8月夏合宿 東北 岩木山・白神岳登山

日程 2020年8月8日(土)-12(水)

<行動記録>
 8月8日(土) 県サポ6:00→青森KOG宅16:00

 8月9日(日) KOG宅5:00 →途中で計画変更 →9:30岩木山登山口  →12:00岩木山下山

 8月10日(月) KOG宅6:00 →9:00白神岳登山口  →13:30白神岳避難小屋着 (避難小屋泊)

 8月11日(火) 7:00白神岳避難小屋 →10:00白神岳登山口 ウェスパ椿山で入浴・昼食、青池散策、14:30民宿汐ヶ島着 宿泊

 8月12日(水)民宿汐ヶ島 8:30  →横浜 18:00

今回、夏合宿のサブで東北・追良瀬川〜白神岳の沢登りを計画していたが、直前の東北の大雨で林道が閉鎖となり、サブプランの一般登山に変更した。

 8月8日(土)6時横浜発、途中、サービスエリアで休息を取りながら青森のKOG邸まで移動。
翌日から追良瀬川に入るつもりで準備するが、入渓後、川の状態によっては追良瀬川往復となる事も想定し、タクシーをキャンセル、MATSU車を白神岳登山口に、KOG車を追良瀬大橋にデポする予定に変更した。
夕食と入浴の為に青森駅へ車で移動。目当ての店が休みだったので、居酒屋で食事、スーパー銭湯で入浴後帰宅。
KOGさんが準備してくださっていたお布団で早めに就寝する。

 8月9日(日)5時にKOG邸を出発し、途中コンビニで朝食と行動食を買い足し、移動。深浦付近まで車を進めたところで、道路の電光掲示に「白神ライン通行止め」の表示。ネットであわてて調べると、2か所にバツ印があり道路が崩れたらしく、11日の昼まで閉鎖となっている。落胆しつつ、道の駅に移動し作戦会議を行う。
道の駅で地図を広げ、サブの計画に入れていた最寄りの岩木山往復登山に変更することに決めた。岩木スカイラインを使って8合目まで移動。スカイラインの駐車場から最短コースの登山口より、最低限の荷物で9時半に歩き始める。途中から小雨が本降りになり、山頂近くで風も強まる。10時半頃に山頂着。山頂には、祠、立派なバイオトイレ、少し荒れた避難小屋がある。避難小屋の壊れたドアを開け、中で休憩させてもらう。行動食を取り、11時過ぎ下山開始、風雨が強かったが、さすが百名山とあって悪天候でも登山者が登ってくる。景色も悪いので、どんどん下って12時に下山。駐車場にあるビジターセンターでトイレに行き、靴などを洗った。

 車で嶽温泉へ移動。移動中、道路脇に小さい川が見えたが茶色い濁流となっていたため、やはり川に入るのは無理だと諦めがついた。13時頃、人数制限中(3名)の嶽温泉に入り、ちょうど収穫シーズンの嶽きみ(とうもろこし)を食べる。道の駅で青森の銘酒「田酒」の一升瓶を定価で入手。夕飯はスーパーでお寿司などを購入し、居心地の良いKOG邸に到着。濡れたものを洗濯し干させてもらう。至れり尽くせりで大感謝である。翌日は、折角テント泊の準備をしているのと、KOGさんの避難小屋に泊まれば夕陽と朝陽が見られるよ、というフレーズに惹かれ、白神岳の避難小屋で1泊してのんびりするスケジュールに決め、就寝。

8月10日(月)KOG邸を前日より遅い6時に出発。登山口の駐車場には、8時半到着。数台の車がある。仮眠ができる広いスペースのある建物でトイレを済ませて9時に登山口を出発。蒸し暑い。ブナの原生林の中、整備された登山道を登る。日帰りの下山者とすれ違う。我々の荷物を見て、あの綺麗な避難小屋泊まりとはうらやましい、と声を掛けられる。マテ山を過ぎ避難小屋まで1時間半くらい手前のところで小雨となり雨具を着用。山頂直下は風が強まる。 コースタイム通りに13時半に白神岳避難小屋に到着。1階と2階に休憩している先行登山者がいたが、我々が到着してほどなく退出していったため、我々5人の貸し切りとなる。

