北八ヶ岳・天狗岳
白駒池〜ニュウ〜黒百合平BC〜東天狗岳・西天狗岳〜黒百合平BC〜麦草峠

日程:2021年10月14日〜15日

 <行動記録>
10月14日
 八王子駅7時29分発の特急あずさ1号に乗車して、茅野駅に9時07分に着いた。9時30分発の麦草峠行きのバスに乗車する。平日でも30名ほどの乗客があり、数人は座席に座れずに立ったままの乗車となった。

 白駒池駐車場に10時50分に着いた。駐車場は白駒池の紅葉目当ての観光客の車で平日にもかかわらずいっぱいであった。11時00分に歩き始めた。登山口からシラビソの林となり、苔が見事であった。15分ほどで白駒池湖畔に着くが、今年は台風が少なく紅葉に期待していたが、色づきはもう一つであった。9月下旬から10月にかけて暖かかったためかと思われる。
 湖畔の道を歩き、ニュウへの登り口から登りとなり、白駒湿原を越えて、ニュウの森になる。すると行く手にガスが発生していて幻想的な雰囲気であった。湖畔から45分ほど頑張って登ると樹林帯が切れ、崖の道に出る。その左手にニュウの頂きがある。そこに上がると天狗岳の方はガスがかかるものの、裏手は視界があり、白駒池と北八ヶ岳の峰峰が見えた。
 ニュウから中山峠まで崖の淵に沿って登山道は付けられているが、傾斜はさほどなく樹林帯を行く。縦走路に合流して直ぐに、天狗岳が良く見えるポイントに出ると、中山峠は近い。そこからテント場の黒百合ヒュッテまでは7分ほどで着く。受付を済ませテントを設営する。時刻は15時をまわっているが天狗岳への登頂も考えたが、明日の天気もよっそうなので、今日はテントで持参した焼酎を飲みゆっくりする。

10月15日 天気:快晴
 夜中に目が覚めトイレに行くと空は満天の星空であった。3時過ぎに起きて、朝食を食べテルモスにお湯を入れて、周囲が薄明るくなるのを待った5時15分にヘッドランプを点け歩き出す。木道の上はうっすらと霜のっていたので気温はかなり低い。手袋、帽子、フリースを着込み中山峠から東天狗岳へ目指して行動する。歩き初めて30分くらいしたら、東の空が明るくなりって日の出が拝めた。太陽が昇ると暖かく感じられる。急登を過ぎたテラスのような所で休憩して行動食を食べる。その後は岩稜の登りで視界が開け、360°の大展望で北アルプスから乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、頸城山塊、遠くは谷川連峰が見渡せた。
 6時30分に東天狗岳に着いて、直ぐに西天狗岳へ向かう。写真を撮り東天狗岳に戻り、登ってきた道を戻り、黒百合ヒュッテに8時30分に着いた。

 テントを撤収して9時15分に歩く始める。中山峠から樹林帯の緩やかな登りで中山の手前が少し急で息が切れる。中山に9時45分に着いて、その先の展望台へ行き北アルプスなどの展望を見ながら休憩する。
 そこから先の登山道は石ころの上に泥がかぶり滑りやすく歩きにくくコースタイムより多少時間がかかり高見石小屋に11時10分に着いた。直ぐに高見石に上がり白駒池の景色を見て小屋まで戻る。水分補給をして丸山へ向かう。丸山から樹林帯をくだって12時30分に麦草ヒュッテに着いた。小屋のトイレを借りて12時50分のバスで茅野駅に出た。このバスは一度白駒池に向かい麦草峠に戻ってから茅野駅に向かう。
 茅野駅に14時02分に着いて、駅前の蕎麦茶屋で馬のモツ煮を摘まみに生ビールを飲み、15時18分の特急あずさで八王子経由で横浜に帰った。

<行動時間>
 14日
 白駒池11:00-11:30ニュウ分岐-12:58ニュウ13:10-14:35黒百合ヒュッテ
 15日
 黒百合ヒュッテ5:15-(日の出5:48)-6:48東天狗岳6:53-7:05西天狗岳7:10-7:26  東天狗岳-8:30黒百合ヒュッテ9:15-9:53中山展望台10:15-11:10高見石小屋11:25-  12:30麦草峠

<山行雑感>
 久々のテント山行ということで北八ヶ岳を選んだ。茅野駅から麦草峠まで10月17日まで毎日運行されるので平日のアプローチとしては有効である。白駒池の紅葉を楽しみにしていたが、今年は紅葉の色づきが今ひとつであったようだ。また、多くの観光客で白駒池の駐車場がいっぱいであったのは驚いた。
 15日の朝は日の出を見ながら歩くことができ、その後も槍・穂高をはじめ360°の展望を楽しみながら歩けたのは良かった。



記録 KOS


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