北アルプス・蝶ヶ岳

日程 2022年10月10日〜12日

<行動記録>
10月10日(月) 天気:雨後曇り
 低気圧の前線が通過するとのことで、全国的に荒れる予報で、上高地も午後も雨マークが付いていた。上高地に着いて雨だったら、小梨平にテントを張ろうかとも考えた。
 八王子駅7時29分発の特急あずさ1号に乗り、松本駅に9時38分に着いた。10時10分発の松本電鉄に乗り10時40分に新島々駅に着いて、10時50分発の上高地行きのバスに乗車する。祭日ともあり混雑している。11時55分に上高地駅に着いた。
 心配していた天気も小雨で時折止んできたので、徳沢までは行けそうだと判断して、雨具、ザックカバーを付けて12時15分に歩き出す。
ゆっくり歩いたので明神まで1時間かかった。幸い雨は止んだようだが、寒いので雨具を着けたまま、その後も行動する。

 14時10分に徳沢に着いた。テントの受付を済ませテントを設営する。この日は最終的に27張りあまりテントの花が咲いた。16時過ぎから小雨が降り出し、夜中はかなり降ったようである。

 10月11日(火) 天気:晴れのち曇り
 4時に起床した。雨は降っていないものの風が強そうである。登山天気を見てみると昼頃まで山頂では風速20m/sとあった。出発を遅らせようかとも思ったが、朝食を食べ5時40分に徳沢を出発する。すると明神岳のモルゲンロートが赤く綺麗であった。
 樹林帯の登りで展望は得られないのが残念で、ひたすら登る。1時間ほどで標高差300mほど登った。気温は手元の温度計で6℃くらい寒いので、体が温まらないので、休んでいると体が冷える。次の1ピッチでも標高差300mほど登る。このルートは登山者が少ないので、昨日徳沢にあったテントの方はどこへ行ったのかと不安になる。

 3ピッチ目は傾斜が緩やかになったところもある。2480m付近で休憩する。4ピッチ目は長塀山まで近くなった。長塀山まで地図上ではコースタイム3時間50分とあったが、それより早い9時に着いた。ここでは休まず先に行き、少し下って登山道の脇に池があるところを登っていき9時35分に森林限界を越える。稜線は風があり寒いだろうと休憩して行動食を食べる。

 そこから登ると穂高岳が見えた。生憎頂上付近には雲がかかっている。槍ヶ岳は完全に雲の中で見えない。蝶ヶ岳の山頂に9時55分に着いた。ここまで4時間15分で着いた。まずまずのペースであった。気温が低いので歩き安かったかもしれない。槍穂高の景色を見て、東の方を望むと八ヶ岳、南アルプスと富士山が高曇りながら見えた。
 蝶槍から常念岳の稜線が見えて、歩くのも良いかと思ったが。寒いので写真を撮り下山することにした。長塀山の手前の鞍部で休憩して、その後も2回ほど休憩して13時35分に徳沢に着いた。
 寒かったせいか結構疲労感があったが、蝶槍を回り横尾に下山する周回ルートも良かったと反省する。

 10月12日 天気:曇り
 徳沢を6時に出発して、明神池に着いた。参拝料500円を払って明神池を見ると、そこそこ紅葉していて良かった。  上高地まで岳沢湿原を回って歩いたが、ここはなかなか良いところで、時間があればこちらの方を回って上高地BTに行くと良い。アルペンホテルで入浴をしようとしたが、ホームページと時間が変わっていたので、風呂に入らずに9時30分発のバスで新島々駅に向かった。
<行動時間>
 10/10 上高地BT12:15-13:15明神13:20-14:10徳沢
 10/11 徳沢5:40-9:00長塀山-9:55蝶ヶ岳10:00-13:15徳沢
 10/12 徳沢6:00-6:45明神-6:55明神池7:10-8:30上高地BT

<山行雑感>
 10月の北アルプスで手頃な山と言うことで蝶ヶ岳を選んだが、横尾ベースで涸沢と蝶ヶ岳のセットも良かったと思った。蝶ヶ岳の紅葉は赤が少なく、黄色も少ないので、やはり紅葉目当てなら涸沢BCで北穂高、奥穂高を目指すのが良いかと思った。しかし、徳沢は快適な野営場である。

記録:KOS


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