八甲田山スキー

日程:2017年1月7日〜9日

<行動記録>
 1月7日(土)天気:晴れ
 平沼橋駅5時16分発の相鉄線に乗るため駅へ行くと、すでにM夫妻が来ていた。横浜駅発5時25分発東海道線高崎行きに乗車して、一番後ろの車両に乗ると空席があり座れた。5時55分に東京駅に到着し「駅弁屋・祭」でいつものように缶ビールと駅弁を買って、待合室で少し待って6時20分を過ぎてから21番線に入ってはやぶさ1号に乗車すると、すでにOGA氏は座っていた。OGA氏は酸ヶ湯温泉を同宿する形で参加した。新年の挨拶を交わしているといつの間にか、新幹線は発車した。
 OGA氏と缶ビールで乾杯して駅弁をたべると、何時しか眠くな寝てしまった。盛岡駅あたりで目が覚め、車窓を楽しむが雪が少ない感じがした。

 9時50分に新青森駅に着いて、予約して置いたタクシーにて八甲田ロープウエーに向かった。運転手から「今日暖かいでしょ!」「こんなの50年ぶりだ!」という言葉があったし、駅周辺も雪はほとんどなく冬の陽気ではないことを実感した。
 11時35分に八甲田ロープウエーに到着しKOG氏に預けたスキー板、靴などを受け取り、スキーの準備に入った。直ぐにロープウエーで頂上駅に向かい、車内から景色を見ると、青森の市内だけでなく、その先まで見えて、岩木展望の素晴らしさに感動ではなく愕然とした。それは、今回の山スキーは新雪を求めて来たからである。
 頂上駅で直ぐにレストラン「ひなざくら」へ行き昼食を食べた。新しく増えた鍋焼きうどんに缶ビールを頼んだ。

 最初の一本は今シーズン初めてのスキーでスキーの感覚を取り戻すため、ダイレクトコースをゆっくりと滑った。気温が低いので滑りにくくはなかった。2本目もダイレクトコースへ行き、樹林帯へ入り新雪を滑るも滑りが悪く通常のコースへ戻った。  下へ滑り降りてまだ、時間が2時半なのであと2本かなどと話すが、小清水、KOGは後一本で良いので、ロープウエー頂上駅でゆっくり休でから変形モッコ沢へ行くことにした。
 ホレストコースから入り、直ぐに左に策が出てくるので、そこの斜面が滑り、新雪ならいい斜面なのになあと落胆しながら滑った。下へ折り左に滑り、右に折れると沢に出て、その沢を渡り樹林帯をトラバースするとホレストコースに出た。下へ降りて時刻を確認すると15時25分であった。ちょうど良い時間であるので酸ヶ湯の4時の送迎バスを待つことにした。すると、KOG氏がザックを頂上駅に置いてきたことに気づき、ロープウエーのスタッフに下まで届けてもらった。
酸ヶ湯温泉に着いて、荷物の整理をして風呂へ行くときに明日のツアーの申し込みを行い、酸ヶ湯の千人風呂へ入った。その後はいつものように夕飯まで酒を飲んだ。KOG氏持参の日本酒を美味しく頂いた。18時半に夕食を食べ、スキーガイドが津軽じょんがら節の演奏が19時半からあるので、それを聞いた後は、三々五々眠りに入った。

1月8日(日)天気:快晴
 6時に起床して6時45分に朝食を食べる。いつもながら美味しい朝食である。
 8時半になり身支度を調えツアーバスを待った。その時、大岳が綺麗に見え素晴らしかった。ツアーバスは9時に出発し、9時10分にロープウエー駅に着いた。板を受け取りロープウエー乗車の列に並ぶが3連休ともあり3本待ちで乗車し、頂上駅に着いたのが10時10分であった。
 ツアーは幾つかに分かれ、我々はスキーのゆっくりチームに入った。10時30分にツアーはスタートして、板を担ぎ田茂谷地岳のピークまで歩いた。そこで板を着け、ガイドから八甲田温泉ルートへ行くと話しがあり、田茂谷地湿原の所まで滑り、シールを付けるようガイドから指示があった。快晴で暑いので衣服を一枚脱いだ。八甲田連峰から岩木山と3月のような天候で、青空が広がっている。
シール登行でゆっくりと歩いて行き途中で休憩を入れ、さらに歩いて行くと最初の斜面に出る。残念ながらスキーのトレースがいくつもあり、比較的無いところをガイドが案内ししてくれた。右の沢筋へは入らないように、自信のない者は左へ滑るようにとアドバイスがあった。思い思いのシュプールで底に滑り込み、いつもなら階段登行で歩いて行くのだが、トラバース気味に歩いて行き、樹林帯の比較的滑っていない斜面を滑った。そして、右にトラバースして、八甲田温泉のメインの斜面に滑り込みかと思いきや、そのまま樹林帯を滑って行き、12時45分に八甲田温泉に到着して、午前のツアーを終了した。
迎えのバスでロープウエー駅に着いたのが1時20分で、午後のツアーのスタートが14時30分頂上駅集合とガイドから話しがあった。直ぐにロープウエーで頂上駅へ向かったが、KOG、OGA氏と他3名は1本遅れて乗車となり、松嶋夫妻と小清水は持参したおにぎりで昼食とした。  午後のツアーは14時半出発で銅像コースである。天気が良いので前岳の頂上から滑り込むとガイドから説明があり、今まで前岳頂上から滑ったことは無かったので新鮮味が沸いた。
 田茂谷地岳からいつものようにトラバース気味滑り、最初の斜面を滑り込み、底の所でシールを付けた。前岳に向かいシール登行をして、前岳の鞍部からジグザグに登行して、前岳の頂上に15時半に着いた。ここから見るロープウエーの駅、井戸岳の展望は、岩木山の展望といい素晴らしかった。

