南八ヶ岳 赤岳

日程:2017年12月30日〜31日
行程:
12/30(土) 快晴  入山
(SUGI、MATCH) 横浜駅=(電車)=茅野駅=(バス)=美濃戸口〜美濃戸〜柳川南沢〜行者小屋CS
(N、ZUKA) KATAリーダーの天狗岳〜硫黄岳隊に参加して行者小屋CSに至る

12/31(日) 曇り  登頂・下山
起床4:30 - 行者小屋CS6:30 - (文三郎道) 8:15赤岳8:30 - (文三郎道) 9:30行者小屋CS10:15 - (柳川南沢) 11:55美濃戸山荘12:00 12:55美濃戸口13:20 =(バス)= 13:57茅野駅14:19 =(電車)= 16:02八王子駅

山行報告
12/31(日) 曇り
朝4:30起床。朝食の棒ラーメンを頂き準備をしてテントの外に出ると「そんなに寒くないね」なんて話をしてるので腕時計の温度計を見ると-10℃。八ヶ岳は寒いって聞いていたし、過去の山行報告を見ると-20℃とか書いてある。それに比べれば今日は風も弱いし、なによりも防寒対策をバッチリしているので-10℃だが寒くは感じなかった。
昨日、美濃戸口から入山し行者小屋CS(キャンプサイト)で合流したSUGIさん、MATCHさんのテントに不要な荷物を置かせてもらう。29・30日と天狗岳・硫黄岳の行動を共にしたKATAさんとABさんは赤岳には行かずにそのまま美濃戸口に下山する。ここでお別れだ。2人に見送られながら行者小屋CSを6:30に出発した。

歩き始めて少しすると右側にトレースがあり、阿弥陀北稜へ向かうものだと教わる。3カ月前に初めて八ヶ岳に来て上った文三郎尾根の鉄階段は雪でほとんど埋まっていた。前に来た時は急な上り坂でキツイなぁなんて思っていたが、今回は雪山で状況は違えど2回目なのでその時の上りのイメージが残っているからであろう、こんなものだとわかっている分気持ちに余裕をもって上ることができた。
行者小屋CSを出て35分くらいしたところで少し開けた平らなところに出る。ちょっとした休憩ポイントだ。こういうのを覚えておくといいよと言われた。そこから少し上ったところで今度は左側に赤岳主稜へ向かう分岐に着いた。ここからも取付きのチョックストーンや支点のスリングが見える。
赤岳頂上と中岳・阿弥陀岳の分岐に出ると風が強まった。ちっ、今日はそっちからの風であったか。風が吹くとやはり寒い。目出帽はしていたが、ネックウォーマーも目の下まで持ち上げた。後ろを振り返ると雪をまとった阿弥陀岳が静かにこちらを見つめている。
そこから10分ほど進み赤岳頂上とキレット・権現岳の分岐に着く。この先頂上まで少し岩場がある。大したところではないが、先週鷹取山でアイゼンとグローブを着けて岩場を登る練習をしておいて良かったと思った。
8:15赤岳南峰頂上に着いた。狭いし風が強いので写真だけ撮ってすぐ近くの北峰、赤岳頂上山荘前に移動して風をしのぎながら休憩。雲が多くスッキリしない天気だったが、富士山や周囲の山を見渡すことができたので良かった。
下りも上りと同じく文三郎道を下り、行者小屋CSに9:30に着いた。テントを片付け準備をして10:15に出発。行者小屋からは柳川南沢コース。途中何カ所か脇道にトレースがあり、それぞれ阿弥陀岳北西稜、摩利支天沢、南沢大滝・小滝へ向かうトレースだと教えてもらいながら下って行く。小雪がぱらつく。
11:55美濃戸山荘前に着き休憩。行者小屋CSからの下りでは40人くらいとすれ違ったかな。みんな初日の出を見に来たのであろうか。明日は混みそうだな。今日下山で良かった。美濃戸山荘から美濃戸口まで歩いて50分ほどの路面が凍結していて、転びはしなかったが何度か足を滑らせた。間違いなく今日の核心部であった。
12:55美濃戸口着。13:20のバスに乗り込む。車内は空いていて1人2席ずつ使え横にザックを置いて座り少しウトウト。13:57茅野駅に到着。
14:19発の特急あずさに乗る。Nさんが自由席でいいよねと言ってみんな自由席券を購入。下りの列車は混んでいたが、上りは空いていた。席を向い合わせにして4人で乾杯をして、16:02に八王子駅に到着した。

感想
今回2回目の八ヶ岳で、天狗岳・硫黄岳・赤岳を登り、八ヶ岳の概念がだいぶつかめてきて親近感が湧いてきた。また雪上訓練やアイゼントレ、それに無雪期に下見しておくことの大切さなんかがわかった気がした。少しずつステップアップしていき、いろんなルートに挑んでいきたいと思う。

記録:ZUKA
以上

 

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