丹沢 塔ノ岳表尾根

日程 2010年7月2日

<行動時間>
 秦野駅8時25分発のバスに乗車する。平日ではあるがヤビツ峠行きが一日に1本しかないので結構混んで25名くらいの乗客が居た。ヤビツ峠に9時05分に着いて、トイレを済ませ、足元にはヒル除けのスプレーをして9時15分に歩き出す。
 天気は晴れで青空が広がっている。林道を下り立派なトイレがあるところから左へ登っていくと直ぐに、登山口になる。地面は昨日の雨で濡れてはいるが、ぬかるんでいないので歩き易い。途中で休憩を入れて二ノ塔に着くと、林の合間から富士山が見えた。

稜線は風があり、思ったほど暑くは感じなかった。二ノ塔から一度下って登り返すと三ノ塔の頂上に着く。立派な休憩小屋が建てられたが、宿泊には向かないように設計されている。
 いつの間にか富士山は雲に覆われていた。三ノ塔からは烏尾山から塔ノ岳への表尾根の様子が良く分かる。それを見ながら一気に階段を下っていくと途中にザレた所があり、足を滑らせないように慎重に歩き、登り返すと三角屋根が目立つ烏尾山山頂に着く。
 烏尾山から細い尾根道を緩やかなアップダウンをしながら行者ヶ岳に行くと、岩稜となる。山頂の手前と山頂を越えて2ヶ所鎖を過ぎると1209mの政次郎尾根の合流地点になる。そこから一登り頑張ると展望の良い旧書策小屋(今は撤去されている)跡になり、さらに登ると新大日岳に着く。ベンチで休憩する。新大日茶屋も荒廃している。

 新大日岳から木ノ又大日を越えて40分ほどで塔ノ岳の山頂に着く。山頂には登山者が5〜6人と少ない。富士山は雲の中で見られず残念である。風があるので木陰で休憩する。
塔ノ岳山頂から階段を大倉目指し下っていく。登りの登山者も少ないのですれ違いに気を使うことなく下っていく。花立山荘前に登山者が5〜6人居て、登りのようだ。さらに石が敷かれた階段を下って1時間ほどで堀山の家に着いて休憩する。

 堀山の家からは傾斜が緩いので歩くペースは速くなる。樹林帯を下っていき見晴茶屋でトイレ休憩をして、大倉に15時20分に着いた。最後は22分発のバスに間に合わせるため小走りした。

<行動時間>
秦野駅8:25-9:05ヤビツ峠9:15-10:15(1047m地点)10:25-11:15烏尾山11:25-12:15新大日岳12:20-13:00塔ノ岳13:10-14:00堀山の家14:10-14:43見晴茶屋14:50-15:20 大倉バス停15:22

<山行雑感>
 ヤビツ峠からの塔ノ岳表尾根は10年以上前に来たとき以来で懐かしかった。私としては4度目くらいかと思う。表尾根の登山道はかなり崩壊が進んで、木の階段が付けられたりして補修されている箇所が幾つかあり、今後の台風などの影響が心配になる。しかし、梅雨の合間の晴れの日に良い足慣らしができた。気温は稜線で28℃程度であったが、風があり暑くは感じなかった。飲んだ水分量もペットボトル1本であった。

記録:KOS



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