利根川水系湯檜曽川・東黒沢白毛門沢

日程:2018年10月5日(金)夜〜6日(土)

<行動記録>
 10月5日(金)夜
横浜22:15 <車> 00:45道の駅月夜野矢瀬親水公園−01:30仮眠

台風25号が日本海に向かっていて天気予報は芳しくなかったが、雨は午後からの予報で午前中に登頂できれば問題ないと考え決行する。しかし、横浜を出発する時点で既に雨。不安がよぎる。
22:00過ぎ、横浜を出発。途中、雨の降っていない地域もあったが、道の駅に到着した時点で霧雨。ますます不安になる。どんなに天気が悪くても、東黒沢の流れだけは見に行くつもりで、01:30ごろから仮眠を取る。

10月6日(土)
04:30起床 道の駅05:15<車>05:45白毛門登山口駐車場06:15−07:10白毛門沢出合07:20−8:45大滝タラタラのセン−10:00二股−11:45白毛門頂上−14:25駐車場<車>19:00横浜

4時半に起床し、5:15頃出発。天気は曇りで雲の切れ間から月が見えていた。5:45白毛門登山口駐車場に到着。天気予報が悪かったせいか、駐車場は空いていて10台も止まっていなかった。東黒沢の水流を見に行く。いつもの量がわからないが、少し水量が多い程度で行けると判断する。

6:15頃出発。橋の手前のポストに登山届を出した。前回東黒沢に行ったときは、東黒沢橋から上流に向かって右回りで入渓したので、今度は左回りに入渓しようとした。しかし、途中で道がわからなくなり、こだわりすぎて時間を無駄にしたくなかったので、結局右回りに入渓する。

やはり少し水量が多いようだが、問題無く進み6:50ごろハナゲノ滝に到着。前回は水量が多くて下から巻いたので、今回は行けるところまで登るつもりだったし、既に学生らしき先行パーティーが右岸を登っていた。右岸沿いに登って行く。途中の先行パーティーの後続に声をかけて追い抜き、曲がり角を覗き込むと、激しい水しぶきのなかをロープを出して右岸をへつっているのが見えた。ここでロープを出して時間を掛ける必要もないことから、曲がり角の手前の明瞭な踏み跡から巻き道に入り、先行パーティーに声を掛けて追い抜いた。
 その後も順調に進み7:10頃白毛門沢出合に到着。休憩をとる。途中で先ほどの学生らしきパーティーが追い抜いていった。10名ほどいただろうか。前回はここを右俣に入っていったが、今回は左俣に進む。ここからが白毛門沢。その方向を見ているとその先の上空に青空が見てきて期待が膨らむ。我々は歓迎されているようだ、と錯覚する。
10分程度の休憩後、出発。特に難しいところもなく順調に進んでいく。すると夏のような日差しが降り注いできた。とにかく暑いので、なるべく水を浴びるルートを進んだ。

しばらくして、タラタラのセンの手前の6m滝と思われる滝が見えた。ここは上部の一歩が細かい左壁を登るか、初級者は灌木をつかめる右壁をロープ確保して登るようだ。しかし、遠目にぱっと見で登れそうな感じがなく、しかも左に誘うような踏み跡があったことから、巻くことにした。踏み跡に入って登っていくと、踏み跡がわからなくなってきて、滝の音も遠くなっていってしまい、不安になる。結局、MHさんが右方向に先行で進んでいって、沢に出たところで笛を吹いてメンバーを誘導して事なきを得た。遡行図を良く見ておけばよかったと反省する。

8:30ごろタラタラのセンの下部に到着。ここは「右岸草付から灌木帯へ入り、右へトラバース。いったんルンゼへ入り、少し登って再度灌木帯へ入り、右上しながら落口へ出る」と書いてある。その通り進んでいったつもりだったが、ルンゼの手間に水流があって、そこをルンゼと勘違いし、しばらくルンゼを本流と勘違いして進んでしまう。結局、水流が細いので間違いに気付き、そこから右に進んで本流に戻った。
 高巻きで再度反省しつつも、次は二股を間違えないように慎重に進む。9:30ごろに大岩に到着し、記念写真。大岩を過ぎてしばらくすると、紅葉に染まり始めた白毛門が見えてくる。紛らわしい分岐も複数で確認しながら進み、10:00ごろ二股に到着。右俣にピンクのリボンが付いていて、迷わずに済んだ。10分程度の休憩。
 右俣に入ってすぐに左に曲がる。ナメが綺麗だが、日差しが強く、暑い。白毛門が近づくにしたがって水の量が減り、勾配がきつくなり、風が強くなっていった。最後は、アルパインクライミングのような感じになっていく。最後、低い笹の踏み跡を登り切って11:50ごろ山頂に到着した。
 頂上も少し離れたところに1人いたのと、2人パーティーが登ってきたくらいで、人が少なかった。天気予報が悪かったので中止にしたのだろうか。台風の影響か、風が強かったが、とにかく日差しが強くて暑かったので、もう少し風が吹いてくれないかなと、思ってしまった。また、この日は暑かったが、頂上付近は紅葉が始まっていた。谷川岳は雲に隠れて見えなかった。
12:10頃下山開始。14:30頃駐車場到着。帰りはふれあい交流館で汗を流し、レストラン諏訪峡でご飯を食べる。高速道路は渋滞も無く、横浜には19:00ごろ到着できた。 今回が沢登りリーダーデビューとなった。メンバーがメンバーで必要も無かったが、リーダーらしきことは何もできなかった。反省点だらけの山行となったが、次回の糧にしていきたい。


記録 YAMA


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