頂上から左の尾根に沿って滑り、いつもの銅像ルートの斜面に入った。ここは昨年、一昨年と新雪のパウダーが楽しめた所である。いつもより積雪が1m以上少ないので、ブッシュが露出しているのでスピードが出せないし、雪が重く足に負担がかかる。午後でもあり疲れも出ている所で慎重に滑る。その後も樹林帯を滑って行く。16時20分に銅像茶屋の所に着いた。迎えのバスで酸ヶ湯温泉に16時45分に着いた。

 明日の午前中のツアーの申し込みをして、風呂に入りいつものように酒を飲んで、18時30分に夕食を食べに行った。  夕食後はうだうだして22時過ぎに寝た。

1月9日(月)
 6時起床する。外を見るとまだ暗い。6時45分に朝食を食べに行く。窓の外は雪がちらついているが積もりそうな雪では無い。天気予報は曇で9時頃から雪で12時には雨とあった。  ツアーのバスは9時に出発し、八甲田ロープウエーに9時13分に着いた。ロープウエーは意外と空いていて待つこと無く乗れた。こんなの初めてと喜ぶ。頂上駅に9時25分に着いて、ツアーの出発を待った。昨日同様にスキーは早いチームとゆっくりチームに分かれた。今日はなぜかゆっくりチームのメンバーが多かった。

 9時55分にツアーは出発し、頂上まで板を担ぎ登って板を着けた。天気は曇ながら視界は良好、気温は-4℃、東の風5mと暖かい。薄着で出発して正解である。コースは銅像コースである。板を着けゆっくり左にルートを取り、一番左の斜面を滑り込む。新雪ならいい斜面なのだが比較的重いので板が取られる感じがする。底まで滑りいつものようにシールを付ける。  シール登行は左斜めに迂回するように登っていき、前岳の鞍部に出る。そして前岳の斜面をトラバースして一番奥(下から見ると右)の斜面へとやや登って行く。シールを外し、新雪ではあるが結構前に降った雪のため重く感じ、板が引っかかり思うような滑りは出来ない。下から見ると結構いい斜面であるが、ブッシュがかなり出ている。下からは樹林帯に入り、シュプールの少ない所を滑って行った。

 その後も樹林帯を行き、日陰の所は結構板が走った。そして、沢を渡る所が2カ所あり、最初の所ではかなりえぐれていて振られて転んでいるものもいた。
 その後は斜面が緩くなり新雪に入るとかえって板が走らないので、前のトレースに沿って滑って行く。途中松嶋氏が気温を見たところ+2℃とかなり暖かい。ガイドから銅像茶屋の裏手にある銅像を見たことありますかと聞かれ、ほとんどのツアー参加者が見たこと無いということで、少し遠回りをして銅像茶屋に着いた。すると銅像茶屋の裏手の松の木の横に銅像があるのが分かった。12時05分ツアーは終了した。迎えのバスで12時45分に酸ヶ湯温泉に戻り、荷物を整理して風呂へ入って汗を流した。風呂上がりの生ビールは実に美味しかった(小清水だけ味わう)。
 14時にKOG車でKOG邸に荷物とスキー板を置いて、青森駅へ向かった。地下の市場の三国へ行くためである。青森駅に15時15分に着いて、新幹線の指定席の乗車変更をして、三国で「刺身定食」と豊杯大寒仕込みの日本酒を味わい、鱈の白子の刺身(火であぶりボンズに漬けたもの)と海の幸を美味しく頂いた。新青森駅発17時22分発のはやぶさ30号で帰った。
<コースタイム>
 1月8日
 八甲田温泉コースツアー10:30発-12:45八甲田温泉着-ロープウエー着13:20-13:55頂上駅着  銅像コースツアー14:30発-15:30前岳頂上着-16:20銅像茶屋着
1月9日
 銅像コースツアー9:55発-12:05銅像茶屋着
<参考資料>
 新青森駅-八甲田ロープウエーまでのタクシー代6790円
 JRバス利用だと1350円 新青森駅発10:20-八甲田リープウエー着11:25
往復交通費
 JR 3連休パス14050円
 JR新幹線特急指定席7400円×2

<山行雑感>
1. ここ数年1月の3連休に八甲田に山スキーに来ているが、今年のように雪が少なく、快晴になったことは無い。南岸低気圧のため3月のような陽気になったためと思われる。
2. 来るときはあまり良いイメージは持てなかったが、ツアーに参加して2日目に八甲田温泉と銅像の2本を滑り、しかも前岳の頂上に登れてことは充実していたと言える。さすがにガイドはいい斜面を探して案内してくれたものだと関心した。
3. KOG氏、小清水は今シーズン初めてのスキーで、初日は足慣らしのつもりであったが、2日目になっても思い通りのスキーができず、いつになく疲労感の残ったスキーとなった。 4. 3月はOGA夫妻も参加するとのことで、18日〜20日の2泊3日の日程で、酸ヶ湯の部屋を2部屋押さえました。八甲田デビューの待ち遠しいTSUM氏まっていますよ!。

記録:KOS

  
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