鷲羽岳 裏銀座縦走

日程:2018年9月21日(夜)〜25日

 9月21日(金)
2230竹橋〈高速バス〉0500新穂高温泉
9月22日(土)雨-晴
0540新穂高温泉-0700わさび平小屋-1100鏡平小屋-1310双六小屋(テン泊)
9月23日(日)晴
0700双六小屋-0940三俣山荘-1100鷲羽岳-1140ワリモ岳-1355水晶岳-1430水晶小屋
9月24日(月)曇
0600水晶小屋-0815野口五郎岳-1150烏帽子岳-1220烏帽子小屋(テン泊)
9月25日(火)雨
0640烏帽子小屋-0930高瀬ダム〈特定タクシー〉七倉山荘〈タクシー〉信濃大町駅

はじめに:
今回の山行計画は、自身にとって初めての単独テント山行となる。また、三俣と湯俣を繋ぐ竹村新道が今年7月の豪雨による吊り橋の崩落の為、鷲羽岳を過ぎるとエスケープルートが無くなる事から天候の把握、行動判断には慎重さが求められた。山岳会に所属して2年2カ月の間に先輩方に教わった技術、アドバイスを総動員しての山行となった。

9月21日(金)
2230竹橋より高速バスで新穂高温泉に向かう。4列シートはほぼ満席だ。

9月22日(土)
0500到着する。小雨が降っている為新穂高センターの屋根の下で支度を済ませ0540出発する。雨による増水でわさび平から鏡平までは4か所程渡渉となる場面があった。鏡平から次第に晴天に恵まれ1310双六小屋に着く頃には衣類も乾いていた。テントは30張程。谷間に位置する広いテン場には明け方まで西風が吹きつけた。

9月23日(日)
鷲羽岳からワリモ岳に向かう稜線上では、沢山の高山蝶が強い西風に吹かれながらも立ち向かうように舞い飛ぶ姿を見る事が出来た。水晶小屋に荷物を置いてから水晶岳に向かった。事前の天気予報が崩れる予報だった為か、宿泊客は10名程しかいなかった。

9月24日(月)
真砂岳方面に向けての登り始めはやせ尾根が続く為慎重に歩く。野口五郎岳のつづら折りの登山道では、強風が吹き付け、風上に向かって歩く時は呼吸が困難になる為ミトンをはめた手で口元を覆って登った。烏帽子小屋のテン場に幕営してから烏帽子岳に向かう。烏帽子岳の鎖場は慎重な登降が求められた。テン場には自分を含め2張程。夜から明け方まで小雨が降ったり止んだりが続いた。

9月25日(火)
0640テントを撤収しブナ立尾根を下山する。次第に雨が強くなる中、高瀬ダムから1名登って来ただけで他に登山者はいなかった。0930高瀬ダムに着くとだだっ広い砂地に丸太橋が掛けられており増水した濁沢を慎重に渡る。七倉に向かう特定タクシーを呼ぶには、電波は届かない為高瀬ダムの公衆電話を使用するが10円硬貨が必携となる。七倉山荘で風呂に入り帰路についた。


(記録:AB)


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