2018年3月会山行 白毛門から赤沢山の記録

日程 2018年3月9日(夜)〜11日

3月9日(金) (水上の最低気温1℃、最高気温5.8℃)
21:45横浜⇒厚木経由⇒25:30谷川岳ベースプラザ

渋滞も無く水上に到着しいつものコンビニに寄る。土合駅駅前は除雪のため駐車禁止になるとの情報だったが駐車は可能だった。駅の駐車は除雪が出来なくて迷惑だと言うことなので有料で谷川岳ベースプラザに停車することにする。道路が一面白くなる程度の雪が降っていて、ノーマルタイヤで坂を登れない車が居た。ベースプラザは1階の半分が駐車禁止になっていた。

3月10日(土) (水上の最低気温−1.7℃、最高気温3.7℃)
5:30起床7:00→7:14白毛門登山道入口→7:20東黒沢の橋7:40→9:16 1154m→10:38 松木沢ノ頭1484m→11:46鎖場手前1650m→12:25白毛門山頂→12:45 8:45(2P)→13:20赤岳1608m→13:34 1526m→13:49 丸山のコル

朝準備をしていると、テントで仮眠は禁止だと係員から注意を受けた(帰りにNさんが確認したら、火を使った人がいたらしく今後は夜間閉鎖も検討しているとの事だった)
各自準備を終えて7:00にベースプラザを出発。橋を越えて白毛門登山道入口から雪道へと進む。東黒沢に架かる橋に細く雪が乗っていた。東黒沢は完全に露出しており橋を迂回して跨ぐ事は出来ない。20分程かけて各自ピッケルを出したりして慎重に橋を渡った。
雪面はやや硬い所があったがしばらく高度を稼いでからアイゼンを装着した。松木沢ノ頭からは樹木が減り視界が開ける。しばらく稜線を進み斜度が上がる。ここは雪崩の危険があるため、Nさんの指示で間隔を開けて登った。雪面に割れ目があったがまだ成長していなかった。鎖場手前の岩陰で長めの休憩を取り、鎖場を通過、鎖は露出していた。最後の急登を登り開けた白毛門の山頂に到着。
写真を撮り早々に前進を再開する。ここから先はトレースも無くなり生憎ガスも出てきて進む方向を見誤りそうだったが、地図とガスの切れ間の眺めを頼りに前進した。上越国境から離れるに従いガスが薄れて武尊岳方面の眺めを得る事ができた。雪質は殆ど踏み抜く事も無く快適な稜線歩きとなった。丸山乗越への下りも雪庇に阻まれる事も無く14時前にコルに着く事が出来た。ウツボギ沢への山行の際にこのコルを越えた時は藪に覆われていたが、雪のおかげで開けた雪原になっていて快適な幕営地だった。早々にテントを設営して酒を飲んだり、水を作ったりした。
3月11日(日)(水上の最低気温-2.2℃ 最高気温8.2℃)
4:30(起床)6:30→6:52丸山→7:39 1482m→8:20 1391m→9:05赤沢山山頂9:27→11:00東黒沢の橋手前→11:55谷川岳ベースプラザ→12:10ふれあい交流館13:00→17:30横浜

各自準備を進め、明るくなってから出発。いきなり丸山への登り返しがキツイ。天気は快晴とはいかず薄雲が広がっているが、お陰で日焼けは気にしないで進めた。丸山を過ぎた所で反対側からの3人パーティーとすれ違う。ここからはトレースが得られてルートに迷う心配が無くなった。
今日も雪質に恵まれてラッセルも踏み抜きも無く、快適に進む事が出来た。アップダウンを幾つか繰り返し赤沢山に到着。山頂には複数のパーティーが居た。少し長めの休憩をして、下山開始。読図を楽しみにしていたがトレースが増えて迷う事はなくなった。標高がさがり日当たりが良いところでは地面が露出している部分もあった。最後は雪崩れる危険性の高そうな沢筋を下り、夏は駐車場になる白毛門登山口の広場に出た。広場で休憩後、谷川岳ベースプラザに移動して装備を整理して、水上温泉のふれあい交流館で温泉につかった。今回は雪質に恵まれて想定外に早く下山することができたが、ラッセルや踏み抜きがあると苦労するかもしれない。

(記録:KN)


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