阿能川岳

日程:2017年4月1日(夜)〜2日


<行程>
4月1日(土)
大船駅西口など 20:00 <車> 23:20着 道の駅みなかみ水紀行館

4月2日(日)
起床4:30−道の駅みなかみ水紀行館5:25発 <車> 5:40着仏岩ポケットパーク6:10発−7:22着 ヨシガ沢山 7:32発−8:27着 鍋クウシ山 8:37発−11:30着 阿能川岳山頂 12:00発−14:42着ヨシガ沢山14:52発−15:55着仏岩ポケットパーク

4/1の夜に長津田、県民センター、大和駅、大船駅にそれぞれ集合し、水上ICに向け出発。途中、上里SAの休憩スペースで合流した。今回は総勢15人という大世帯での会山行となった。大船駅を出た時には小雨が降っていたが、高速を北上するうちに雨は止んでいた。23時前に水上ICを降りて、国道291号沿いのセブンイレブンに立ち寄った。各々明日の食料や寝酒を購入。その後、道の駅みなかみ水紀行に停車し、軽く酒盛りを行った。寝る前に夜空を見上げると星が一面に広がっていた。
4/2は、4時半に起床し、阿能川岳の登り口へ向けて出発。雲一つない快晴だった。関越自動車道の高架下を通過し、坂道を上っていると1匹のキツネが道路を横切って山の中に入っていった。5:40に仏岩トンネル手前の駐車場、仏岩ポケットパークに到着。身支度を整え、準備体操後、MTDリーダーを先頭に隊列を組んで登り始めた。

コースには踏み跡が残っており歩きやすかった。朝は寒かったため着込んでいたが、天気がいい上に風もほとんどなかったため登り始めて10分もするとジワジワ汗が出てきた。吾妻耶山との分岐で衣類調節の小休止をとり、台形状の独特な形をした吾妻耶山を背にして再び歩き始めた。駐車場を出発してから1時間10分程で1つ目のピークのヨシガ沢山に到着した。視界が開けて周囲の山並みを見渡すことができた。その後、送電用鉄塔の傍を通過し、8:27に2つ目ピーク鍋クウシ山に到着し、再度休憩をとる。
さらに1時間ほど歩き、アイゼンとスワミベルトを装着。スワミベルトとは、ウエストに巻くハーネスであり、今回は120cmスリング×1、60cmスリング×1、ロック付きカラビナ×2を利用してスワミベルトを作った。ウエストから延びているところを「牛のしっぽ」というらしい。このあたりから痩せ尾根やシャクナゲの木々の間などを通過することになる。木々の間を通ろうとするたびにザックが引っかかり、地味に体力を消耗する。歩き続けていくと予定していた岩場に到着。ここで、30mロープを取り出し、リーダーのMTDさんとNSさんがフィックスロープの設置を行った。高低差は4m程、足場もそれなりにあったが、フィックスロープを使った下りのよい練習となった。ロープを設置し、そこを大人数のパーティーが通過するにはかなり時間がかかるということを身をもって知ることができた。
その後、アップダウンと繰り返し、先行する登山客の姿を目印に山頂を目指した。11:30に阿能川岳の山頂に到着。正午近くになってもほとんど雲は出ておらず、360℃見渡すことができた。北側には谷川岳、万太郎山、仙ノ倉山が尾根伝いに並んでおり、東から南の方角には至仏山、武尊山、皇海山、赤城山を望むことができた。
20分ほどの休憩を取った後、谷川岳を背景に集合写真を撮影。下山を開始する直前に阿能川岳と書かれた山頂標を識発見し、記録用に撮影。立木にくくりつけられてあり、かなり控えめな小さい標識だった。駐車場から山頂までしっかりした踏み跡があり、当日に数名の登山客とすれ違ったことから阿能川岳の人気度を感じることができた。

正午ちょうどに下山を開始。阿能川岳から下っている最中に、関越トンネルの群馬側の出入口と関越自動車道を見下ろすことができた。東京−新潟間を高速バスで移動するたびに通過するトンネルだが、そのトンネルが今歩いている山の一部を貫通していると考えると不思議な気分になった。12:50頃にフィックスロープを設置した箇所に到着し、全員が上り終えた後にMTDさん・NSさんが回収してくれた。適宜休憩を挟みながら、14:42にヨシガ沢山に到着、15:55に仏岩の駐車場に無事帰還した。
終日天候に恵まれ、とても気持ちのよい山行となった。道具の片付けを済ませて、ポケットパーク駐車場を出発。道の駅みなかみ水紀行館でお土産や飲み物を物色。天然物の舞茸がとても美味しそうだった。買い物後、高速に乗り、上里SAで食事および精算を行った。上里SAにて解散し、各車ごとに帰宅の途についた。

(記録TNK)



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