四阿山 山スキー

日程:2022年2月25日(夜)〜26日

<行動記録>
  2月25日
 21時30分に海老名駅を出発して、順調に外環、関越、長野道を行き、小諸ICで降りて、道の駅「雷電くるみの里」に0時15分に着いた。24時間開放している休憩所でシュラフにくるまり就寝した。暖房も効いて過ごしやすい。

 2月26日
 5時30分に起床して、朝食を食べる。6時30分に道の駅を出発して、7時25分に登山口の四阿高原に着いて、車を止めようとしたところ、かなり混んでいて路肩に空きスペースを見つけて駐車する。
 8時にスキーにシールを付けて歩き出す。かなりの登山者が歩いたので、しっかりトレースが付けられ、シール登行にはかえって難儀をした。30分ほどで樹林帯を抜け、だだ広い草原に出る。天気はものすごく良く、青空の先に四阿山の尾根が良く見えた。この頃には暖かくなりウエアーを一枚脱ぐ。

 IZU氏によれば2月上旬に四阿山に来ているが、その頃に比べ季節が一変して春のようで、登山者の多さに面食らったようである。広場の一本の大きな木のところ(標高1650m)で休憩する。すると北アルプスが白馬岳から槍ヶ岳、乗鞍まで見渡すことができて感激した。
 トレースに沿って、標高1750m付近から樹林帯へ入っていき、尾根に沿って右に高度を上げていく、1870m付近で尾根の右側の景色が広がり、浅間山が良く見えたところで休憩する。そこからはやや左上するようにトレースは伸びている。傾斜もあるのでジグザグに上って行く。そして急なところを抜けると、西四阿山からの尾根と合流するところが見えた。ここで3本目の休憩をいれる。この先は疎林で広い尾根状なので滑るルートを確認しながら登った。途中で風が強くなってきたのでアウターを着て、行動した。途中は雪が薄く岩やブッシュが多いところがあり、それを超えて行くと今日の目標の四阿山と根子岳の稜線に出た。ここまで4時間45分かかった。四阿山の山頂へ行くことも考えたが、今日は山スキーが目的なので、山頂には行かずに休憩後に滑走準備に入った。するとIZU氏のシールのトップが外れなくなり難儀をしる。何とか取れてスキー板を担いで降りなくて済んだ。
 13時30分に滑り始めるが、多くの登山者のトレースでガタガタなので横滑りでクリアーして行く。途中は疎林のところを探しながら滑るとやや重であるが、ブッシュや木をよけながら滑っていく。登りの時に岩が出ていたところは右に回り込みクリアーする。その後は尾根の左の斜面を滑ると雪質もまあまあで、ブッシュを避けながら滑る。
 2100m付近からは登ってきたルートより左が疎林なので行き過ぎないように注意して滑る。途中より右に回り込むがブッシュがうるさいところを抜けで、登山道に戻る。
 そこからは右にいい斜面があり、滑るが気温があがり重たくなっていたのでゆっくり滑った。下に広いエリアが見えたので、右に行きすぎないように注意しながら滑ったが、途中で位置確認をして、左に戻るように滑った。

 1580m付近から樹林帯に入り、樹林の合間を拾いながら滑ったが、途中から板をザックに付けて歩いて登山口に15時05分に着いた。
<行動時間>
 登山口8:00-9:15(1650m付近)9:25-10:15(1820m付近)10:30-11:30(2100m付近)11:45-12:45稜線13:30-15:05登山口

<山行雑感>
 4月の守門岳山スキーを目指し、その前に山スキーに行こうと四阿山の山スキーを計画した。天候が最高に良く春山の様相になり、山スキーには少しあてが外れたが、北アルプスの景色を堪能しながら登ることができて良かった。山スキーの条件は良くなかったが、無事に滑り降りて良かったと思う。シールが外れないというアクシデントが発生したが、良い経験になったと思います。


記録:KOS



2021年度山行報告へ