八ヶ岳・赤岳

日程 2022年12月29日〜30日

<行動記録>
 12月29日 天気:曇り
 7時29分発の特急あずさ1号に乗車する。座席は満席状態であった。茅野駅に9時07分に着いた。直ぐにバス亭に並び9時25分発の美濃戸口行きのバスに乗車する。バスは1台運行された。9時55分に美濃戸口に着いて、身支度を調えて10時25分に歩き始めた。数日前に降った雪が積もり例年になく雪の多い林道を歩くことになった。気温も暖かく幸い路面は凍っていなく歩き易かった。
 美濃戸山荘に11時25分に着いて休憩する。南沢に入ると積雪が多くなったが、踏み跡がバッチリあり、沢を何度か渡って30分ほどして左の斜面を登って沢に降りるところもアイゼンはいらなかった。そして、左上してトラバース気味に歩くところの標高1977m付近で最初の休憩を取った。
 その後、登山道は南沢にもう一度降りて行くのだが、降りたての雪が綺麗であった。沢を登っていき南沢小滝への分岐に着いたが、小滝へのトレースが着いていなかった。
 13時30分に標高2222m付近で2度目の休憩を取った。昨年もここで休憩した記憶があった。
 地図で確認するとここから先はさほど傾斜が無いので30分ほどで行者小屋に行けるだろうと思った。河原の広い所に出ると、横岳の西壁(大同心)が良く見える所になるのだが、生憎の曇りで見えなかった。相変わらずSUZUは元気に歩いて行く。


 14時15分に行者小屋に到着する。直ぐにテントを設営に入ると小屋の方がテントの受付にやってきた。テント設営中だったので、後で小屋に支払いに行きますと言うと、テント設営完了を待ってテント料一人2000円を徴収にきた。荷物を整理してテント内で寛ぐ。

 12月30日 天気:晴れ
 4時30分に起床する。明るくなってから行動しようと6時40分にアイゼンを着けて行者小屋を出発する。10分ほどで阿弥陀岳の分岐になり、さらに10分ほどで鉄の階段が出てくる。鉄の階段はアイゼンが滑るので注意して上り、文三郎尾根の途中のテラスで休憩する。天気は青空が広がり阿弥陀岳に朝陽があたり綺麗である。また、横岳から硫黄岳の展望も素晴らしい。

 さらに10分ほど登るともう一つテラスがでてくる。ここは赤岳主稜への取り付きのポイントと思われる。
周囲の天気の良さに時々足を止めて景色を眺めながら登るので、登りのつらさも癒やされる。稜線へ右にトラババース気味に登っていき、7時55分に稜線に出ると、何と風が殆どない。阿弥陀岳をバックに写真を撮る。ガレ場は雪が着いていてアイゼンが良く利く。

 8時05分に真教寺尾根への分岐について、岩陰で休憩した。ここから岩稜帯になるので、アイゼンの歯を岩に引っかけないようにゆっくり慎重に行動する。下山の方も多いのですれ違いも注意が必要だ。最後は鉄の梯子を越えると、青空の赤岳山頂に8時30分に着いた。
 山頂で記念写真を撮って、南アルプス、富士山、中央アルプスなどの展望を楽しみ、岩陰で休憩したのだが、いつになく風がなく暖かいので休んできても快適であった。しかし、帰りのバスの時刻も気になるのでそうそう長居は出来ないので、8時55分に山頂を後にして、下山にかかる。登ってきた登山道を慎重に下って行く。
 岩稜帯の下りは権現岳と阿弥陀岳を眺めながら下った。分岐から文三郎尾根を下り、テラスで休憩を入れて、行者小屋に10時05分に着いた。テントを撤収してパッキングをするのに1時間ほどかかり、行者小屋を11時05分に出発して、標高1982m付近で休憩、美濃戸山荘で休憩して14時に美濃戸口に着いた。時間があるので八ヶ岳山荘の風呂に入て汗を流して、14時45分発のバスで茅野駅に向かった。

<行動時間>
 12/29 美濃戸口10:25-11:25美濃戸山荘11:35-12:30標高1977m付近12:40-標高2222m付近-14:15行者小屋
 12/30 行者小屋6:40-7:25文三郎尾根テラス7:35-7:55稜線-8:05真教寺尾根分岐8:10-8:30赤岳山頂8:55-9:40文三郎尾根テラス9:50-10:05行者小屋(テント撤収)11:05-12:57美濃戸山荘13:07-14:00美濃戸口

<山行雑感>
今回の山行は何と言っても天候に恵まれて八ヶ岳ブルーを堪能できたことである。しかも降った後の雪の白さと空の青のコントラストが美しかった。
下山後に茅野駅で反省会をやろうとして店を探したが、16時前ということで開いている店(居酒屋・蕎麦屋)がなく、仕方なくレストランに入って、生ビールとソースカツ丼を食べた。その後はコンビニでワインを買って車内で再び飲んだ。

(KOS 記)

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