼市の積雪情報を確認し、数日前からほとんど新たな積雪がないことから条件が良いのではないかと考えていたが、それなりに大変でした。2人で頂上稜線までトレースをつけることができ充実した山行となりました。

記録 GEN



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