 山頂から少し下ったところの水場にKOGさんとKNさんが水を取りに行ってくれた。その水場は、当初の計画で追良瀬川を遡行し、ウズラ石沢を白神岳へ詰めると出会うはずの水場だ。2人が思っていたより早く避難小屋へ戻ってきた為、次回、白神岳に詰めてきた時の為に、と、結局残りの3人も水場の偵察に行く。鳥獣保護区の表示のところから笹のトンネルを下るとホースが置かれた水場があった。冷たい白神岳の天然水を味わう。

 その後、みんなですぐ近くの山頂へ上り、ガスの中、記念撮影。避難小屋に戻り、休憩。IZUさんが担ぎあげた小玉スイカがふるまわれ、お酒&お茶、つまみを食べる。その後山菜おこわとみそ汁の夕飯を取った。

 雨も止み、18時20分ごろより、お目当ての日本海へ沈む夕陽を観に小屋の外へ出てみる。山頂ではブロッケン現象。周りの沢や山を360度見渡して楽しむ。雲が流れて幻想的な夕陽をゆっくりと眺める。雲か日本海か境目がはっきりしないまま、夕陽が沈んでいった。
避難小屋の1階、2階、3階にわかれて就寝。小屋の備品の銀マットを贅沢に重ねて使用させていただく。23時頃、目を覚まして外に出てみると、満天の星空が綺麗に見えた。

11日(火)朝陽を期待し、4時半に起床。雲が多いが、岩木山と八甲田山の間から朝陽が登ってきた。5時過ぎには幻想的な雲と朝陽のコントラストが楽しめた。小屋に戻り6時まで2度寝。6時から朝食の雑炊を準備。食後は小屋を丁寧に掃き掃除し、心ばかりの使用料を備え付けのBOXに投入し、7時下山開始。
10時に登山口に着いた。

 その後、ウェスパ椿山で入浴、昼食をとった。その後、時間があるので青池を見に行く。十二湖駅で先に横浜に帰るIZUさんを見送り、民宿へ移動。民宿汐が浜に宿泊。食事自慢の宿で、食べきれないほどの夕食だった。さらに、ご主人からキノコの水煮缶をお土産にいただいた。

12日(水)朝から凄い品数の朝食が準備され、近くにコンビニが無いということで、帰りに車で食べてね、と焼きおにぎりも用意してくれた。8時半頃出発し、5日間お世話になった古川さんとお別れ。高速道路の渋滞もなく、18時位に横浜に着いた。

今回、コロナ禍の中、山行が決行できるか、民宿に泊まれるか、県をまたぐ移動が可能か、かなり気を使った。また、白神山地の世界遺産地区への立ち入り許可を取り、ジャンボタクシーを予約し準備を進めたが、直前の豪雨で追良瀬川には近づけなかったのは残念だった。
だが、結果的には、サブプランで出していた山に2つ登れたので、青森遠征した甲斐があった。

■登山計画書の提出について
今回登山届のアプリ「コンパス」にいつも作成している計画書のPDFをアップロードし提出した。 またサブプランに転進したので、当初の追良瀬川の計画はコンパス上で取り下げ、白神岳の山行は前日にコンパスを使って電子計画書を作成し提出した。コンパスで提出した登山届は、警察や自治体に共有され、また、任意で登録した連絡先にも計画や下山情報を共有するメールが送信される。今回、夏合宿の緊急連絡先とは違うが、会長を連絡先としてみた。本来の夏合宿の緊急連絡先のNAKAさんへは、別途、岩木山、白神岳へ入山する旨を連絡し、下山報告も行なった。コンパスは比較的簡単に登山届の提出や取り下げ、日程変更が出来、メンバー登録やグループ登録しておくと使い勝手がよさそうなので、今後も利用したい。(記録MA)



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