北アルプス黒部川赤木沢

日程 2022年8月10日(木)夜〜13日(土)


8月10日(木)夜20:00湘南台東口集合。途中横川、有磯海で休憩し、運転を代わりながら行く。

8月11日(金)有峰林道入口ゲートに4:30ぐらいにつき、既に5,6台の列になっていたので車を停め、近くの広場にテントを張り1時間くらい仮眠し、6:00に有峰林道のゲートが開くのを待つ。ゲートが開くまでには20台近く並んだ。

6:40折立 雨がぱらついていたので、ゆっくり支度をする。雨が止んだので7:20出発。
最初は人も多く並んで歩いているようだったが、急登なので段々差がついて間があいてきた。
9:05青渕三角点、10:28五光岩ベンチ
晴れてきて有峰湖やアルペンルートや周りの山々もよく見え、花もきれいだったので写真を撮りながらゆっくり進む。
11:27太郎平小屋 お昼休憩。計画書を提出。赤木沢は入っている人が多く、ここ数日まとまった雨が降っていないので、平水で条件がよいとの話を聞き、期待が膨らむ。

12:32 第一徒渉点 13:16 第三徒渉点 雲ノ平を眺めながら休憩をはさみつつ進む。
14:05 薬師沢小屋( 1泊2食 12,000円)到着 2段部屋の下段に3人で泊まる。(上段は2人)
宿につき、のんびりした後、写真を撮ったりお酒を飲んだり夕食までまったり過ごす。
夕飯を食べて早めに寝る。

8月12日(土)4:30起床5:00朝食 5:45出発
小屋の梯子から直接黒部川に入渓。最初はゴーロ歩き。途中川を何度か徒渉しながら進む。
途中左岸に大きな岩の上部に長いスリングがぶら下がっていてその先は水深が深くなっていたのでスリングを登るのかと思い試したがうまくいかずあきらめ、右岸に徒渉したところ、後から着た人が長いスリングをもって深いところを水平に巻くように超えていきこういう場合もあるのだなと思った。
しばらく行くと右岸の上部にスリングがかかっている場所がありそこはそれを使って登ったが、上部の状況がよくなかったのでお助けを伸ばして越えた。

7:48 赤木沢へ入渓 赤木沢はきれいななめ滝が多く、広くて開けていた明るい沢だった。
9:35 大滝 巻きも思ったより悪くなく、お助けを1回出したくらいで厳しいところはなかった。
段々水量が少なくなり沢歩きを楽しみつつ登る。つめあたりで霧が立ち込め、風も出てきて雪渓もあったせいか気温が下がってきて寒くなってきた。藪漕ぎせずに稜線に出る道がなかなか見つからず、探しながら登っていると歩きやすい道に出た。
12:21 赤木岳 装備を解除し、下山開始。

13:22 北ノ俣岳 13:31 神岡新道分岐 時折晴れ間も見えるようになる。
14:47 太郎山 14:53太郎平小屋 ベンチでゆっくり休憩し、15:21下山開始。

16:00 五光岩ベンチ 17:13青渕三角点 18:30折立 下山が長くて疲れたが なんとか明るい時間に下りることができてよかった。

次の日関東に台風が直撃する予報であったのと有峰林道のゲートが開いている時間に下りられたので、折立キャンプ場でキャンプをせず、富山市内のホテル宿泊に変更し、ホテルの近くで反省会をし、翌朝10:00に富山を出発。18:00に湘南台駅で解散。
なんとか台風がひどくなる前に戻って来ることができてよかった。
(記:IZU)

私が印象に残っているのは、川にドボンと浸かったりして上へ下へと越えていった黒部川、そして雄大な赤木沢出合の滝、ナイアガラ。大滝の巻きは足場が安定しなくて私はヒヤヒヤしました。苔むした水源周辺は箱庭のように印象的でした。稜線に出るまでの詰めは傾斜が急ではないのでこわくはありませんでしたが、長く続く熊笹の藪漕ぎがきつかった。稜線に出てから太郎平小屋までのお花畑の景色は広大で素晴らしかった。とにかく心配だった天気がうまい具合にそこそこもってくれて、撤退せずに済んでよかったです。(IWA)


2022年度山行報告へ