丹沢 水無川セドノ沢右俣
日程:2020年7月12日
7月12日(日)
IZU車でそれぞれの駅でメンバーを拾って、戸沢の駐車場まで車で入る。前夜の雨のため、水無川の水量はかなり多かった。
戸沢で遡行準備をして8時50分に歩き始める。天神尾根の登り口まで登山道を歩き、水無川に入渓。水無川に入るのは久しぶりだったので、F1までこんなに遠かったっけと思いながら歩いた。水無川のF1は水量が多く流心の左は登れそうになかった。さらに左の鎖がぶら下がっているルートをたどって滝上まで。
滝上から右のセドノ沢に入る。セドノ沢右俣F1までは特段問題なく進んだ。
右俣F1も水量が多く、滝幅いっぱいに水が落ちている。一段上がって滝のすぐ下までみんなで様子を見に行くが、
「水量多いな。」
「結構ぬれますよ。」
「修行ですね。」
ということで、巻くことにする。一段下りて、滝の左の斜面にとりつく。F1は基本直登するようなので、巻道のふみ跡はあまい。
尾根に上がるとトラバースできそうだがこのままだとF2も一緒に巻いてしまうので、立木に支点をとって懸垂下降しF2の手前に下りた。
F2は左壁をへつり、左の凹角を登る。中間あたりで傾斜が強くなるので、流心側に戻ってから左上。滝上の立木で支点を取ることができた。
F2上で小休止。F2でしぶきをあび肌寒くなったので、雨具を着る。このまま稜線まで雨具を着たまま行動できる気温だった。
休憩後は特段問題なく、11時10分ころF4大滝の下にたどり着いた。
大滝はGENリードで左カンテから。前の例会でKNさんからテラスに寄るとその上が悪いとの情報を得ていたので、カンテを上がってすぐ左の凹角を一段上がりフェースにとりつく。
何か所か微妙なホールドがあったが、難しい場所はA0で突破。おじさんは奮闘してはならない。
左の巻道の入り口の立木までロープを伸ばし、2番手以降はアッセンダーで、最後のSUGIさんはフォローで登った。5人で90分程度。
巻道にはFIXロープが張ってある。FIXの途切れた場所から少し進むと小さな岩場に突き当たったので、ここから右の尾根を回り込むと、沢に戻ることができた。
大滝の上は難しい場所は無い。奥の二俣を右に進み、しばらくして左の尾根にのる。(もう少し沢型を進んでもよかったか?)尾根のふみ跡をたどると、ちょうど政次郎尾根の分岐の登山道にたどり着いた。13時50分。
登山道脇で沢装備を片付け、休憩していると雨がぱらぱら降ってきたので、急いで下山準備をして下山。途中晴れたり降ったり、ヒルにとりつかれたりしながら戸沢まで。15時過ぎに戸沢につく頃には青空が広がった。
記録 GEN