丹沢玄倉川小川谷廊下沢登り

日程:2016年7月3(日)

天気:曇りときどき晴れ

7:45登山口駐車場→8:00出発→8:50沢とりつき→→13:00遡行終了 休憩  →14:20西丹沢県民の森 →15:00駐車場/15:30解散

7月24日に開催される岳連の沢登り教室の講師アシスタントをM(A)が行う為、下見山行を実施した。

KN車に6時15分平沼橋でピックアップしてもらい、玄倉バス停で登山計画書を提出、トイレを済ませて、岳連講師の2人と待ち合わせた駐車スペースに移動。林道の閉鎖ゲートの上の広めの駐車スペースも満車に近かったが無事駐車できた。装備を確認して、8時出発。

約1時間の登山道アプローチの後、丹沢県民の森の手前の、カーブミラー+ケルンのところから一旦踏みあとを確認するが、急な崖と堰堤があった為、もう一つの降り口に向かう。カーブ手前の低いコンクリートの壁のところから小尾根を降りる踏みあとがあり、最後は残置ロープを伝って河原へ降りることが出来た。沢登り教室でもこちらのルートだろうということになった。河原で沢装備を装着。数メートル脇に入ったM(H)の靴にヒルが飛びついて来たと、山ビルファイターを散布。私も靴を履こうとしたら、指に山ビルがくっついていて絶叫。山ビルファイターを噴射する。

山ビル騒ぎの後、沢に取りつく。ほどなく、F1。まだ体の固さを感じる。F2はCS。主任講師のI氏がさっさと登って、後続を待つ。KNさんが下部の流木と、中間の残置スリング、上部にI氏が足したお助けスリング(短)を使って通過。M(A)はここの時点で、すっかり沢登り教室の生徒役が確定。I氏が上部にハーケンを打ち、長いスリングを足す。後続も無事通過。その後も次々と滝を登攀。遡行図上標高580Mと示されているところで休憩、そこで追い付いてきたガイドパーティーと2名の男性若者のパーティーに先をゆずる。つるつるの大岩は残置ロープを利用して通過。滝のほとんどの取りつきが腰以上の釜がある。また、巻き道も良いとは言えず、教室当日はFIXするだろうということで、ハーケンを確認しながら遡行する。
中級の沢だけあって、小滝も楽勝、という感じではなく、慎重に登っていく。教室の想定もあり、安全第一で、なるべくロープを出してみる。最後は壊れた堰堤をくぐり、さらに進み、沢登り教室でも休憩場所と沢装備を片付けるという大きな河原に出て、遡行終了。沢装備からアプローチシューズに交換していると、KNさんがヒルの被害にあっているのを発見。血をふんだんに吸って巨大化していた。

鹿柵沿いに上がっていくと作業道に出て、丹沢水平歩道といってもよいようなアップダウンの少ない道をひたすら歩く。途中ザレているところ、崩壊しそうなところには、トラロープ有り。約1時間で、林道に出て、丹沢の森のトイレを利用し、閉鎖されているゲートまで談笑しながら移動、無事駐車場に到着。
今回は、岳連の沢登り教室の下見ということで、危険個所の確認やハーケンの位置、FIXをどうするか確認しながらの遡行となった。自分は小川谷廊下が初めてだったため、少し難しく感じた。神奈川岳連の沢登り教室では講師アシスタントの為、下見をして良かったと思った。

短い沢だが、2級の沢なので、会で行くときは沢登りの登攀に慣れている人でチャレンジしたい。

以上


(ASA記)


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