燧ケ岳山スキー

日程:2018年5月11日〜12日

<行動記録>
 5月11日(金)天気:晴れ
 自宅を7時過ぎに出て、横浜駅から上野東京ラインを使い上野駅に出る。そこから地下鉄銀座線を使い浅草駅に出る。9時発の東武日光線の特急リバティ111号に乗り、会津高原尾瀬口に12時05分に着いた。
 会津バス12時40分発に乗り、七入にある七入山荘に14時過ぎに着いた。温泉が15時から入れるということで、暫しまったりして風呂に入り、缶ビールを飲む。
 18時からの夕食は、イワナの刺身、イワナの塩焼き、山菜の天ぷらなどを摘まみに生ビールを飲む。20時に就寝する。
 5月12日(土)天気:晴れ後曇り
 5時に起床する。テルモスにお茶を入れ、昨日頼んでいたおにぎりを受け取り、宿の方に6時に御池に送ってもらう。
 御池に10分ほどで着き、ザックにスキー板を着け、駐車場の裏から歩き出そうとするが、雪が例年に比べ少ないので、夏道を行くことにした。スキー板が樹木に引っかかり難儀しながら登る。途中より雪が出てきて、つぼ足で歩く。1時間強で広沢田代に着く。木道が現れていた。
広沢田代から熊沢田代の登りはどこでも登れそうであるが、夏道は右に付いていた。右よりの斜面を少し登ると、その先は結構急になっていた。急登を登り切ると熊沢田代に到着する。木道が現れベンチがあり、池塘が現れていた。そこで休憩をして朝食のおにぎりを食べる。田代の東側をシールを付けて登る山スキーヤーがいた。熊沢田代から燧ケ岳の俎ー頂上が見えるが、雪の少ないのに驚く。本来ここが大雪原のはずだからだ。
熊沢田代から頂上へ目指しトラバース気味に登り、ハイマツの間の沢筋を登る。山スキーヤーが下りてくる。途中で休憩をしてアイゼンを付け高度を上げていく。ラストの300m位は雪原となって、10時40分に俎ーの直下に着く。朝食の残りのおにぎりを食べ、俎ーへ夏道を伝い登る。すると、尾瀬沼や尾瀬ヶ原の先に至仏山が見える。尾瀬ヶ原はもはや雪は無く、5月下旬のような山容であった。
 写真を撮り荷物を置いた地点に戻り、スキー板を履き下る。数日前に振った白い雪が5cmほど積もりその上を滑る。平らな斜面で斜度は40度くらいあるが、快適に滑ることができた。登ってきた斜面に入り、あっという間に熊沢田代付近まで滑った。そこから、熊沢田代の東側を雪がつながっている所を選びながら、滑って行く。少し滑り下りたところで携帯にインストールした山と高原地図のGPSで位置を確認すると、東田代の東側まで来てしまったので、少し登り返し更に、尾根を乗越し広沢田代を見渡せるポイントに出る。そこから滑り下り広沢田代の東側の沢筋へ入る。ここは雪が適度に付き滑れた。そこから御池まではトラバース気味に滑らなければならないのだが、雪が消えており、仕方なく小さな沢の方の雪があるところを目指し滑るが、途中で藪漕ぎを強いられる場面があり苦労する。沢筋を伝って滑り最後は歩いて行くと御池から沼山峠へ行く林道に13時40分に出る。林道を20分ほど歩いて14時に御池に到着する。
 荷物の整理をして14時40分発のバスで会津高原尾瀬口駅に出て、会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道を使い、栗橋駅まで出て、そこからJR宇都宮線で横浜駅まで戻り自宅へ帰った。

<行動時間>
 5/12 6:05御池6:25-7:30広沢田代7:40-8:45熊沢田代9:00-10:40俎ー直下-俎ー頂上-直下11:30-13:40林道-14:00御池

<山行雑感>
 燧ケ岳の山スキーは20年近く前の4月に来たことがあり、その時は七入から御池まで歩き、燧ケ岳へ取り付いた。頂上直下まで登り引き返した経験があるが、それに比べ雪が少ない今回とは言え、地球温暖化が進んでスキーシーズンの短さを痛感した。また、ルートファインディングの際に、携帯のGPSで自分の位置を何度も確認しながら、雪がつながっている所を選び行動したことは、藪漕ぎをしたけれど早く下山したことにつながった。
 宿のご主人もテレマークスキーをやる方で、いろいろお話を聞いたが、御池までの道が通行可能になるのは、雪のあるなしではなく、道路管理課の方の判断によるところが大きいらしい。例年だと4月20日以降のことが多いと聞いたが、いつ開けるかは未定らしい。越後駒ケ岳に山スキーに来て、御池までの道が通れると分かると、燧ケ岳へ向かう山スキーヤーが多いらしい。
 宿の方の話しでは七入付近が、今年のように新緑で被われているのは昨年より2週間は早いと言っていた。また、今回に来られていた地元の山スキーの方が10日前に硫黄沢に何とか下ったらしい。



記録 KOS


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