涸沢岳西尾根 山行記録

日程:2018年4月27日(金)21時出発〜4月30日(月)

行程: 4/27(金) 県サポ 21:00 → 双葉SA 22:50 → 新穂高ロープウェイ駐車場 1:30 → 就寝 2:00

4/28(土) 5:00起床、5:53出発 → 7:25「1320m 穂高平小屋 」7:40 → 8:32「1540m 白出沢」8:45 → 9:49「1800m 」10:00 → 10:50「1970m 」11:05 → 11:57「2150mアイゼン装着 」12:18 → 13:10「2310m」13:20 → 14:00「2420m ベースキャンプ地」16:00テント設営完了、20:00就寝

4/29(日) 4:00起床、5:37出発 → 6:37「2650m 」6:43 → 7:10「2730m 」7:24 → 8:30「2900m」8:45 → 9:55「3110m 涸沢岳」10:20 → 11:18「2890m」11:30 → 11:57「2740m 」12:10 → 13:10「2570m」13:24 → 13:55「ベースキャンプ」19:00就寝

4/30(月) 4:00起床、5:54出発 → 6:42「2210m 」6:53 → 7:41「2000mアイゼン外す」7:55 → 9:12「1540m 白出沢」9:30 → 10:25「1320m 穂高平小屋」10:41 → 11:35「中崎山荘 奥飛騨の湯に着。入浴、食事」13:20横浜に向け出発。大月から事故渋滞30km。19:50綾瀬バス停着

1日目(4/28):晴れ
am2時頃の就寝だったため、5時起きはつらいが、ベースキャンプ地に15時には到着したかったので、頑張って早起きをして5時53分に出発。登山計画書を提出しようと指導センターに向かっていたらNHKの人がきてカメラで写させて下さいと頼まれたのでOKをした。登山計画書を提出し、トイレ休憩をしようとしたら取材を受け、登山計画書が大事であることを言ってほしいと頼まれたので山行計画は余裕をもって計画するようにしていると答えました。その後東海放送で放映されたようです。我々は翌日にスマホからNHKオンデマンドで確認をしました。
新穂高ロープウエイから白出沢までは林道をひたすら約2時間歩く。白出沢を渡って涸沢岳西尾根への取りつきは太い「トウヒ」の木にテープが巻いてあり、踏み後もあったので、わかりやすかった。そこから笹薮を2時間弱登る。途中赤テープがありルートはわかりやすかった。笹薮が終わると急登が続く、途中でフィックスロープがあるところもあった。2150m付近で雪がでてきたので、アイゼンを装着し急登を登りつづける。

2400m付近でようやくベースキャンプ地に到着。これでゆっくり落ち着けると思ったがテント場の整備に1時間半ぐらいかかり結構疲れた。ようやくテントを張って雪を融かして水を作りご飯を食べて就寝。天気は良いし明日は荷物が軽いので快適な縦走になるだろうと思いながら就寝した。

2日目(4/29)晴れ
4時に起床、ハーネス等を装着して5時37分に出発。天気も良く、荷物も軽いので初日よりはかなり楽に感じる。 蒲田富士前のルンゼ状岩場の登りは雪がなくフィックスロープがでていて登りやすくなっていた。
蒲田富士を越えて、右手のF沢のコルへ下り、ちょっとした岩場を越えて浅いルンゼ状雪壁を登る。急斜面のため、足に負担がかかるので、斜めに登って斜度を殺しながら登った。ルンゼ状雪壁が終わると涸沢岳までの稜線にでる。
 ここも雪がなくて岩稜をアイゼンを着けて登り続け無事に涸沢岳に到着。涸沢岳から奥穂高岳に行く計画だったが結構疲れていたので引き返すことにした。山頂は天気も良く風もほとんどなく最高の景色でした。帰りは気温が上がり夏山登山をしている感じで、喉の渇きがずっと続きました。1Lのポカリスエットを持って行って本当に良かったと思いました。無事テント場に到着し、このまま下山という声もでましたが、テント場でゆっくり過ごすことにした。天気もよいので外でまったりと過ごせました。
3日目(4/30)晴れ
5時に起床しテントを撤収し下山する。急な下りなので転倒しないように慎重に下った。 途中フィックスロープがかかっているところでは、懸垂下降の支点があり、冬になると足元が凍るので、懸垂下降するのであろうと想像する。 白出沢の林道にでてようやく一息できた感じでした。

感想:
今回の核心は1日目にフルボッカで急登を登ることだったと思います。7人いたので頑張って行こうという気持ちになりました。一人だったら滅入っていたかもしれません。 全員無事に登頂できてまた天候にも恵まれ本当に良かったです。
冬季は雪があり歩きやすくなるところもあるが、全体を通して急登な尾根なので時間はかかると思いました。蒲田富士手前の登りではフィックスロープが雪で隠れていてロープを出さないといけないかもしれないし、涸沢岳手前の尾根はアイスバーンになっていて慎重なアイゼンワークを必要とするかもしれません。冬に備えることができて良かったと思います。

(記録:MH)



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