八ヶ岳連峰硫黄岳

日程 2021年3日夜〜1月4日

<行動記録>
 3日21時 海老名駅 IZUさんの車で小淵沢方面へ向かう。渋滞無しで23時過ぎ小淵沢道の駅到着。24時就寝。

 4日 4:30起床。5:30道の駅出発。6:30八ヶ岳山荘出発 メンバー2名はチェーンアイゼンを装着したが凍結は思ったほど無い。
美濃戸山荘で休憩 リーダーがチェーンアイゼンを装着する。

7:30 に北沢に入る 北沢は南沢に比べるとずっと歩きやすい。8:20 堰堤広場で休憩 リーダーより前の週より積雪が多いとの事だ。
9:25 赤岳鉱泉に到着する。ここで12本爪アイゼンを装着する。小屋の前の段差を上がると硫黄岳に向かう道だ。しばらくして大同心ルンゼへの道を右に見て次は裏同心ルンゼ分岐点、すぐにジョウゴ沢だと教えてもらう。

2300mあたりから登りが幾分急になる。カーブの道を一歩一歩高度を稼ぐ。樹林帯から見える空は真っ青すぎて気味が悪いほど。2500m辺りで休憩を取る。樹林帯の向こう横岳方面にギザギザの山の稜線が見える。後で大同心と小同心と教えてもらう。ストックをピッケルに持ち替えヤッケを着て赤岩の頭を目指す。2600mあたりはビューポイントだ。手前の木が雪に覆われてモンスターになっている。その奥には硫黄岳や大同心、小同心、横岳、赤岳が鮮明に見える。ゴツゴツした山々と美しい木々の冬化粧に魅了される。モンスターにしばしの別れを告げると左の斜面が雪崩ゾーン35度の傾斜と聞く。

ひと登りで赤岩の頭 2656mに出た。硫黄岳山頂は残り100mの標高だが、遠くに感じた。ここから強風との戦いとなった。北八ヶ岳方面から吹く風は私の体を右側の谷底へ誘う。ピッケルで重心を保ち足を踏ん張る事も度々あり20mの強風が吹いた瞬間もあった。北八ヶ岳方面を少しトラバースして山頂直下の大きな岩場で明確な道が消えた。岩場のひと登りで予想外に早く山頂に飛び出した。少し歩くと右側にケルンがあり夏道の下りルートが目に入る。山頂の看板に行くまでも強風が吹き荒れて、看板の陰で他の登山者と一緒に風を避ける。火口手前の長い柵にエビの尻尾が白い干物のように続きなんとも面白く美しい光景が広がっている。

西天狗岳東天狗岳、蓼科山がくっきりと見えて、強風の中写真撮影をしているリーダーを見守り早々に下山にかかる。IZUさんはもっと凄い強風に遭遇した事もあると話してくれた。
風も収まった赤岩の頭で落ち着いて写真タイムとすると阿弥陀岳、赤岳、中岳がすぐそこにある。リーダーより八ヶ岳って意外と密集しているんだよと説明を受ける。
先程山頂で赤いヤッケの男性2名と一緒になったが、今日は登山者が少ない。赤岳鉱泉13:30帰還、装備を変えて美濃戸口を目指し北沢を下る。16:07八ヶ岳山荘の駐車場に到着した。
長時間の歩行ではありましたが、充分に冬山を満喫できた事をお2人に感謝しています。(記録MATCH)



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