田沢湖・駒ヶ岳山スキー

日程:2019年2月22日〜23日

<行動記録>
 2月22日 天気:曇り
 東京駅6時32分発のこまちで田沢湖駅に9時21分に着いて、ロッジヨーデルの車で宿に9時50分に着いた。ロッジヨーデルはリーダーのKTARO氏の親族が経営している宿で、車は母親が運転し、嫁のMIWAさんとで迎えに来てくれたのである。我々の他、KTARO氏の友人の方が一名同乗した。

 宿に着き直ぐにスキーのできる支度をして10時30分に宿の車でゲレンデへ向かった。12時半に昼食を食べ、夕刻まで各々スキーの練習に励んだ。その際、KTARO氏からスキーの手ほどきをして頂いた。

 17時から明日の山スキーの打ち合わせを行い、事前に下見をしてきたKTARO氏の方から山の状況を聞いて、装備はピッケル、輪カン、シールを持参し、昼食はおにぎりを持参して行くことになった。

 2月23日 天気:晴れ時々曇り
 5時に起床して、朝食としておにぎりを食べて5時50分に宿の車で登山口のアルパ駒草まで移動し、シール登行に入った。旧ゲレンデで圧雪された堅い雪の上を20分ほど歩き、衣類調整を行って、ゲレンデトップの所で休憩してから林道に入った。天気予報より天気が良く、駒ヶ岳が良く見え気分が良くなった。
登行するに従い、駒ヶ岳(男女岳)が白く輝いて見える。どこからでも滑れそうな山容である。しかし、手前には沢が入っており、その沢を渡ることが難しいようだ。林道の途中で休憩を入れ、八合目の避難小屋に9時25分に着いた。
 避難小屋の1階で持参したおにぎりを食べ、KTARO氏の指示でスキー板をザックに付け、輪カンで歩き始めた。ハイマツ帯の上を歩いて行くと、雪が薄く多少足を取れられながら歩き、ピークを越えたところでシール登行に変える。そこから男女岳へ登りにかかる。頂上直下は傾斜が急になり、クラスト気味なので注意しながら登る。
頂上に12時25分に着き、幸いに視界が開けて、展望を楽しみ、滑走準備に入る。この頃よりガスが出始め、雪も降り始めた。まずは、KTARO氏がかっとんで行った。素晴らしい滑りに皆、感激する。続いてMA氏、IZA氏と続き、KOSが滑る。雪質は柔らかく滑りやすいのが幸いして、チョー気持ち良い滑りができた。YAMA氏は最初の急斜面に苦労しながら滑って行く。MH氏はしんがりを勤め、軽い滑りで急斜面を下る。鞍部に滑り降りてしばし休憩を取る。
 休憩後に目の前の斜面をも一本やろうということで、シールを付け登行準備に入る。すると、急に視界が悪くなり雪が強くなってきたので、シール登行をあきらめ、降りることにした。カール状の斜面を滑ろうと試みるが、斜度がきついのであきらめ、登ってきた沢筋を滑り降りることにした。途中のトラバースで多少時間が取られたが、無事に八合目小屋に13時50分に着いた。そこから林道に沿って滑り降りて、林道を使ってゲレンデに近いところに滑り降りた。後は板を担ぎ、ゲレンデに出て、一本滑って宿に戻った。

 夕食はきりたんぽ鍋で美味しく頂き、日本酒「秀吉」に感激したグルメ旅ともなった。また、温泉も水沢温泉の湯が引かれ、24時間入り放題なのも嬉しい。

<山行雑感>
 前日までの天気予報では23日はあまり良くない予報であったが、天候に恵まれて気持ち良い山行となった。駒ヶ岳の山容が良く分かった。また、山の雪質も思った以上に良く、ゲレンデより滑りやすかった(例年ではもっと良いようだ!)。下部の樹林帯での下りで、KOSは木に足を取られ、苦労する場面もあったが、無事に全員が降りられたことは良かった。YAMA氏もスキーを始め2年目で良い経験になったと思う。次の八甲田や鳥海山にこの経験を生かして欲しい。リーダーを務めたKTARO氏は下見もして、安全に配慮していたことは関心すると同時に、スキーの上手さは別格であり、その指導も丁寧でわかりやすい。

記録 KOS


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