西丹沢・畦ケ丸から菰釣山縦走

日程:2018年4月13日〜14日

<概要>
 当初、上越の白毛門から巻機山の2泊3日の縦走を計画していたが、14日〜15日の新潟地方の天候が悪い予報なので、上記の山行に急遽変更した。幸い13日〜14日の西丹沢の天候は良く、平日の避難小屋で快適な山行ができた。

<行動記録>
 4月13日(金)天気:晴れ
 8時に新松田駅集合で、西丹沢行きのバスが8時25分発なので駅そばで朝食とした。平日であるが、登山者でバスの座席はいっぱいとなった。
 バスは西丹沢に9時30分に着いて、登山届けを提出し身支度を調え、9時42分に歩き出した。橋を渡り沢沿いに歩いて行く。沢を徒渉する際にはいつもより水量が多く、慎重に足を運んだ。途中の下棚の滝を見物し、本棚の滝の分枝の手前で最初の休憩をする。

 休憩ポイントから沢筋を少し歩くと、登山道は尾根に取り付き傾斜が急になる。一つの尾根を越えて一度下り、更に高度を増していくと尾根の鞍部に出る。ここが善六のタワで、ここでは休憩できないので、少し上がったところにベンチがありそこで休憩をする。避難小屋宿泊の装備で水を3リットル担いでの急な登りはきついが、気温が低くて助かる。
 畦ケ丸への登りの最後の1ピッチは傾斜が緩いが小さなピークが幾つかあり、11時41分に頂上に着いた。ここまで3時間とは良いペースで歩いた。その先の避難小屋前で休憩をする。
避難小屋からモロクボ沢の原頭まで下り、登り返すとモロクボ沢の頭で、加入道山への分枝になる。そこから下りになる。細い尾根道のアップダウンを繰り返し1時間ほどで大界木山に着き、ここで休憩。
 大界木山から30分歩き、城ケ尾峠を通過して頑張って歩き比較的大きなピークを登ると中ノ丸になった。ここまで来ると菰釣避難小屋まで1時間とはかからない。ブナ沢の頭を越えてブナ沢の峠で道志へ行く道を分けて、そこから300mほど登ると菰釣避難小屋に15時50分に到着した。ここまで6時間強で来れた。良いペースで歩いた。しかも、我々だけの気ままな時間を占領した。
 小屋へ入り荷物の整理をして、各々持参した酒を飲み交わし、山談義に弾んだ。今回の山行の大きな目的である、避難小屋での楽しい酒飲みを行い、夕食を食べ19時30分に就寝した。

4月14日(土)天気:曇
 4時30分に起床し、朝食を食べ荷物の整理をして5時47分に歩き出した。天気は曇で雨は降っていないが、防寒の目的で雨具の上を着用して行動する。菰釣山まで20分位で着いた。頂上で写真を撮り、細い尾根のアップダウンを繰り返し、風を避けて尾根の東側で休憩をする。
 冬枯れの残るブナ林の間の気持ちの良い尾根歩きをして、1時間歩き休憩をする。このままでは下山後の温泉がやっていない時間に下山するのではと心配していた。しかし、その後の石保土山を越えて山伏峠の分枝手前の500m地点で、踏み跡に誘われて歩き西丸の方に下ってしまい、道を間違えたことに気づき、分枝まで戻って1時間ほどの時間をロスした。
後で地図をもう一度確認すると、この道を行くと丹沢湖の世附へ出るらしく、今は廃道になっているが、一部踏み跡ははっきりしているので注意が必要だ。
 犬伏峠分枝から40分ほど落ち葉の歩きやすい道を行くと国道へ下る分枝に出る。ここはススキが多くその先に山中湖と富士山のロケーションが良い。さらに15分で高指山に着く。ここは先ほどより山中湖と富士山の景色が素晴らしい。富士山の頂上も見え天候が持ったことに感謝し、道を戻り国道へ下り、さらに20分歩き石割の湯で汗を流す。そして、生ビールを飲み山行の無事に感謝し乾杯する。

<行動記録>
 4/13 新松田駅8:25-9:30西丹沢9:42-12:41畦ケ丸-12:45畦ケ丸避難小屋12:55- 13:52大界木山14:02-15:02中の丸15:12-15:50菰釣避難小屋

4/14 菰釣避難小屋5:47-6:05菰釣山-8:35犬伏峠分枝まで500m地点(ここで道に迷う) 9:46-11:00高指山11:10-11:50石割の湯-平野14:27-15:17富士山駅15:39- 16:28大月駅1633-高尾駅17:15-17:20八王子駅

<山行雑感>
 以前からARA氏と平日の酒飲み山行を行きたかったし、このルートは、それに最も適した小屋があり、人も少なく静かな山行が楽しめると思っていたので、越後の白毛門から巻機山の計画が天候不順により急遽変更したが、文字通り貸し切りの避難小屋生活ができ、AB氏も参加で楽しい山行となった。天候は2日目が曇であったが、雨に降られなかったのは良かった。また、どこかの避難小屋泊まりの山行を計画したいと思った。
 時期的には新緑には早かったが、冬枯れの残り、登山道に落ち葉が残り快適な歩きができたことは良かった。


記録 KOS


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